IEEE 802.11adとは? わかりやすく解説

IEEE 802.11ad

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 14:36 UTC 版)

IEEE 802.11」の記事における「IEEE 802.11ad」の解説

WiGig」も参照 2012年12月IEEE 802.11ad-2012として仕様確定された。また2013年に、WiGig規格準拠した相互認証プログラムWi-Fi Alliance実施することが発表され2016年提供開始された。 60 GHzという高い周波数帯を使うため、壁や障害物のない、10 m程度近距離でのギガビット通信想定している。 また、60 GHz帯は空気中の酸素共振するため、伝搬減衰大きい。 PHY層はシングルキャリア必須 (4620 Mbps)、OFDMオプション (6756.75 Mbps) である。最大伝送速度は6.8 Gbpsチャネル幅は2.16 GHz幅。57 GHz - 66 GHz利用利用可能チャネル中心周波数以下の通り。 CH1: 58.32 GHz CH2: 60.48 GHz CH3: 62.64 GHz CH4: 64.8 GHz MCSPHY変調符号化率伝送レート (Mbps)1 シングルキャリア π/2-BPSK 1/2 385 2 770 3 5/8 962.5 4 3/4 1155 5 13/16 1251.25 6 π/2-QPSK 1/2 1540 7 5/8 1925 8 3/4 2310 9 13/16 2502.5 10 π/2-16QAM 1/2 3080 11 5/8 3850 12 3/4 4620 IP層を介さないPAL層のプロトコル定義されている。 Display PortHDMIへの変換はAV-PAL、PCIeUSB3.0SDIOへのプロトコル変換I/O PAL定義されている。 FastSessionTransferと呼ばれる仮想MAC技術用いることで、60 GHzと、2.4 GHzや5 GHzPHYの間のセッション高速切り替える日本国内においては、2015年11月総務省令第九十九号により、電波法施行規則一部改正する省令公布され、以下の2種類分類されることとなった空中線電力10 mW超のものはキャリアセンス機能具備することが義務けられる証明規則 第2条第1項第19号の4の2 60GHz帯省電力データ通信システム無線局空中線電力10mW超) 証明規則 第2条第1項第19号の4の3 60GHz帯省電力データ通信システム無線局空中線電力10mW以下)

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