ACモーターとは? わかりやすく解説

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エーシー‐モーター【ACモーター】

読み方:えーしーもーたー

alternating current motor》⇒交流電動機


ACモーター

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

ACモーター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 13:39 UTC 版)

電動機」の記事における「ACモーター」の解説

1824年フランス物理学者フランソワ・アラゴが「アラゴーの円板」で知られる回転磁界定式化した。1879年、ウォルター・ベイリーが手動スイッチオン・オフすることで、原始的な誘導モーター製作した1880年代長距離高電圧送電における交流利点認識されいたものの、交流モーター作動させることが課題となっていたため、実用的な交流モーター開発盛んに行われた1885年ガリレオ・フェラリスによって最初交流整流子レス誘導モーター発明された。1888年トリノ王立科学アカデミーは、モータ動作基礎詳述したフェラリスの研究発表したが、当時は「その原理に基づく装置は、モータとしての商業的重要性持ち得ない」と結論づけられた。 1887年ニコラ・テスラは初の実用的交流電動機と多相送電システム発明し1888年特許取得した同年テスラAIEE論文A New System for Alternating Current Motors and Transformers」を発表し特許取得した3種類の2相4極モータについて説明した4極ロータ非自己始動型のリラクタンスモータ形成するもの、巻線ロータ自己始動型の誘導モータ形成するもの、ロータ巻線個別励起され直流電源供給する真の同期モータである。この特許中には短絡巻線型ローター誘導モーター記載されていた。既にフェラリスから権利取得していたジョージ・ウェスティングハウスは、すぐにテスラ特許買い取った。定速交流誘導モーター路面電車には適さなかったが、ウェスティングハウス社は1891年コロラド州テルライド鉱山事業動力源として採用した同社1892年最初実用的な誘導モーター実現し1893年には多相60ヘルツ誘導モーターライン開発したが、これら初期ウェスティングハウスモーター巻線ローターの二相モーターであった。後にB.G.Lammeが回転巻線ローター開発した1889年ミハイル・ドリヴォ=ドブロヴォルスキーが、ケージローターと巻線ローター両方備えた始動レオスタット付き三相誘導モーターを、1890年には三肢変圧器発明するなど、三相開発着実に進めていった。AEGとMaschinenfabrik Oerlikon社との合意経てミハイル・ドリヴォ=ドブロヴォルスキーとチャールズ・ユージン・ランスロット・ブラウンは、20馬力のリス・ケージ型と100馬力始動レオスタット付き巻線型大型モデル開発した1889年以降同様の三相機械開発は、ウェンストロムが始めていた。1891年フランクフルト国際電気技術博覧会で、初の長距離三相システム発表成功した。これは定格15kVで、ネッカー川のラウフェンの滝から175kmにわたって延びていた。ラウフェンの発電所には240kWの86V 40Hzの交流発電機昇圧トランスがあり、展示会では降圧トランスから100馬力三相誘導モーター給電して人工の滝を動かし、元の電源移動表現した三相誘導は現在、大部分商用モーター使用されている。ドブロヴォルスキーは、テスラモーターは二相の脈動があるため実用的ではないと主張し、それが彼の三相研究固執するきっかけとなった1891年ゼネラル・エレクトリック社は三相誘導モーター開発開始した1896年には、ゼネラル・エレクトリック社とウェスティングハウス社が、後にリスケージ・ローターと呼ばれるバー・ワインディング・ローターの設計に関するクロスライセンス契約締結した。これらの発明技術革新に伴う誘導モーター改良により、現在、100馬力誘導モーターは、1897年の7.5馬力モーターと同じサイズになっている

※この「ACモーター」の解説は、「電動機」の解説の一部です。
「ACモーター」を含む「電動機」の記事については、「電動機」の概要を参照ください。

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