F/A-18C/D
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 10:05 UTC 版)
「F/A-18 (航空機)」の記事における「F/A-18C/D」の解説
.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}} F/A-18C 爆弾を投下するF/A-18D F/A-18D(RC) 1986年度会計で導入された機体から単座型はAからC、複座型はBからDへとアップグレードされた。F/A-18Cの初飛行は1987年9月3日。当初生産されたC/Dと在来型の相違点はコックピット後方の電子戦システムアンテナだけだった。前述の垂直尾翼にクラックが入るという問題はLERXから発生した渦が垂直尾翼に直撃するためと判明したため、上面の渦の流れの方向を変え、尾翼への直撃を減らす目的でビューローナンバー161353以降の機体からLERX上部にLEXフェンスを追加している。この改修はそれ以前の機体に対しても行われている。 機体の空虚重量は2t以上も軽量化された上、1992年以降の引き渡し機からはエンジンが推力を約10%増強したF404-GE-402に換装されたため、最大離陸重量はむしろ増大した。この改良でペイロードにおける恩恵を受け、レーダーも後期生産型からAN/APG-73となったことで、AMRAAM空対空ミサイルやマーベリック空対地ミサイル、ハープーン空対艦ミサイルといった新兵器の運用を可能とした。これ以降、F/A-18は元来の軽戦闘機コンセプトにとどまらない本格的なマルチロールファイターとしての潜在能力を開花させていくことになる。 ビューローナンバー163985から夜間攻撃能力を強化したC[N]/D[N]となっており、1988年5月6日に夜間攻撃型の初号機となるF/A-18D[N]が初飛行している。GPS、新型IFF、AN/AVQ-28 ラスター・スキャン型HUD、AN/AAR-50TINS、カラー多機能表示ディスプレイ、カラー・デジタル自動移動地図などのシステムを装備し、暗視ゴーグルの利用も可能となった。また、AN/AAS-38も装備され始め、レーザー誘導爆弾の投下能力、各兵器の精密誘導投下が可能となった。加えて、電波吸収体の使用によりRCSが低減した。 従来、複座型であるF/A-18B/Dは訓練用として使用されていたが、アメリカ海兵隊のF/A-18D[N]はA-6Eの後継機として実戦部隊での攻撃任務のために配備されている。そのため兵装システム士官(WSO:Weapon System Officer)が搭乗する後席の操縦装置は外され、代わりに左右コンソールにスティック型のハンドコントローラーが設置された。同様のF/A-18Dはマレーシアでも採用されている。ブロック36以降のD型の一部は機関砲を外しATARS(新型戦術機上偵察システム)を搭載したF/A-18D(RC)となっており、アメリカ海兵隊で少数が使用されている。 ビューローナンバー164693以降の機体では新型の射出座席の搭載や燃料を消費状況に応じて移送し機体重心を安定する機能を装備した。輸出向けの機体にはCF-18が迎撃任務時の夜間識別用として採用していた、機首左舷のスポットライトが標準装備となっている。 2000年8月にアメリカ海兵隊に引き渡されたF/A-18Dを最後に生産を終了した。 数機のF/A-18Cがブルーエンジェルス仕様に改造され、老朽化したF/A-18Aと交換されている。 KAF-18C/D クウェート空軍向け機体の非公式名称。40機製造。
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