ExpressionEditorSheet クラス
アセンブリ: System.Design (system.design.dll 内)


カスタム式エディタ シートを使用すると、開発者はデザイン時にカスタム式にプロパティを設定できます。コントロール プロパティ値は、式文字列を使用して設定できます。式文字列は、実行時は式ビルダによって、デザイン時は式エディタによって評価されます。
デザイン時のプロパティ グリッドでコントロールの Expressions プロパティを参照すると、ビジュアルなデザイナでは、コントロール プロパティの値を提供する式を設定するためのダイアログ ボックスが表示されます。式の型は、式プレフィックスの一覧に基づいて選択できます。式プレフィックスを一覧から選択すると、ビジュアルなデザイナは、この式の型の構文に基づいて式文字列を評価および変換するために、関連付けられている ExpressionEditor オブジェクトおよび ExpressionEditorSheet オブジェクトを使用します。ビジュアルなデザイナは、式エディタ シートのプロパティを使用して、カスタム式文字列に組み合わせる 1 つまたは複数の文字列を要求します。
通常、デザイン時に新しい式の型を提供するには、一意な式プレフィックスを定義し、カスタムの ExpressionBuilder および ExpressionEditor の実装を提供します。オプションで、式を形成するために使用するプロパティを定義するカスタムの ExpressionEditorSheet 実装を提供できます。式プレフィックスを式ビルダおよび式エディタに関連付けるには、ExpressionEditorAttribute 属性と ExpressionPrefixAttribute 属性をカスタム ExpressionBuilder クラスに適用し、Web 構成ファイルの expressionBuilders 要素内で式ビルダの式プレフィックスを構成します。
GetExpressionEditorSheet メソッドの既定の実装は、1 つの入力文字列を使用して式を作成する基本的なエディタ シートを返します。ExpressionEditor から派生したカスタム式エディタは、GetExpressionEditorSheet メソッドをオーバーライドして、カスタム エディタ シート実装を返すことができます。通常、カスタム エディタ シートは、式文字列を作成するために使用される複数のプロパティを含みます。GetExpression メソッドは、現在の式のプロパティに基づいて、結果の式文字列を返します。
たとえば、ResourceExpressionEditor クラスは ExpressionEditor クラスから派生し、デザイン時にリソース文字列参照を評価したりコントロール プロパティに関連付けたりするための実装を提供します。ResourceExpressionBuilder クラスは、式のプレフィックスである Resources および ResourceExpressionEditor 実装と関連付けられています。GetExpressionEditorSheet メソッドは、リソース参照式を形成する各プロパティを定義する ResourceExpressionEditorSheet を返します。
ExpressionEditorSheet クラスから継承する場合は、次のメンバをオーバーライドする必要があります。

System.Web.UI.Design.ExpressionEditorSheet
System.Web.UI.Design.ResourceExpressionEditorSheet


Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


ExpressionEditorSheet コンストラクタ
アセンブリ: System.Design (system.design.dll 内)

Protected Sub New ( _ serviceProvider As IServiceProvider _ )
Dim serviceProvider As IServiceProvider Dim instance As New ExpressionEditorSheet(serviceProvider)
protected ExpressionEditorSheet ( IServiceProvider serviceProvider )
protected: ExpressionEditorSheet ( IServiceProvider^ serviceProvider )
protected ExpressionEditorSheet ( IServiceProvider serviceProvider )
protected function ExpressionEditorSheet ( serviceProvider : IServiceProvider )

ExpressionEditorSheet クラスは抽象クラスであるため、ExpressionEditorSheet コンストラクタを使用して ExpressionEditorSheet のインスタンスを直接作成できません。
継承時の注意 ExpressionEditorSheet クラスから派生する場合は、ExpressionEditorSheet コンストラクタをオーバーライドして、式エディタ シート実装にカスタム初期化処理を実装します。 たとえば、追加の式プロパティを実装するカスタム式エディタ シート クラスでは、式プロパティの既定値を ExpressionEditorSheet コンストラクタに定義できます。カスタム式エディタ シート クラスでは、入力パラメータ値を使用して式プロパティの初期値を設定する追加のパブリック コンストラクタ オーバーロードを定義できます。

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


ExpressionEditorSheet プロパティ
ExpressionEditorSheet メソッド

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Equals | オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | GetExpression | 派生クラスでオーバーライドされると、式エディタ シートのプロパティ値によって作成される式文字列を返します。 |
![]() | GetHashCode | 特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 ( Object から継承されます。) |
![]() | GetType | 現在のインスタンスの Type を取得します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | ReferenceEquals | 指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | ToString | 現在の Object を表す String を返します。 ( Object から継承されます。) |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Finalize | Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 ( Object から継承されます。) |
![]() | MemberwiseClone | 現在の Object の簡易コピーを作成します。 ( Object から継承されます。) |

ExpressionEditorSheet メンバ
カスタム式のデザイン時エディタ シートを表します。このクラスは継承できません。
ExpressionEditorSheet データ型で公開されるメンバを以下の表に示します。



名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Equals | オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 (Object から継承されます。) |
![]() | GetExpression | 派生クラスでオーバーライドされると、式エディタ シートのプロパティ値によって作成される式文字列を返します。 |
![]() | GetHashCode | 特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 (Object から継承されます。) |
![]() | GetType | 現在のインスタンスの Type を取得します。 (Object から継承されます。) |
![]() | ReferenceEquals | 指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 (Object から継承されます。) |
![]() | ToString | 現在の Object を表す String を返します。 (Object から継承されます。) |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Finalize | Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 (Object から継承されます。) |
![]() | MemberwiseClone | 現在の Object の簡易コピーを作成します。 (Object から継承されます。) |

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