Overlapped クラス
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)


Pack メソッドおよび UnsafePack メソッドは、Overlapped オブジェクトからの情報を、非同期ファイル I/O 用の Win32 API 関数に渡すことができる NativeOverlapped 構造体に転送します。Unpack メソッドは、NativeOverlapped 構造体からの情報を Overlapped クラスのインスタンスに転送します。
Overlapped オブジェクトのプロパティを変更すると、このオブジェクトに関連付けられている NativeOverlapped 構造体が影響を受けます。その逆も同様です。

System.Threading.Overlapped


Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


Overlapped コンストラクタ ()
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)


Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


Overlapped コンストラクタ (Int32, Int32, IntPtr, IAsyncResult)
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)

Public Sub New ( _ offsetLo As Integer, _ offsetHi As Integer, _ hEvent As IntPtr, _ ar As IAsyncResult _ )
Dim offsetLo As Integer Dim offsetHi As Integer Dim hEvent As IntPtr Dim ar As IAsyncResult Dim instance As New Overlapped(offsetLo, offsetHi, hEvent, ar)

WaitHandle クラスから派生するマネージ同期オブジェクトのハンドルを取得するには、WaitHandle.SafeWaitHandle プロパティを使用して SafeWaitHandle オブジェクトを取得してから、DangerousGetHandle メソッドを呼び出します。
IAsyncResult の実装により、I/O 操作に関するステータス情報が提供されます。この情報を ar パラメータのコンストラクタに渡し、後で AsyncResult プロパティを使用して取得します。Pack メソッドまたは UnsafePack メソッドにコールバック メソッドが指定されている場合、コールバックは受け取った NativeOverlapped 構造体を展開することによって IAsyncResult を取得できます。

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
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Overlapped コンストラクタ (Int32, Int32, Int32, IAsyncResult)
メモ : このコンストラクタは、互換性のために残されています。 旧式でない代替が必要な場合は、Overlapped(Int32,Int32,IntPtr,IAsyncResult) を使用してください。
ファイル位置、I/O 操作が完了したときに通知されるイベントの 32 ビット整数ハンドル、および操作結果を返すためのインターフェイスを指定して、Overlapped クラスの新しいインスタンスを初期化します。 名前空間: System.Threadingアセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)

<ObsoleteAttribute("This constructor is not 64-bit compatible. Use the constructor that takes an IntPtr for the event handle. http://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=14202")> _ Public Sub New ( _ offsetLo As Integer, _ offsetHi As Integer, _ hEvent As Integer, _ ar As IAsyncResult _ )
Dim offsetLo As Integer Dim offsetHi As Integer Dim hEvent As Integer Dim ar As IAsyncResult Dim instance As New Overlapped(offsetLo, offsetHi, hEvent, ar)
[ObsoleteAttribute("This constructor is not 64-bit compatible. Use the constructor that takes an IntPtr for the event handle. http://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=14202")] public Overlapped ( int offsetLo, int offsetHi, int hEvent, IAsyncResult ar )
[ObsoleteAttribute(L"This constructor is not 64-bit compatible. Use the constructor that takes an IntPtr for the event handle. http://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=14202")] public: Overlapped ( int offsetLo, int offsetHi, int hEvent, IAsyncResult^ ar )
/** @attribute ObsoleteAttribute("This constructor is not 64-bit compatible. Use the constructor that takes an IntPtr for the event handle. http://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=14202") */ public Overlapped ( int offsetLo, int offsetHi, int hEvent, IAsyncResult ar )
ObsoleteAttribute("This constructor is not 64-bit compatible. Use the constructor that takes an IntPtr for the event handle. http://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=14202") public function Overlapped ( offsetLo : int, offsetHi : int, hEvent : int, ar : IAsyncResult )

WaitHandle クラスから派生するマネージ同期イベンのハンドルを取得するには、WaitHandle.Handle プロパティを使用します。
IAsyncResult の実装により、I/O 操作に関するステータス情報が提供されます。この情報を ar パラメータのコンストラクタに渡し、後で AsyncResult プロパティを使用して取得します。Pack メソッドまたは UnsafePack メソッドにコールバック メソッドが指定されている場合、コールバックは受け取った NativeOverlapped 構造体を展開することによって IAsyncResult を取得できます。

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


Overlapped コンストラクタ

名前 | 説明 |
---|---|
Overlapped () | Overlapped クラスの新しい空のインスタンスを初期化します。 |
Overlapped (Int32, Int32, Int32, IAsyncResult) | ファイル位置、I/O 操作が完了したときに通知されるイベントの 32 ビット整数ハンドル、および操作結果を返すためのインターフェイスを指定して、Overlapped クラスの新しいインスタンスを初期化します。 |
Overlapped (Int32, Int32, IntPtr, IAsyncResult) | ファイル位置、I/O 操作が完了したときに通知されるイベントのハンドル、および操作結果を返すためのインターフェイスを指定して、Overlapped クラスの新しいインスタンスを初期化します。 |

Overlapped プロパティ

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | AsyncResult | I/O 操作に関するステータス情報を提供するオブジェクトを取得または設定します。 |
![]() | EventHandle | I/O 操作が完了したときに通知される同期イベントの 32 ビット整数ハンドルを取得または設定します。 |
![]() | EventHandleIntPtr | I/O 操作が完了したときに通知される同期イベントのハンドルを取得または設定します。 |
![]() | OffsetHigh | 転送を開始するファイル位置の上位ワードを取得または設定します。ファイル位置は、ファイルの開始位置からのバイト オフセットです。 |
![]() | OffsetLow | 転送を開始するファイル位置の下位ワードを取得または設定します。ファイル位置は、ファイルの開始位置からのバイト オフセットです。 |

Overlapped メソッド

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Equals | オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | Free | Pack メソッドによって割り当てられたネイティブなオーバーラップ構造体に関連付けられているアンマネージ メモリを解放します。 |
![]() | GetHashCode | 特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 ( Object から継承されます。) |
![]() | GetType | 現在のインスタンスの Type を取得します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | Pack | オーバーロードされます。 現在のインスタンスを NativeOverlapped 構造体にパックします。 |
![]() | ReferenceEquals | 指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | ToString | 現在の Object を表す String を返します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | Unpack | 指定したアンマネージ NativeOverlapped 構造体をマネージ Overlapped オブジェクトに展開します。 |
![]() | UnsafePack | オーバーロードされます。 現在のインスタンスを NativeOverlapped 構造体にパックします。コール スタックは反映しません。 |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Finalize | Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 ( Object から継承されます。) |
![]() | MemberwiseClone | 現在の Object の簡易コピーを作成します。 ( Object から継承されます。) |

Overlapped メンバ
Overlapped インスタンスからの情報を NativeOverlapped 構造体に転送するためのメソッドを含む、Win32 OVERLAPPED 構造体のマネージ表現を提供します。
Overlapped データ型で公開されるメンバを以下の表に示します。


名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | AsyncResult | I/O 操作に関するステータス情報を提供するオブジェクトを取得または設定します。 |
![]() | EventHandle | I/O 操作が完了したときに通知される同期イベントの 32 ビット整数ハンドルを取得または設定します。 |
![]() | EventHandleIntPtr | I/O 操作が完了したときに通知される同期イベントのハンドルを取得または設定します。 |
![]() | OffsetHigh | 転送を開始するファイル位置の上位ワードを取得または設定します。ファイル位置は、ファイルの開始位置からのバイト オフセットです。 |
![]() | OffsetLow | 転送を開始するファイル位置の下位ワードを取得または設定します。ファイル位置は、ファイルの開始位置からのバイト オフセットです。 |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Equals | オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 (Object から継承されます。) |
![]() | Free | Pack メソッドによって割り当てられたネイティブなオーバーラップ構造体に関連付けられているアンマネージ メモリを解放します。 |
![]() | GetHashCode | 特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 (Object から継承されます。) |
![]() | GetType | 現在のインスタンスの Type を取得します。 (Object から継承されます。) |
![]() | Pack | オーバーロードされます。 現在のインスタンスを NativeOverlapped 構造体にパックします。 |
![]() | ReferenceEquals | 指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 (Object から継承されます。) |
![]() | ToString | 現在の Object を表す String を返します。 (Object から継承されます。) |
![]() | Unpack | 指定したアンマネージ NativeOverlapped 構造体をマネージ Overlapped オブジェクトに展開します。 |
![]() | UnsafePack | オーバーロードされます。 現在のインスタンスを NativeOverlapped 構造体にパックします。コール スタックは反映しません。 |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Finalize | Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 (Object から継承されます。) |
![]() | MemberwiseClone | 現在の Object の簡易コピーを作成します。 (Object から継承されます。) |

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