ACヴェネツィアとは? わかりやすく解説

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ヴェネツィアFC

(ACヴェネツィア から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/22 09:51 UTC 版)

ヴェネツィアFC
原語表記 Venezia Football Club S.r.l.[1]
愛称 Arancioneroverdi
(オレンジ・黒・緑),
Leoni Alati (有翼獅子),
Lagunari (礁湖)
クラブカラー   オレンジ
 
 
創設年 1907年
所属リーグ セリエA
所属ディビジョン 1部(2024-25
昨季リーグ順位 セリエB 3位(2023-24)
ホームタウン ヴェネツィア
ホームスタジアム
スタディオ・ピエル・ルイジ・ペンツォ
収容人数 7,450
代表者 ダンカン・ニーデラウアー英語版
監督 エウゼビオ・ディ・フランチェスコ
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
サードカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

ヴェネツィア・フットボール・クラブVenezia Football Club S.r.l.)は、イタリアヴェネト州ヴェネツィアを本拠地とするサッカークラブである。2024-25シーズンはセリエAに所属。

歴史

1987年から2002年まで、パレルモで会長を務めていたマウリツィオ・ザンパリーニがクラブを所有。ACヴェネツィアと名乗っていた1999-2000シーズンは、元日本代表名波浩が在籍していた。

2005年、それまでのACヴェネツィア (Associazione Calcio Venezia 1907) からSSCヴェネツィア (Società Sportiva Calcio Venezia) にチーム名を変更した。

しかし、かねてより経営の危機が囁かれていた2008-09シーズン終了後、二度目の破産。FBCウニオーネ・ヴェネツィア (Foot Ball Club Unione Venezia) と改名し再結成のうえ、2009-10シーズンにセリエDから再スタートした。2011-12シーズンにセリエDで優勝したのに続き、翌シーズンのレガ・プロ・セコンダ・ディヴィジオーネでもタイトルを獲得しレガ・プロ・プリマ・ディヴィジオーネに昇格した。

2014-15シーズンは12位で終えたが、翌シーズンのレガ・プロへの登録が叶わず降格となった[2]。2015年10月9日、かつてボローニャFC会長を務めたアメリカ人弁護士のジョー・タコピーナ英語版をはじめとする投資家グループにより買収され[3]ヴェネツィアFC (Venezia Football Club S.r.l.d) に改称された。

2020-21シーズンのセリエBでは5位となると、続く6チームによる昇格プレーオフのトーナメントを勝ち抜き、2001-02シーズン以来となる20年振りのセリエA復帰を決めた[4]

ユニフォーム

セリエAに昇格する2021-22シーズンからサプライヤーをKappaに変更した。所属選手ではなくモデルを起用し、まるでファッション雑誌のような見た目が話題になり公式ストアで完売となった[5]バレンシアガシュプリームのデザインを担当する「ビューロー・ボルシェ」というスタジオがデザインに関わっている[6]

タイトル

国内タイトル

国際タイトル

  • なし

過去の成績

シーズン ディビジョン コッパ・イタリア
リーグ 順位
1997-98 セリエB 38 17 13 8 51 31 64 2位 ベスト32
1998-99 セリエA 34 11 9 14 38 45 42 11位 ベスト16
1999-00 34 6 8 20 30 60 26 16位 ベスト4
2000-01 セリエB 38 19 12 7 62 43 69 4位 ベスト16
2001-02 セリエA 34 3 9 22 30 61 18 18位 GS敗退
2002-03 セリエB 38 12 12 14 41 47 48 13位 GS敗退
2003-04 46 12 15 19 40 57 51 20位 ベスト16
2004-05 42 7 14 21 33 58 35 21位[7] GS敗退
2005-06 セリエC2・ジローネA 34 20 9 5 49 27 69 1位
2006-07 セリエC1 ・ジローネA 34 14 12 8 41 29 54 4位 2回戦敗退
2007-08 34 13 5 16 38 41 43 11位→12位[8]
2008-09 34 8 11 15 35 41 31 17位[9]
2009-10 セリエD・ジローネC 38 21 12 5 71 43 75 3位
2010-11 34 21 6 7 69 42 69 2位
2011-12 34 21 10 3 74 37 73 1位
2012-13 セリエC2・ジローネA 34 16 11 7 58 47 59 3位
2013-14 セリエC1 ・ジローネA 30 12 5 13 40 38 41 10位 1回戦敗退
2014-15 38 13 10 15 47 44 46 13位[10] 2回戦敗退
2015-16 セリエD・ジローネC 38 27 9 2 89 26 90 1位
2016-17 セリエC1 ・ジローネB 38 22 8 4 56 29 80 1位
2017-18 セリエB 42 17 16 9 56 42 67 5位 2回戦敗退
2018-19 36 8 14 14 35 46 38 15位 2回戦敗退
2019-20 38 12 14 12 37 40 50 11位 3回戦敗退
2020-21 38 15 14 9 53 39 59 5位 3回戦敗退
2021-22 セリエA 38 6 9 23 34 69 27 20位 ベスト16
2022-23 セリエB 38 13 10 15 51 50 49 8位 1回戦敗退
2023-24 38 21 7 10 69 46 90 3位 1回戦敗退
2024-25 セリエA 38 5 14 19 32 56 29 19位 1回戦敗退

現所属メンバー

2025年2月15日現在[11]

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
1 GK イェッセ・ヨロネン
2 DF ファリ・カンデ英語版 ()
4 DF ジェイ・イツェス ()
5 DF リチアーノ・ハプス ()
6 MF ジャンルカ・ブシオ ()
7 DF フランチェスコ・ザンパーノ英語版
9 FW クリスティアン・ギトケアー
10 FW ジョン・イェボア ()
11 FW ガエターノ・オリスターニオ
14 MF ハンズ・ニコルッシ・カヴィーリャ
16 DF アレッサンドロ・マルカンダッリ英語版 ()
17 MF シェイク・コンデ英語版
18 FW ダニエル・フィラ英語版
19 MF ビャルキ・ステイン・ビャルカソン
21 DF リッチー・サグラド英語版
No. Pos. 選手名
22 MF ドメン・チルニゴイ
23 GK マッテーオ・グランディ英語版
24 MF アレッシオ・ゼルビン
25 DF ジョエル・シンティエンヌ英語版 ()
28 GK ヨヌーツ・ラドゥ
30 DF ミヒャエル・スヴォボダ英語版
32 MF アルフレッド・ダンカン ()
33 DF マリン・シュヴェルコ英語版 ()
35 GK フィリップ・スタンコヴィッチ英語版
71 MF キケ・ペレス
77 MF ミカエル・エギル・エラートソン
79 DF フランコ・カルボーニ ()
80 FW サアド・エル・ハッダード英語版 ()
97 MF イッサ・ドゥンビア英語版 ()
99 FW ミルコ・マリッチ ()

※括弧内の国旗はその他保有国籍、もしくは市民権、星印はEU圏外選手を示す。

ローン移籍

in

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
2 DF ファリ・カンデ (メス)
14 MF ハンズ・ニコルッシ・カヴィーリャ (ユヴェントス)
16 DF アレッサンドロ・マルカンダッリ (ジェノア)
24 MF アレッシオ・ゼルビン (ナポリ)
No. Pos. 選手名
35 GK フィリップ・スタンコヴィッチ (インテル)
77 MF ミカエル・エギル・エラートソン (ジェノア)
79 DF フランコ・カルボーニ (インテル)
99 FW ミルコ・マリッチ (モンツァ)
out

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
-- GK フィリッポ・ネーリ (カンポバッソ)
-- GK アレッサンドロ・プリッツァーリ (ペスカーラ)
-- DF ジョルジョ・アルターレ (サンプドリア)
-- DF ロレンツォ・ブザート (ラヴェンナ)
-- DF アントニオ・カンデーラ (バリャドリード)
-- DF ジョヴァンニ・ディ・レンツォ (ヴィス・ペーザロ)
-- DF ロレンツォ・ルッケージ (レッジャーナ)
No. Pos. 選手名
-- DF アフォンソ・ペイショト (ヴィス・ペーザロ)
-- MF ロレンツォ・ダ・ポッツォ (ピアネーゼ)
-- MF ヌンツィオ・レッラ (バーリ)
-- MF フェデリーコ・タヴェルナーロ (ヴィス・ペーザロ)
-- FW ジェイ・エネム (PACオモニア)
-- FW アルヴィン・オビンナ・オコロ (ヴィス・ペーザロ)
-- FW アンドリヤ・ノヴァコヴィッチ (バーリ)

歴代監督

歴代所属選手

GK

DF

MF

FW

脚注

  1. ^ Contatti”. Venezia FC. 2016年1月21日閲覧。
  2. ^ レッジーナとヴェネツィア、イタリア3部リーグへの登録が果たせず”. サッカーキング (2015年7月15日). 2016年1月21日閲覧。
  3. ^ U.S. lawyer Joe Tacopina buys Italian club Venezia FC”. ESPN FC (2015年10月9日). 2016年1月21日閲覧。
  4. ^ ヴェネツィアがセリエA昇格決定! 退場者出すも終盤の劇的ゴールでプレーオフ突破”. サッカーキング (2021年5月28日). 2021年8月9日閲覧。
  5. ^ 「あまりに美しい」20年ぶりセリエA昇格、ヴェネツィアのユニフォームがイケてると絶賛され即完売”. 超WORLDサッカー (2021年7月31日). 2022年4月4日閲覧。
  6. ^ オシャレユニフォームが話題のヴェネツィア、「シュプリーム」手がけるスタジオ制作のアウェイユニはホームとの対比がテーマで大注目!”. 超WORLDサッカー (2022年7月14日). 2022年7月15日閲覧。
  7. ^ 破産により4部へ降格
  8. ^ 財政不備により勝ち点1はく奪
  9. ^ 破産により5部へ降格
  10. ^ 財政不備により4部へ降格
  11. ^ team” (イタリア語). Venezia FC. 2025年2月15日閲覧。

外部リンク


ACヴェネツィア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 06:32 UTC 版)

名波浩」の記事における「ACヴェネツィア」の解説

同年ジュビロ全てのサッカーをやり尽くした感があった名波は、新天地求め同年夏にイタリア・セリエAのACヴェネツィアに移籍ヴェネツィア前年まで中心選手であったアルバロ・レコバ移籍し、その穴を埋めるべく左利き攻撃的選手求めていた。10月28日コッパ・イタリアペスカーラ戦での決勝ゴール移籍後ゴールとなった1月23日、第18節のウディネーゼ戦でリーグ戦ゴールにして唯一のゴール決めた24試合出場したが、監督交代などの影響もあり、フル出場少なくベンチ入りしても出場機会の無い試合や、僅かな出場時間しか得られない試合もあった。コッパ・イタリアでは準決勝まで勝ち進むも、クラブセリエB降格契約上、クラブ降格すれば退団することが決まっていたため、翌年帰国し磐田復帰した帰国アジアカップメンバー召集され、「イタリア挑戦失敗した自分呼んで貰え感謝している」とコメント大会では名波を中心にした攻撃機能し圧倒的な強さ優勝、名波自身MVP獲得するコパアメリカで名波を酷評したトルシエ監督称賛惜しまなかった。しかし2001年に右膝半月板痛め代表から長期離脱トルシエ監督国民からW杯までの復帰待ち望まれる中、10月欧州遠征セネガル及びナイジェリア対戦)のメンバー召集され同行するも、怪我再発確認され試合出場しないまま再び離脱2002年日韓W杯日本代表からも外れる。本人は「怪我をして外れたではなく実力がなかったから外された」と自分戒めたが、実際怪我からの復調芳しくなかったためである。 ジーコ監督就任後、初の試合となったジャマイカ戦に招集された(背番号は8番。10番中村俊輔着用。)が出場無くその後召集される事はなかった。一方クラブでは、その後ジュビロ中心選手として活躍2002年のJリーグ完全優勝1st2ndステージ制覇)にも大きく貢献した

※この「ACヴェネツィア」の解説は、「名波浩」の解説の一部です。
「ACヴェネツィア」を含む「名波浩」の記事については、「名波浩」の概要を参照ください。

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