AVERAGE関数
AVERAGE関数とは、Microsoftの表計算ソフトであるExcelの関数のう、範囲内の平均値を求める関数である。
AVERAGE関数は、例えば、先頭列の1行目から10行目までと90との平均を求めるには、「=AVERAGE(A1:A10,90)」のように記述する。AVERAGE関数では、平均の対象をセルの範囲にでき、また、数値をそのまま引数にすることもできる。
AVERAGE関数では、数値以外を除外して平均を計算するが、AVERAGEA関数関数では、数値以外を0とみなして平均を計算する。
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AVERAGE 関数
適用対象: Microsoft Excel 2010, Excel Web App, SharePoint Online for enterprises, SharePoint Online for professionals and small businesses
説明
引数の算術平均値を返します。たとえば、セル範囲 A1:A20 に数値が含まれている場合、数式 =AVERAGE(A1:A20) はそれらの数値の平均値を返します。
書式
AVERAGE(数値 1, [数値 2], ...)
- 数値 1 必ず指定します。平均を求める 1 つ目の数値、セル参照、またはセル範囲を指定します。
- 数値 2, ... 省略可能です。平均を求めるその他の数値、セル参照、またはセル範囲を指定します。引数は最大 255 個まで指定できます。
解説
- 引数には、数値、数値を含む名前、セル範囲、またはセル参照を指定できます。
- 引数として指定した論理値、および、数値を表す文字列が計算の対象となります。
- 引数として指定したセル範囲またはセル参照に文字列、論理値、または空白セルが含まれている場合、これらは無視されます。ただし、値 0 (ゼロ) を含むセルは計算の対象となります。
- エラー値または数値に変換できない文字列を指定すると、エラーになります。
- 計算の一部としてセル参照に論理値や数値を表す文字列を含める場合は、AVERAGEA 関数を使用します。
- 特定の条件を満たす値だけを計算対象とする場合は、AVERAGEIF 関数または AVERAGEIFS 関数を使用します。
メモ AVERAGE 関数では、データの中心傾向 (統計的分布における数値グループの中心位置) が評価されます。中心傾向を表す最も一般的な指標として、次の 3 つが挙げられます。
- 平均 算術平均です。数値グループを加算し、数値の個数で割ることによって求められます。たとえば、2、3、3、5、7、10 という数値グループの場合、30 を 6 で割った 5 が平均値となります。
- 中央値 (メジアン) 数値グループの中央にくる値です。つまり、数値の半分は中央値より大きい値になり、残りの半分は中央値より小さい値になります。たとえば、2、3、3、5、7、10 の中央値は 4 になります。
- 最頻値 (モード) 数値グループの中で最も頻繁に出現する数値のことです。たとえば、2、3、3、5、7、10 の最頻値は 3 になります。
対称分布の場合、中心傾向を表す 3 つの指標はすべて等しい値になります。非対象分布であった場合、3 つの指標はそれぞれ異なる場合があります。
ヒント セルの平均を求めるときは、空白セルと値 0 を含むセルの違いに注意してください。Excel デスクトップ アプリケーションで [Excel のオプション] ダイアログ ボックスの [ゼロ値のセルにゼロを表示する] チェック ボックスをオフにしている場合は、特に注意が必要です。このオプションをオンにすると、空白セルはカウントされませんが、ゼロ値はカウントされます。
[ゼロ値のセルにゼロを表示する] チェック ボックスは、次の場所にあります。
使用例
使用例を新規のワークシートにコピーすると、計算結果を確認できます。
その方法は?
- Ctrl キーを押しらながら C キーを押します。
- 空のブックまたはワークシートを作成します。
- ワークシートでセル A1 を選択し、Ctrl キーを押しながら V キーを押します。Excel Web App を使用している場合は、使用例のセルごとにコピーと貼り付けを繰り返します。
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