USレッチェとは? わかりやすく解説

USレッチェ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/25 14:05 UTC 版)

USレッチェ
原語表記 Unione Sportiva Lecce S.p.A.
愛称 Giallorossi (黄と赤),
Salentini (サレント人),
Lupi (狼)
クラブカラー     黄色
   
    紺色
創設年 1908年
所属リーグ セリエA
所属ディビジョン 1部(2024-25
昨季リーグ順位 14位(2023-24
ホームタウン レッチェ
ホームスタジアム
スタディオ・ヴィア・デル・マーレ
収容人数 40,670
代表者 サヴェリオ・スティッキ・ダミアーニ
監督 ルーカ・ゴッティ英語版
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
サードカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

ウニオーネ・スポルティーヴァ・レッチェUnione Sportiva Lecce S.p.A.)は、イタリアレッチェを本拠地とするサッカークラブ。2024-25シーズンはセリエAに所属。

概要

1908年3月15日、スポルティング・クラブ・レッチェSporting Club Lecce)として創立。1927年9月16日に現在のウニオーネ・スポルティーヴァ・レッチェへと改称している。

セリエA初昇格は、1985-86シーズンで、過去最高順位は1988-89シーズンに記録した9位。その後もセリエAとセリエBを毎年のように降格と昇格を繰り返していた。

デリオ・ロッシ監督に率いられた2003-04シーズンにセリエAに再昇格し、エルネスト・チェバントンを中心に若手主体の編成で昇格組ながらも10位と大躍進した。続く2004-05シーズンもロッシ監督の師匠に当たるズデネク・ゼーマン監督に率いられ、失点を恐れない攻撃サッカーを魅了し、一桁順位にまでは届かなかったものの、このシーズンも10位と余裕でセリエA残留を勝ち取った。しかし2005-06シーズンは一転、ゼーマン監督が去り、スタイルも大きく異なったチームは一気に下降線を辿り、19位に終わりセリエB降格が決定した。

2011年5月15日、セリエA第37節ASバーリ戦にて、2-0の勝利を収め、セリエA残留を決める。しかし、後に降格の決まっていたバーリに対して、レッチェが八百長を働きかけていた事が発覚し、当時バーリに所属していたDFアンドレア・マジエッロは意図的にオウンゴールを入れた事を認め、逮捕された。レッチェは八百長に関わった事により、シーズン終了後にレガ・プロ・プリマ・ディヴィジオーネ(3部)へ降格。この八百長にはシンガポールマフィアが仕組んだ事が判明している。なお、バーリサポーターである弁護士らが起こしていた訴訟を受けて、バーリ裁判所はこの試合を観戦していた観客にチケット価格の10倍にあたる金額を払い戻すという異例の判決を下した[1][2]

1985-86シーズンのセリエA初昇格以降で15回の昇降格を繰り返している。とりわけ1990年代は、1995-96シーズンでのセリエC1に属していた時期を含み毎年のように昇降格を経験した。

セリエAに留まることを目標にするエレベータークラブである[3]

タイトル

国内タイトル

国際タイトル

  • なし

過去の成績

シーズン リーグ戦 コッパ・イタリア
ディビジョン 順位
2000-01 セリエA 34 8 13 13 40 54 37 13位 ベスト16
2001-02 34 6 10 18 36 56 28 16位 2回戦敗退
2002-03 セリエB 38 15 18 5 46 33 63 3位 GS敗退
2003-04 セリエA 34 11 8 15 43 56 41 10位 GS敗退
2004-05 38 10 14 14 66 73 44 11位 ベスト16
2005-06 38 7 8 23 30 57 29 18位 1回戦敗退
2006-07 セリエB 42 17 7 18 56 53 58 9位 1回戦敗退
2007-08 42 23 14 5 70 29 83 3位 1回戦敗退
2008-09 セリエA 38 5 15 18 37 67 30 20位 3回戦敗退
2009-10 セリエB 42 20 15 7 66 47 75 1位 3回戦敗退
2010-11 セリエA 38 11 8 19 46 66 41 17位 4回戦敗退
2011-12 38 8 12 18 40 56 36 18位 3回戦敗退
2012-13 セリエC・ジローネA 32 18 7 7 56 34 61 2位 3回戦敗退
2013-14 セリエC・ジローネB 32 19 4 9 51 30 61 3位 3回戦敗退
2014-15 セリエC・ジローネC 38 20 7 11 50 32 67 6位 2回戦敗退
2015-16 34 17 12 5 46 28 63 3位 2回戦敗退
2016-17 38 21 11 6 62 36 74 2位 3回戦敗退
2017-18 36 21 11 4 53 30 74 1位 3回戦敗退
2018-19 セリエB 36 19 9 8 66 45 66 2位 3回戦敗退
2019-20 セリエA 38 9 8 21 52 85 35 18位 4回戦敗退
2020-21 セリエB 38 16 14 8 68 47 62 4位 3回戦敗退
2021-22 38 19 14 5 59 31 71 1位 ベスト16
2022-23 セリエA 38 8 12 18 33 46 36 16位 1回戦敗退
2023-24 38 8 14 16 32 54 38 14位 2回戦敗退
2024-25 38 8 10 20 27 58 34 17位 2回戦敗退

現所属メンバー

セリエA 2023-2024シーズン基本フォーメーション(4-3-3
2024年9月10日現在[4]

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
1 GK クリスティアン・フリュヒトル
2 DF アンディ・ペルマード英語版 ()
3 FW アンテ・レビッチ
4 DF キアロンダ・ガスパール英語版
5 MF メドン・ベリシャ英語版 ()★
6 DF フェデリコ・バスキロット
7 FW テテ・モレンテ
8 MF ハムザ・ラフィア ()
9 FW ニコラ・クルストヴィッチ () ★
10 MF レミ・ウダン英語版
11 FW ニコラ・サンソーネ ()
12 DF フレデリク・ギルベール
13 FW パトリック・ドルグ ()
14 MF ソーリル・ヨハン・ヘルガソン
16 MF ジョアン・ゴンサレス
19 DF ギャビン・ジャン英語版
20 MF イルベル・ラマダニ ()★
21 DF ケヴィン・ボニファーツィ
No. Pos. 選手名
22 FW ラメック・バンダ
23 FW ラレシュ・ブルネテ英語版
25 DF アントニーノ・ガッロ
27 MF エド・マックジャネット英語版 ()
28 DF セバスティアーノ・エスポジト ()
29 MF ラサッナ・クリバリ
30 GK ヴラディミーロ・ファルコーネ
32 GK イェスパー・サモーヤ
34 FW ダリオ・ダカ ()
36 MF フィリプ・マルチヴィニスキ
40 FW ルイス・ハサ ()
42 DF バーノン・アド ()
50 FW サンティエゴ・ピエロッティ英語版 ()
75 MF バルタザール・ピエレット英語版
77 MF モハメド・カバ英語版 ()
98 GK アレクサンドル・ボルベイ
-- FW イェッペ・コーフィッツェン英語版

※括弧内の国旗はその他保有国籍、もしくは市民権、星印はEU圏外選手を示す。

レンタル移籍

in

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
2 DF アンディ・ペルマード英語版 (クレルモン)()
No. Pos. 選手名
21 DF ケヴィン・ボニファーツィ (ボローニャ)
out

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
-- FW パブロ・ロドリゲス (ラシン)
-- FW ジャコモ・ファティカンティ英語版 (ユヴェントス U-23)
-- FW ヨエル・ヴォエルケーリング・ペルション英語版 (ヴェルナモ)
No. Pos. 選手名
-- DF マッツ・レメンスオランダ語版 (ロケレン)
-- FW アンリ・サロマー英語版 (カゼルターナ)

歴代監督

歴代所属選手

GK

DF

MF

FW

脚注

参考文献

  • 後藤 健生『ヨーロッパ・サッカーの源流へ―プレミア、セリエA、フランスリーグ取材ノートから』双葉社、2000年。ISBN 978-4575291391 

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「USレッチェ」の関連用語

USレッチェのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



USレッチェのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのUSレッチェ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS