BGST(バーゲスト)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/29 09:13 UTC 版)
「機動戦士ガンダム カタナ」の記事における「BGST(バーゲスト)」の解説
ミラノ基地を本拠とする、対テロリスト専門の捜査・摘発・戦闘を任務とする連邦宇宙軍所属の特殊部隊。軍警察(MP)としての任務も兼任しており、往時ほどではないにせよ、その権限は未だ絶大なものがある。部隊エンブレムは「抜き身の剣を咥えた猟犬」。 別名の「任侠部隊」の通り、古き良き時代の侠客を彷彿とさせる任侠道を重んじている。また、創設者一族であるツルギ家の嫡男を指揮官に迎えた時に躍進するというジンクスが存在する。外見や口調こそとっつきにくくはあるが、その実、「一般人に優しい正義の味方」としてミラノ市民からは絶大な人気と信頼を獲得している。 イットウ・ツルギ 本作の主人公。地球連邦宇宙軍中佐。BGST隊長にして、先代隊長カネサダ・ツルギ大佐の実子。 愛称は「若」。彼をファーストネームで呼ぶのは、実父のカネサダのみである。 優れた作戦立案を行う戦闘指揮官にして、ツルギ流居合いを会得した近接格闘戦のエキスパート。その反面、射撃技術は極端に下手で、ごく近くに置いた空き缶にすら弾を当てられない。 幼少の頃、父カネサダの主導による強化人間プロジェクトの被験者として、木星にて様々な実験を受けた末に強化人間となる。そのため、父を憎悪し殺意すら抱いている。 一人称は「僕」であり、ほとんどの人物を敬称付きか肩書きで呼ぶなど、普段は柔らかく丁寧な喋り方をするが、激情にかられると一転して口調が乱暴になる。特にカネサダに対してはそれが顕著で、この時のみ一人称が「オレ」に変わる。 外見から年齢を推測できないほどの童顔であり、実年齢は不詳。だが、「強化処理に20年以上を費やした」との記述があるため、二十歳を超えている事だけは間違いない。 搭乗機はストライカー・カスタム、フルアーマー・ストライカー・カスタム「KATANA」。 フランチェスコ・メンゲル 地球連邦宇宙軍大尉。BGST副長。通称は「カシラ」。 先代のカネサダ亡き後は隊を率いていたが、イットウが新隊長に就任するとその補佐に廻った。 軍用コートを肩に引っ掛け竹刀を常に持ち歩く強面で、任侠道を熟知しており、それに殉ずる覚悟と気合を持つ。作戦に失敗し自暴自棄になるイットウを殴りつけて叱責することさえ辞さない、厳しくも温かく彼を見守り全力で補佐する、頼れる副長。 基本的に戦闘には直接参加せず、戦闘時には後方支援を担当する。妻帯者で、妻には頭が上がらないという一面を持つ。 イットウがシン・フェデラルに拉致されると、BGSTを率いて宇宙船テンプテーションの乗員を人質にし強引にシン・フェデラルの基地へ発進させ救出に赴いた。しかし、リチャード・グレイソン扮するスパーダ公のドルメルが繰り出すツルギ流居合いを見て、その正体がカネサダであると誤解してしまい、自決覚悟でイットウとの親子対決を止めさせるが、その甲斐なく討たれた。 ボンチャイ・ヤスコビッチ 地球連邦宇宙軍曹長。BGST第一群所属の下っ端隊員で、通称「ヤス」。将来の夢は自分の部隊を持つこと。 元は「ミラノ一伝説の走り屋」と呼ばれた暴走族で、ヤクザとのトラブルからベレーノ・アバッキオに助けられたのを機にBGSTに入隊する。 変形制服をだらしなく着込み、頭髪はリーゼントにしたチンピラ風で、問題ばかり引き起こすお調子者だが、イットウに心酔し彼のためなら命すら投げ出す覚悟を持つ、一般人に優しい好漢。 射撃戦闘を得意とし、主に支援砲撃を担当。後に近接戦闘にも出撃するようになり、マーキュリー大尉に師事してボール殺法を会得した。また、専門でないにも拘らず操艦にも非凡な才を見せ、トロイホースIIIを駆り、カイザー・オブ・ドラゴンの猛追から見事にイットウを守ってのけた。 シン・フェデラルとの決戦の後は、イットウの留守を預かる形でBGST隊長を拝命し、8年間彼の帰りを待つ事となった。この間、隊長の責務として、猛稽古を積んだ末にツルギ流剣術をマスターし、オリジナル剣技「素覇悪・無苦留」まで編み出すなど、目を見張るほどの成長を遂げている。 搭乗機は量産型ガンタンク、ジムII、ジム・ジャグラー(ガンナー専門)。
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