DataAdapter

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

DataAdapter イベント

パブリック イベント

	名前	説明
	Disposed	コンポーネントの Disposed イベントを待機するイベント ハンドラを追加します。 ( Component から継承されます。)
	FillError	格納操作中にエラーが発生したときに返されます。

参照

関連項目

DataAdapter クラス
System.Data.Common 名前空間

DataAdapter クラス

DataSet へのデータの格納およびデータ ソースの更新に使用される、一連の SQL コマンドおよびデータベース接続を表します。

名前空間: System.Data.Common
アセンブリ: System.Data (system.data.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Class DataAdapter
    Inherits Component
    Implements IDataAdapter

Visual Basic (使用法)

Dim instance As DataAdapter

C#

public class DataAdapter : Component, IDataAdapter

C++

public ref class DataAdapter : public
 Component, IDataAdapter

J#

public class DataAdapter extends Component
 implements IDataAdapter

JScript

public class DataAdapter extends
 Component implements IDataAdapter

解説

DataAdapter は、DataSet とデータ ソースとの間でデータを取得および保存するための、ブリッジの役割を果たします。DataAdapter は、このブリッジを提供するために、DataSet 内のデータをデータ ソース内のデータと一致するように変更する Fill と、データ ソース内のデータを DataSet 内のデータと一致するように変更する Update で、割り当てを行います。

SQL Server データベースに接続する場合は、関連付けられた SqlCommand オブジェクトおよび SqlConnection オブジェクトと共に SqlDataAdapter を使用することによって、全体的なパフォーマンスを向上させることができます。OLE DB をサポートするデータ ソースに接続する場合は、関連付けられた OleDbCommand オブジェクトおよび OleDbConnection オブジェクトと共に DataAdapter を使用します。ODBC をサポートするデータ ソースに接続する場合は、関連付けられた OdbcCommand オブジェクトおよび OdbcConnection オブジェクトと共に DataAdapter を使用します。Oracle データベースに接続する場合は、関連付けられた OracleCommand オブジェクトおよび OracleConnection オブジェクトと共に DataAdapter を使用します。

DataAdapter のインスタンスを作成すると、読み書き可能プロパティが初期値に設定されます。これらの初期値の一覧については、DataAdapter コンストラクタのトピックを参照してください。

継承階層

System.Object
   System.MarshalByRefObject
     System.ComponentModel.Component
      System.Data.Common.DataAdapter
         System.Data.Common.DbDataAdapter

スレッド セーフ

この型の public static (Visual Basic では Shared) メンバはすべて、スレッド セーフです。インスタンス メンバの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0
.NET Compact Framework
サポート対象 : 2.0、1.0

参照

関連項目
DataAdapter メンバ
System.Data.Common 名前空間

DataAdapter コンストラクタ ()

DataAdapter クラスの新しいインスタンスを初期化します。

名前空間: System.Data.Common
アセンブリ: System.Data (system.data.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Protected Sub New

Visual Basic (使用法)

Dim instance As New DataAdapter

C#

protected DataAdapter ()

C++

protected:
DataAdapter ()

J#

protected DataAdapter ()

JScript

protected function DataAdapter ()

解説

DataAdapter のインスタンスを作成すると、次のように各読み書き可能プロパティが初期値に設定されます。

プロパティ	初期値
MissingMappingAction	MissingMappingAction.Passthrough
MissingSchemaAction	MissingSchemaAction.Add
TableMappings	TableMappings オブジェクトの配列。

これらのプロパティの値は、プロパティを個別に呼び出すことによって変更できます。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0
.NET Compact Framework
サポート対象 : 2.0、1.0

参照

関連項目
DataAdapter クラス
DataAdapter メンバ
System.Data.Common 名前空間

DataAdapter コンストラクタ (DataAdapter)

既存の同じ型のオブジェクトから、DataAdapter クラスの新しいインスタンスを初期化します。

名前空間: System.Data.Common
アセンブリ: System.Data (system.data.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Protected Sub New ( _
    from As DataAdapter _
)

Visual Basic (使用法)

Dim from As DataAdapter

Dim instance As New DataAdapter(from)

C#

protected DataAdapter (
    DataAdapter from
)

C++

protected:
DataAdapter (
    DataAdapter^ from
)

J#

protected DataAdapter (
    DataAdapter from
)

JScript

protected function DataAdapter (
    from : DataAdapter
)

パラメータ

from

新しい DataAdapter の作成に使用する DataAdapter オブジェクト。

解説

DataAdapter コンストラクタのオーバーロードは、.NET Framework データ プロバイダが、複製された実装で使用する同様のコンストラクタを実装する際に使用できるように設計されています。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1
.NET Compact Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
DataAdapter クラス
DataAdapter メンバ
System.Data.Common 名前空間

DataAdapter コンストラクタ

DataAdapter クラスの新しいインスタンスを初期化します。
オーバーロードの一覧

名前	説明
DataAdapter ()	DataAdapter クラスの新しいインスタンスを初期化します。 .NET Compact Framework によってサポートされています。
DataAdapter (DataAdapter)	既存の同じ型のオブジェクトから、DataAdapter クラスの新しいインスタンスを初期化します。 .NET Compact Framework によってサポートされています。

参照

関連項目

DataAdapter クラス
DataAdapter メンバ
System.Data.Common 名前空間

DataAdapter プロパティ

パブリック プロパティ

( プロテクト プロパティ も参照)

	名前	説明
	Container	Component を格納している IContainer を取得します。 ( Component から継承されます。)
	Site	Component の ISite を取得または設定します。 ( Component から継承されます。)
	TableMappings	ソース テーブルと DataTable との間のマスター マップを提供するコレクションを取得します。

プロテクト プロパティ

	名前	説明
	CanRaiseEvents	コンポーネントがイベントを発生させることがきるかどうかを示す値を取得します。 ( Component から継承されます。)
	DesignMode	Component が現在デザイン モードかどうかを示す値を取得します。 ( Component から継承されます。)
	Events	Component に結び付けられているイベント ハンドラのリストを取得します。 ( Component から継承されます。)

明示的インターフェイスの実装

	名前	説明
	System.Data.IDataAdapter.TableMappings	このメンバの説明については、IDataAdapter.TableMappings のトピックを参照してください。

参照

関連項目

DataAdapter クラス
System.Data.Common 名前空間

DataAdapter メソッド

パブリック メソッド

( プロテクト メソッド も参照)

	名前	説明
	CreateObjRef	リモート オブジェクトとの通信に使用するプロキシの生成に必要な情報をすべて格納しているオブジェクトを作成します。 ( MarshalByRefObject から継承されます。)
	Dispose	オーバーロードされます。 DataAdapter によって使用されているリソースを解放します。
	Equals	オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 ( Object から継承されます。)
	Fill	オーバーロードされます。 DataSet 名を使用して、データ ソース内の行と一致するように、DataSet 内の行を追加または更新します。また、DataTable を作成します。
	FillSchema	オーバーロードされます。 DataTable を指定した DataSet に追加します。
	GetFillParameters	SQL SELECT ステートメントの実行時にユーザーが設定したパラメータを取得します。
	GetHashCode	特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 ( Object から継承されます。)
	GetLifetimeService	対象のインスタンスの有効期間ポリシーを制御する、現在の有効期間サービス オブジェクトを取得します。 ( MarshalByRefObject から継承されます。)
	GetType	現在のインスタンスの Type を取得します。 ( Object から継承されます。)
	InitializeLifetimeService	対象のインスタンスの有効期間ポリシーを制御する、有効期間サービス オブジェクトを取得します。 ( MarshalByRefObject から継承されます。)
	ReferenceEquals	指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 ( Object から継承されます。)
	ResetFillLoadOption	FillLoadOption を既定の状態にリセットし、Fill で AcceptChangesDuringFill を受け入れるようにします。
	ShouldSerializeAcceptChangesDuringFill	AcceptChangesDuringFill プロパティを永続化する必要があるかどうかを決定します。
	ShouldSerializeFillLoadOption	FillLoadOption プロパティを永続化する必要があるかどうかを決定します。
	ToString	Component の名前を格納している String を返します (存在する場合)。このメソッドはオーバーライドできません。 ( Component から継承されます。)
	Update	指定された DataSet 内の "Table" という名前の DataTable に含まれる挿入行、更新行、または削除行に対して、INSERT、UPDATE、または DELETE ステートメントを個別に呼び出します。

プロテクト メソッド

	名前	説明
	CloneInternals	この DataAdapter のインスタンスのコピーを作成します。
	CreateTableMappings	新しい DataTableMappingCollection を作成します。
	Dispose	オーバーロードされます。 オーバーライドされます。 DataAdapter によって使用されているリソースを解放します。
	Fill	オーバーロードされます。 DataSet 名を使用して、データ ソース内の行と一致するように、DataSet 内の行を追加または更新します。また、DataTable を作成します。
	FillSchema	オーバーロードされます。 DataTable を指定した DataSet に追加します。
	Finalize	Component がガベージ コレクションによってクリアされる前に、アンマネージ リソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行します。 ( Component から継承されます。)
	GetService	Component またはその Container で提供されるサービスを表すオブジェクトを返します。 ( Component から継承されます。)
	HasTableMappings	DataTableMappingCollection が作成されているかどうかを示します。
	MemberwiseClone	オーバーロードされます。 ( MarshalByRefObject から継承されます。)
	OnFillError	Fill 中にエラーが発生したときに呼び出されます。
	ShouldSerializeTableMappings	1 つ以上の DataTableMapping オブジェクトが存在し、それらを永続化する必要があるかどうかを確認します。

参照

関連項目

DataAdapter クラス
System.Data.Common 名前空間

DataAdapter メンバ

DataSet へのデータの格納およびデータ ソースの更新に使用される、一連の SQL コマンドおよびデータベース接続を表します。

DataAdapter データ型で公開されるメンバを以下の表に示します。

プロテクト コンストラクタ

	名前	説明
	DataAdapter	オーバーロードされます。 DataAdapter クラスの新しいインスタンスを初期化します。

パブリック プロパティ

( プロテクト プロパティ も参照)

	名前	説明
	Container	Component を格納している IContainer を取得します。(Component から継承されます。)
	Site	Component の ISite を取得または設定します。(Component から継承されます。)
	TableMappings	ソース テーブルと DataTable との間のマスター マップを提供するコレクションを取得します。

プロテクト プロパティ

	名前	説明
	CanRaiseEvents	コンポーネントがイベントを発生させることがきるかどうかを示す値を取得します。(Component から継承されます。)
	DesignMode	Component が現在デザイン モードかどうかを示す値を取得します。(Component から継承されます。)
	Events	Component に結び付けられているイベント ハンドラのリストを取得します。(Component から継承されます。)

パブリック メソッド

( プロテクト メソッド も参照)

	名前	説明
	CreateObjRef	リモート オブジェクトとの通信に使用するプロキシの生成に必要な情報をすべて格納しているオブジェクトを作成します。 (MarshalByRefObject から継承されます。)
	Dispose	オーバーロードされます。 DataAdapter によって使用されているリソースを解放します。
	Equals	オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 (Object から継承されます。)
	Fill	オーバーロードされます。 DataSet 名を使用して、データ ソース内の行と一致するように、DataSet 内の行を追加または更新します。また、DataTable を作成します。
	FillSchema	オーバーロードされます。 DataTable を指定した DataSet に追加します。
	GetFillParameters	SQL SELECT ステートメントの実行時にユーザーが設定したパラメータを取得します。
	GetHashCode	特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 (Object から継承されます。)
	GetLifetimeService	対象のインスタンスの有効期間ポリシーを制御する、現在の有効期間サービス オブジェクトを取得します。 (MarshalByRefObject から継承されます。)
	GetType	現在のインスタンスの Type を取得します。 (Object から継承されます。)
	InitializeLifetimeService	対象のインスタンスの有効期間ポリシーを制御する、有効期間サービス オブジェクトを取得します。 (MarshalByRefObject から継承されます。)
	ReferenceEquals	指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 (Object から継承されます。)
	ResetFillLoadOption	FillLoadOption を既定の状態にリセットし、Fill で AcceptChangesDuringFill を受け入れるようにします。
	ShouldSerializeAcceptChangesDuringFill	AcceptChangesDuringFill プロパティを永続化する必要があるかどうかを決定します。
	ShouldSerializeFillLoadOption	FillLoadOption プロパティを永続化する必要があるかどうかを決定します。
	ToString	Component の名前を格納している String を返します (存在する場合)。このメソッドはオーバーライドできません。 (Component から継承されます。)
	Update	指定された DataSet 内の "Table" という名前の DataTable に含まれる挿入行、更新行、または削除行に対して、INSERT、UPDATE、または DELETE ステートメントを個別に呼び出します。

プロテクト メソッド

	名前	説明
	CloneInternals	この DataAdapter のインスタンスのコピーを作成します。
	CreateTableMappings	新しい DataTableMappingCollection を作成します。
	Dispose	オーバーロードされます。 オーバーライドされます。 DataAdapter によって使用されているリソースを解放します。
	Fill	オーバーロードされます。 DataSet 名を使用して、データ ソース内の行と一致するように、DataSet 内の行を追加または更新します。また、DataTable を作成します。
	FillSchema	オーバーロードされます。 DataTable を指定した DataSet に追加します。
	Finalize	Component がガベージ コレクションによってクリアされる前に、アンマネージ リソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行します。 (Component から継承されます。)
	GetService	Component またはその Container で提供されるサービスを表すオブジェクトを返します。 (Component から継承されます。)
	HasTableMappings	DataTableMappingCollection が作成されているかどうかを示します。
	MemberwiseClone	オーバーロードされます。 ( MarshalByRefObject から継承されます。)
	OnFillError	Fill 中にエラーが発生したときに呼び出されます。
	ShouldSerializeTableMappings	1 つ以上の DataTableMapping オブジェクトが存在し、それらを永続化する必要があるかどうかを確認します。

パブリック イベント

	名前	説明
	Disposed	コンポーネントの Disposed イベントを待機するイベント ハンドラを追加します。(Component から継承されます。)
	FillError	格納操作中にエラーが発生したときに返されます。

明示的インターフェイスの実装

	名前	説明
	System.Data.IDataAdapter.TableMappings	このメンバの説明については、IDataAdapter.TableMappings のトピックを参照してください。

参照

関連項目

DataAdapter クラス
System.Data.Common 名前空間