concordance
「concordance」の意味・「concordance」とは
「concordance」は英語の単語で、一般的に「一致」や「調和」を意味する。また、文献学の文脈では、単語やフレーズが文書全体でどのように使用されているかを示す索引のことを指す。例えば、ある本の「concordance」を作成するとは、その本に登場するすべての単語がどのページにどの文脈で使用されているかを一覧にしたものを作成するということである。「concordance」の発音・読み方
「concordance」の発音は、IPA表記では/kənˈkɔːrdəns/となる。IPAのカタカナ読みでは「コンコードンス」となり、日本人が発音するカタカナ英語では「コンコーダンス」と読む。この単語は発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。「concordance」の定義を英語で解説
「concordance」is defined as "agreement or harmony between people or things" in general English. In the context of textual studies, it refers to an index that shows how words or phrases are used throughout a document. For example, to create a "concordance" of a book means to compile a list of all the words in the book, indicating on which page and in what context each word is used.「concordance」の類語
「concordance」の類語としては、「harmony」、「agreement」、「consistency」などがある。これらの単語も「一致」や「調和」を意味するが、それぞれ微妙にニュアンスが異なる。「harmony」は音楽や色彩などの調和を指すことが多く、「agreement」は意見や考え方の一致を、「consistency」は一貫性や整合性を指すことが多い。「concordance」に関連する用語・表現
「concordance」に関連する用語としては、「index」、「cross-reference」、「keyword」などがある。「index」は索引のことで、「concordance」を作成する際には必要不可欠な要素である。「cross-reference」は相互参照のことで、「concordance」によって文書内の関連する情報を結びつけることが可能となる。「keyword」はキーワードのことで、「concordance」を作成する際には特に重要な単語を抽出するために使用される。「concordance」の例文
以下に、「concordance」を用いた例文を10個示す。 1. The concordance of the book was meticulously compiled.(その本の一致表は細心の注意を払って作成された。)2. The concordance between the two datasets was remarkable.(二つのデータセット間の一致は注目に値した。)
3. The Bible concordance is a useful tool for biblical studies.(聖書の一致表は、聖書研究にとって有用なツールである。)
4. The concordance showed that the word "love" appeared 500 times in the novel.(一致表によれば、小説の中で「愛」の単語が500回登場した。)
5. The concordance rate of the twins' DNA was 100%.(双子のDNAの一致率は100%だった。)
6. The concordance was used to cross-reference the terms in the document.(一致表は、文書内の用語を相互参照するために使用された。)
7. The concordance of the music was pleasing to the ear.(音楽の調和は耳に心地よかった。)
8. The concordance of colors in the painting was beautiful.(絵画の色彩の調和は美しかった。)
9. The concordance of the team led to their success.(チームの一致が彼らの成功につながった。)
10. The concordance of the research findings confirmed the hypothesis.(研究結果の一致が仮説を確認した。)
コンコルダンス【concordance】
コンコーダンス【concordance】
読み方:こんこーだんす
コンコーダンス
【英】concordance
コンコーダンスとは、特定の作品や文献などにおいて用いられている全ての文字列(単語)に関して、その文字列が含まれているテキストや前後の文脈などといった位置情報に関する索引やメタデータのことである。
「concordance(コンコーダンス)」には、一般的な英単語としては「一致」「調和」などの意味があるものの、コンピュータやインターネット関連の用語としては、通常は前述の意味で用いられる。
コンコーダンスに関しては、「聖書のコンコーダンス」「シェイクスピア全作品のコンコーダンス」などという具合に、古典作品や文献などを言語学の観点などから研究する目的でコンコーダンスの解析と作成が行われる他、自然言語処理の分野においては、「語義の曖昧性解消」や「機械翻訳」などのアプリケーションへの応用などのために、特定のコーパスにおける全ての単語についてコンコーダンスの解析などがしばしば行われる。
コンコーダンス
(Concordance から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/06/17 00:15 UTC 版)
コンコーダンス(Concordance)とは、英国で1993年ごろから発展してきた服薬や薬物治療に対する考え方。英国保健省と英国王立薬剤師会が共同で設置した Medicines Pharnership Group にて、服薬コンプライアンスの向上のために検討された。その際の定義は「服薬に関し患者の考えを尊重する話し合いの後に患者と医療者が到達する合意」。Marinker M. (1997) は「パートナーシップに基づき、患者と医療従事者間で疾患や治療について情報を共有した上で話し合い治療を決定し、そこには専門家としての患者の知識および意見が十分に考慮される」と説明した。
服薬コンプライアンス、服薬アドヒアランスとは別の概念。
参考文献
- 山本美智子. コンコーダンスという考え方について(第1回). 都薬雑誌. 2012: 34(5): 28-31.
- 山本美智子. コンコーダンスという考え方について(第2回). 都薬雑誌. 2012: 34(6): 9-13.
- Marshall Marinker (1997). “Personal paper: Writing prescriptions is easy” (PDF). British Medical Journal 314 (7082): 747–748 .
外部リンク
- くすりの適正使用協議会. “コンコーダンスとは”. くすりのしおり. 2012年9月13日閲覧。
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