チャールズ・シモニーとは? わかりやすく解説

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チャールズ・シモニー

【英】Charles Simonyi

チャールズ・シモニーとは、米国プログラマーである。ハンガリー出身Microsoft社の主要なソフトウェアであるWordExcel開発を手がけたことで知られている。

チャールズ・シモニー
※画像はご本人の許可を得て掲載しております

1970年代Xeroxパロアルト研究所在籍していたシモニーは、同社パソコンAlto」用にWYSIWYG型のワープロソフト開発している。1976年にはグループでのソフトウェア開発手法としてメタプログラマーの概念提唱したその後Microsoft社に引き抜かれMultiplanWordExcel開発携わり多大な功績残している。20年勤続間中アプリケーション開発責任者やチーフ・アーキテクト(設計者代表)を務めインテンショナル・プログラミング研究従事してきた。

Microsoft社を退いた後、シモニーはIntentional Software創設し活動続けている。ちなみに2007年4月に、チャールズ・シモニーは宇宙船ソユーズ」に搭乗して世界で5人目民間人宇宙旅行者となり、話題呼んだ


参照リンク
Intentional Software‐about Company/Management

チャールズ・シモニー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/14 23:15 UTC 版)

チャールズ・シモニー
チャールズ・シモニー
生誕 (1948-09-10) 1948年9月10日(75歳)
ハンガリー ブダペスト
国籍 ハンガリー
著名な実績Microsoft Office

チャールズ・シモニーCharles Simonyiハンガリー語: シモニ・カーロイ Simonyi Károly [ˈʃimoɲi ˈkɑːroj], 1948年9月10日 - )は、ハンガリーブダペスト生まれのプログラマー。Intentional Software会長最高技術責任者[1]。2017年3月時点の純資産は20億ドル[2]

人物・来歴

ハンガリーにコンピュータが数台しかなかった高校生当時、電気工学教授だった父親のシモニ・カーロイの計らいで、コンピュータ技師の補助の仕事をする機会を得た。最初に取り組んだコンピューターはソビエト連邦Ural 2英語版。彼は1966年高校を卒業するまでに自分のコンパイラを完成させた。その経験をもとにコペンハーゲンで職に就き、1968年デンマークを後にする。アメリカ合衆国にあるカリフォルニア大学バークレー校数学を専攻し、1972年に理学士号を取得する。

1972年から1980年までパロアルト研究所に勤務し、1974年バトラー・ランプソンと共に世界初の WYSIWYG ワードプロセッサーBravoを開発する。1977年、博士論文では集団を管理・指導することで大規模なソフトウェア開発を行う手法「メタプログラミング」(「プログラムを作るプログラム」といった手法を指す一般的な用語のメタプログラミングとは無関係である)を提唱し、スタンフォード大学計算機科学Ph.D. を取得。1981年に(一説では当時、マイクロソフト社の開発の対象がマイコンの小規模なプログラムから大規模になりつつあったため、メタプログラミングの発想がアピールとなり)マイクロソフト社に転職し、Multiplan, ExcelWordを開発した。また、変数の命名法の一つであるハンガリアン記法でも有名である。アプリケーション開発責任者やチーフアーキテクトを務め、マイクロソフトリサーチインテンショナルプログラミングの研究に従事したのち2002年に退社。同年8月、インテンショナルプログラミングの概念を採用したソフトウェア会社、Intentional Software社を立ち上げる。

慈善活動にも関わり、1995年オックスフォード大学に寄付し、科学啓蒙のためのチャールズ・シモニー教授職英語版が設置された。2004年1月には5000万米ドルを投じ、科学や芸術活動を支援する財団 Charles Simonyi Fund for Arts and Sciences を設立した。2005年にはプリンストン高等研究所に2500万米ドルの寄付を行った。

また、シモニーは13歳のモスクワ旅行の際パベル・ポポビッチ宇宙飛行士に出会い、以来宇宙旅行を夢見ていた[3]。そして2007年4月7日ロシア宇宙船ソユーズTMA-10により宇宙へ向かい、国際宇宙ステーション(ISS)での滞在後帰還した。これにより ISS を訪れた5人目の民間宇宙旅行者となった。またハンガリー人としては2人目の宇宙飛行士でもある。さらに2009年3月26日ソユーズTMA-14で2度目の宇宙旅行を行い、2回の宇宙旅行を経験した唯一の人物となった。旅行代金は「1度目は2,500万ドル(約25億円)、2度目は(40%値上がりして)3,500万ドル(約35億円)程度」と語っている[4]

ヘリコプターの操縦ができる。

参考文献

  1. ^ Charles Simonyi, Founder, Chairman, and CTO
  2. ^ Charles Simonyi” (英語). フォーブス (2017年5月14日). 2017年5月14日閲覧。
  3. ^ Wright, Jerry (2006年11月30日). “Spaceflight Participant Charles Simonyi” (PDF) (英語). アメリカ航空宇宙局. 2007年8月3日閲覧。
  4. ^ シモニー氏、宇宙旅行は3500万ドル - sorae.jp 2009年3月6日。

関連項目


チャールズ・シモニー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/21 02:35 UTC 版)

スペース・アドベンチャーズ」の記事における「チャールズ・シモニー」の解説

5人目宇宙旅行客は元マイクロソフト幹部のチャールズ・シモニーで、初め2度宇宙へ旅行行った彼の最初宇宙飛行2007年4月ソユーズTMA-10行われ2度目宇宙飛行2009年3月ソユーズTMA-14行われた目的民間宇宙飛行促進宇宙ステーションでの研究支援世界若者の目を宇宙旅行科学に向けることであった彼のウェブサイトは3300万人閲覧している。

※この「チャールズ・シモニー」の解説は、「スペース・アドベンチャーズ」の解説の一部です。
「チャールズ・シモニー」を含む「スペース・アドベンチャーズ」の記事については、「スペース・アドベンチャーズ」の概要を参照ください。

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