1970年の阪神タイガース

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1970年の阪神タイガース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/02/14 06:46 UTC 版)

1970年の阪神タイガース
成績
セントラル・リーグ2位
77勝49敗4分 勝率.611[1]
本拠地
都市	兵庫県西宮市
球場	阪神甲子園球場
球団組織
オーナー	野田誠三
経営母体	阪神電気鉄道
監督	村山実（選手兼任）
« 1969 1971 »
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1970年の阪神タイガース（1970ねんのはんしんタイガース）では、1970年の阪神タイガースの動向をまとめる。

この年の阪神タイガースは、村山実選手兼任監督の1年目のシーズンである。

概要

前年2位になりながらも1年で辞任した後藤次男前監督の後を受け、村山実が選手兼監督に就任。村山新監督は就任後のドラフトで上田次朗を1位で指名して江夏豊頼りの投手陣の強化を図った。打撃陣では後藤前監督が辛抱強く起用した田淵幸一が2年目のジンクスを吹き飛ばすように本塁打を量産し、また安藤統男が打率2位になるなどチーム打率は巨人をやや上回った。チームは5月まで巨人をマークするものの、黒い霧事件で葛城隆雄が逮捕され、江夏も謹慎処分になるなどの影響で戦力が低下。一時は4位に転落するものの、巨人の勢いが落ちた8月には3ゲーム差まで追い上げ、直接対決に勝てば首位に立てるはずだった。しかし、8月26日の広島戦で田淵が頭部に死球を受けて残りのシーズンを棒に振り、江夏も心臓病で入院し投打の主力が戦線離脱するアクシデントに見舞われる。田淵離脱後の打線はウィリー・カークランド、フレッド・バレンタインの両外国人が中心となって田淵不在の打線をカバーしたが、巨人が11の貯金を稼いだ広島戦を5割で終わったことと、終盤の直接対決を勝ちきれなかったことが響き、77勝を上げながらも巨人の6連覇を許して2位に終わった。この年からユニフォームに背中ネームが採用された^[2]。

チーム成績

レギュラーシーズン

開幕オーダー

1	左	藤井栄治
2	二	安藤統男
3	遊	藤田平
4	中	バレンタイン
5	右	カークランド
6	捕	田淵幸一
7	一	遠井吾郎
8	三	後藤和昭
9	投	江夏豊

1970年セントラル・リーグ順位変動

順位	4月終了時		5月終了時		6月終了時		7月終了時		8月終了時		9月終了時		最終成績
1位	巨人	--	巨人	--	巨人	--	巨人	--	巨人	--	巨人	--	巨人	--
2位	広島	0.5	阪神	0.5	広島	5.5	大洋	5.5	阪神	3.5	阪神	3.0	阪神	2.0
3位	阪神	2.0	広島	2.0	大洋	6.0	阪神	6.0	大洋	6.0	大洋	4.5	大洋	10.0
4位	ヤクルト	3.0	大洋	5.5	阪神	7.0	広島	8.0	広島	10.0	広島	10.5	広島	15.0
5位	中日	3.0	中日	6.5	中日	11.5	中日	16.5	中日	14.5	中日	19.0	中日	23.5
6位	大洋	3.5	ヤクルト	9.5	ヤクルト	15.0	ヤクルト	21.0	ヤクルト	29.0	ヤクルト	35.0	ヤクルト	45.5

1970年セントラル・リーグ最終成績

順位	球団	勝	敗	分	勝率	差
1位	読売ジャイアンツ	79	47	4	.627	優勝
2位	阪神タイガース	77	49	4	.611	2.0
3位	大洋ホエールズ	69	57	4	.548	10.0
4位	広島東洋カープ	62	60	8	.508	15.0
5位	中日ドラゴンズ	55	70	5	.440	23.5
6位	ヤクルトアトムズ	33	92	5	.264	45.5

^[1]

入団・退団

シーズン開幕前

本節では、前シーズン終了から本シーズン開幕までの入退団について記述する。

入団 選手名 背番号 前所属 備考 投手|投手 池島和彦 14 元三協精機 ドラフト7位 上田次朗 16 東海大学 ドラフト1位 但田裕介 35 東京・堀越高 ドラフト3位 上辻修 46 商船港運 ドラフト外 捕手 中村利一 52 ドラフト外 奥田修 53 ドラフト外 内野手 鎌田実 41 近鉄 自由契約 川本浩次 43 京都・平安高 ドラフト外 外野手 葛城隆雄 5 佐藤正治 33 河合楽器 ドラフト5位 バレンタイン 39 新外国人 山田敏彦 45 ドラフト外 退団 選手名 背番号 退団区分 去就 投手 安部和春 14 引退 森光正吉 33 引退 柿本実 41 引退 2軍コーチ 杉本郁久夫 43 引退 金本秀夫 46 引退 坂本義雄 47 引退 内野手 本屋敷錦吾 2 引退 1軍コーチ 小玉明利 3 引退 野球評論家 吉田義男 23 引退 野球解説者 外野手 ゲインズ 35 シーズン開幕後 本節では、本シーズン開幕から本シーズン終了までの入退団について記述する。 退団 選手名 背番号 退団区分 去就 投手 久野剛司 26 金銭トレード 西鉄

オールスターゲーム1970

詳細は「1970年のオールスターゲーム (日本プロ野球)」を参照

コーチ	ファン投票	監督推薦
村山実	田淵幸一 藤田平	上田二朗 江夏豊 安藤統夫 遠井吾郎

• 取り消し線は出場辞退

選手・スタッフ

阪神タイガース 1970
監督	11 村山実（選手兼任）
コーチ	71 藤井勇（ヘッド） 61 西山和良 62 本屋敷錦吾 63 山田伝 64 渡辺省三 65 三宅培司 66 谷本稔 68 梅本正之 72 柿本実
投手	7 鈴木皖武 11 村山実（監督兼任） 13 奥田敏輝 14 池島和彦 15 権藤正利 16 上田二郎 17 伊藤幸男 18 石床幹雄 25 古沢憲司 26 久野剛司（6月退団） 27 若生智男（コーチ補佐兼任） 28 江夏豊 29 植木一智 30 平山英雄 35 但田裕介 36 江田昌司 37 野上俊夫 42 鏑木悦純 46 上辻修 47 吉良修一 51 久保征弘 56→26 山本重政
捕手	20 辻恭彦 22 田淵幸一 44 藤田訓弘 50 真鍋幹三 52 中村利一 53 奥田修
内野手	1 大倉英貴 2 野田征稔 3 後藤和昭 4 川藤幸三 6 藤田平 8 西村公一 9 安藤統夫 24 遠井吾郎 38 楠橋高幸 41 鎌田実 43 川本浩次 48 原秀樹
外野手	5 葛城隆雄 12 和田徹 19 藤井栄治 21 山尾孝雄 31 カークランド 32 池田純一 33 佐藤正治 34 溝口憲雄 39 バレンタイン 40 桑野議 45 山田敏彦 49 大原和男

試合結果

凡例
勝利試合	敗北試合	引き分け	中止

1970年 レギュラーシーズン
4月(5勝5敗3分 .500)  # 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗 4月11日 ヤクルト 中止 甲子園 – 1 4月12日 ヤクルト 3-0 江夏(1-0) - - 甲子園 1-0 2 4月14日 中日 8-1 若生(1-0) - - 安藤（1） 中日 2-0 3 4月15日 中日 4-5 - 江夏(1-1) - 葛城（1） 中日 2-1 4 4月16日 中日 1-1 - - - 中日 2-1-1 4月17日 巨人 中止 甲子園 – 4月18日 巨人 中止 甲子園 – 5 4月19日 巨人 2-2 - - - 田淵（1） 甲子園 2-1-2 6 4月21日 大洋 3-0 若生(2-0) - - 藤田平（1） 甲子園 3-1-2 7 4月22日 大洋 7-1 伊藤(1-0) - - カークランド（1）田淵（2） 甲子園 4-1-2 8 4月23日 大洋 2-1 上田(1-0) - - 甲子園 5-1-2 9 4月24日 広島 1-1 - - - 広島市民 5-1-3 10 4月25日 広島 5-6 - 権藤（0-1） - 田淵（3） 広島市民 5-2-3 11 4月26日 広島 1-2 - 若生(2-1) - 広島市民 5-3-3 4月28日 大洋 中止 川崎 – 12 4月29日 大洋 2-3 - 江夏(1-2) - 川崎 5-4-3 13 4月30日 大洋 3-7 - 上田(1-1) - 藤井栄（1） 川崎 5-5-3
5月(15勝8敗0分 .652)  # 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗 14 5月1日 中日 7-2 伊藤(2-0) - - 田淵（4・5）バレンタイン（1・2） 甲子園 6-5-3 15 5月2日 中日 2-6 - 江夏(1-3) - 甲子園 6-6-3 5月3日 中日 中止 甲子園 – 16 5月5日 ヤクルト 6-0 江夏(2-3) - - バレンタイン（3）大倉（1） 神宮 7-6-3 17 5月6日 ヤクルト 5-1 権藤(1-1) - - 田淵（6）藤田平（2） 神宮 8-6-3 5月7日 ヤクルト 中止 神宮 – 18 5月9日 広島 4-1 江夏(3-3) - - 藤井栄（2）田淵（7） カークランド（2） 甲子園 9-6-3 19 5月10日 広島 1-5 - 伊藤(2-1) - 甲子園 9-7-3 20 5月10日 広島 1-2 - 鈴木(0-1) - 藤井栄（3） 甲子園 9-8-3 21 5月12日 巨人 6-4 若生(3-1) - - 遠井（1） 後楽園 10-8-3 22 5月13日 巨人 6-4 村山(1-0) - - 田淵（8・9）遠井（2） 後楽園 11-8-3 23 5月14日 巨人 2-3 - 上田(1-2) - 安藤（2） 後楽園 11-9-3 24 5月16日 ヤクルト 5-0 江夏(4-3) - - 甲子園 12-9-3 25 5月17日 ヤクルト 5-4 上田(2-2) - - 甲子園 13-9-3 26 5月17日 ヤクルト 2-1 鈴木(1-1) - - 安藤（3）田淵（10） 甲子園 14-9-3 27 5月19日 巨人 1-3 - 若生(3-2) - 甲子園 14-10-3 5月20日 巨人 中止 甲子園 – 28 5月21日 巨人 2-1 江夏(5-3) - - 甲子園 15-10-3 29 5月22日 中日 3-2 伊藤(3-1) - - 藤田平（3） 中日 16-10-3 30 5月23日 中日 3-0 上田(3-2) - - 中日 17-10-3 31 5月24日 中日 1-4 - 若生(3-3) - 中日 17-11-3 32 5月26日 大洋 2-1 江夏(6-3) - - 田淵（11） 川崎 18-11-3 33 5月27日 大洋 1-2 - 鈴木(1-2) - 川崎 18-12-3 34 5月28日 大洋 4-3 伊藤(4-1) - - 佐藤正（1） 川崎 19-12-3 35 5月30日 広島 0-5 - 江夏(6-4) - 甲子園 19-13-3 36 5月31日a 広島 7-2 権藤(2-1) - - 田淵（12）和田徹（1） 甲子園 20-13-3 5月31日b 広島 中止 甲子園 –
6月(6勝12敗0分 .333)  # 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗 37 6月2日 大洋 2-3 - 若生(3-4) - 山尾（1） 甲子園 20-14-3 38 6月3日 大洋 3-1 江夏(7-4) - - 甲子園 21-14-3 6月4日 大洋 中止 甲子園 – 39 6月6日 広島 2-8 - 鈴木(1-3) - 田淵（13） 広島市民 21-15-3 40 6月7日a 広島 4-5 - 上田(3-3) - 広島市民 21-16-3 41 6月7日b 広島 0-1 - 村山(1-1) - 広島市民 21-17-3 42 6月9日 巨人 2-4 - 江夏(7-5) - バレンタイン（4）安藤（4） 後楽園 21-18-3 43 6月10日 巨人 3-5 - 若生(3-5) - 後楽園 21-19-3 44 6月11日 巨人 3-6 - 江夏(7-6) - 山尾（2） 後楽園 21-20-3 45 6月13日 ヤクルト 9-3 上田(4-3) - - 神宮 22-20-3 6月14日 ヤクルト 中止 神宮 – 6月16日 中日 中止 甲子園 – 46 6月17日 中日 3-11 - 上田(4-4) - 田淵（14） 甲子園 22-21-3 6月18日 中日 中止 甲子園 – 6月19日 巨人 中止 甲子園 – 47 6月20日 巨人 0-2 - 村山(1-2) - 甲子園 22-22-3 48 6月21日 巨人 3-1 若生(4-5) - - 甲子園 23-22-3 49 6月23日 中日 3-4 - 池島(0-1) - バレンタイン（5） 中日 23-23-3 50 6月24日 中日 3-1 上田(5-4) - - 中日 24-23-3 6月25日 中日 中止 中日 – 51 6月26日 ヤクルト 4-14 - 若生(4-6) - カークランド（3） 神宮 24-24-3 52 6月27日 ヤクルト 14-0 村山(2-2) - - 池田純（1）和田徹（2） 神宮 25-24-3 53 6月28日 ヤクルト 2-1 若生(5-6) - - 神宮 26-24-3 54 6月30日 大洋 1-4 - 上田(5-5) - 川崎 26-25-3
7月(11勝5敗1分 .688)  # 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗 7月1日 大洋 中止 川崎 – 55 7月2日 大洋 2-4 - 若生(5-7) - カークランド（4） 川崎 26-26-3 56 7月4日 中日 2-0 江夏(8-6) - - 田淵（15） 甲子園 27-26-3 7月5日 中日 中止 甲子園 – 57 7月6日 中日 7-1 上田(6-5) - - 田淵（16）藤田平（4） 甲子園 28-26-3 58 7月7日 大洋 1-0 村山(3-2) - - 甲子園 29-26-3 59 7月8日 大洋 5-4 山本(1-0) - - 安藤（5） 甲子園 30-26-3 60 7月9日 大洋 2-4 - 鈴木(1-4) - 甲子園 30-27-3 7月11日a 広島 中止 甲子園 – 7月11日b 広島 中止 甲子園 – 61 7月12日 広島 5-1 上田(7-5) - - 藤田平（5）田淵（17） 甲子園 31-27-3 7月13日 広島 中止 甲子園 – 62 7月14日 巨人 7-3 江夏(9-6) - - カークランド（5・6・7）遠井（3） 後楽園 32-27-3 63 7月15日 巨人 3-1 村山(4-2) - - 池田純（2・3） 後楽園 33-27-3 64 7月16日 巨人 0-3 - 上田(7-6) - 後楽園 33-28-3 65 7月24日 広島 5-2 江夏(10-6) - - バレンタイン（6・7） カークランド（8） 広島市民 34-28-3 66 7月25日 広島 3-0 村山(5-2) - - 田淵（18） 広島市民 35-28-3 67 7月26日 広島 6-6 - - - 池田純（4）田淵（19） 広島市民 35-28-4 68 7月28日 ヤクルト 1-3 - 江夏(10-7) - 安藤（6） 甲子園 35-29-4 69 7月29日 ヤクルト 4-0 村山(6-2) - - 池田純（5） 甲子園 36-29-4 70 7月30日 ヤクルト 6-13 - 権藤(2-2) - 遠井（4） 甲子園 36-30-4 71 7月31日 巨人 1-0 江夏(11-7) - - 甲子園 37-30-4
8月(15勝8敗0分 .652)  # 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗 72 8月1日 巨人 4-2 若生(6-7) - - 甲子園 38-30-4 73 8月2日 巨人 0-8 - 江夏(11-8) - 甲子園 38-31-4 74 8月4日 ヤクルト 5-2 伊藤(5-1) - - 安藤（7） 神宮 39-31-4 75 8月5日 ヤクルト 6-4 山本(2-0) - - 神宮 40-31-4 76 8月6日 ヤクルト 5-2 江夏(12-8) - - 遠井（5）野田（1） 田淵（20）後藤和（1） 神宮 41-31-4 77 8月8日 大洋 3-5 - 上田(7-7) - 池田純（6） 西京極 41-32-4 78 8月9日a 大洋 0-2 - 江夏(12-9) - 西京極 41-33-4 79 8月9日b 大洋 8-3 村山(7-2) - - カークランド（9） 田淵（21）後藤和（2） 西京極 42-33-4 80 8月11日 広島 2-1 若生(7-7) - - 広島市民 43-33-4 8月12日 広島 中止 広島市民 – 81 8月13日 広島 1-2 - 伊藤(5-2) - 広島市民 43-34-4 82 8月15日 巨人 4-1 江夏(13-9) - - 池田純（7） 後楽園 44-34-4 83 8月16日 巨人 3-1 江夏(14-9) - - 池田純（8） 後楽園 45-34-4 84 8月18日 大洋 4-1 若生(8-7) - - 安藤（8）池田純（9） 川崎 46-34-4 8月19日 大洋 中止 川崎 – 85 8月20日 大洋 0-4 - 江夏(14-10) - 川崎 46-35-4 86 8月22日 中日 3-2 権藤(3-2) - - 山尾（3） 甲子園 47-35-4 87 8月23日 中日 6-5 鈴木(2-4) - - 池田純（10）藤田平（6） 甲子園 48-35-4 88 8月24日 中日 0-1 - 江夏(14-11) - 甲子園 48-36-4 89 8月25日 広島 7-6 鈴木(3-4) - - 鎌田（1） 甲子園 49-36-4 90 8月26日 広島 8-1 鈴木(4-4) - - 遠井（6）野田（2） 甲子園 50-36-4 91 8月27日 広島 0-1 - 上田(7-8) - 甲子園 50-37-4 92 8月29日 中日 8-4 江夏(15-11) - - バレンタイン（8）遠井（7） 中日 51-37-4 93 8月30日a 中日 5-2 若生(9-7) - - 中日 52-37-4 94 8月30日b 中日 3-4 - 鈴木(4-5) - 池田純（11）藤田平（7） 中日 52-38-4
9月(11勝7敗0分 .611)  # 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗 95 9月1日 ヤクルト 5-3 権藤(4-2) - - 甲子園 53-38-4 96 9月2日 ヤクルト 4-5 - 江夏(15-12) - 和田徹（3） 甲子園 53-39-4 9月3日 ヤクルト 中止 甲子園 – 97 9月5日 広島 0-1 - 若生(9-8) - 広島市民 53-40-4 98 9月6日 広島 1-0 江夏(16-12) - - 広島市民 54-40-4 99 9月8日 ヤクルト 0-2 - 権藤(4-3) - 甲子園 54-41-4 100 9月9日 ヤクルト 6-2 村山(8-2) - - 遠井（8） 甲子園 55-41-4 101 9月10日 ヤクルト 3-0 江夏(17-12) - - 甲子園 56-41-4 102 9月12日 中日 10-1 村山(9-2) - - バレンタイン（9）遠井（9） カークランド（10） 中日 57-41-4 103 9月13日 中日 7-4 若生(10-8) - - 野田（3）山尾（4） 中日 58-41-4 9月15日 巨人 中止 甲子園 – 104 9月16日 巨人 0-4 - 江夏(17-13) - 甲子園 58-42-4 105 9月17日 巨人 2-1 村山(10-2) - - 甲子園 59-42-4 9月19日 ヤクルト 中止 神宮 – 106 9月20日 ヤクルト 1-0 江夏(18-13) - - 神宮 60-42-4 107 9月21日 ヤクルト 4-2 伊藤(6-2) - - 後藤和（3） 神宮 61-42-4 108 9月22日 巨人 2-1 江夏(19-13) - - バレンタイン（10） 後楽園 62-42-4 109 9月23日 巨人 2-3 - 村山(10-3) - 後楽園 62-43-4 110 9月26日 中日 0-1 - 江夏(19-14) - 甲子園 62-44-4 111 9月27日 中日 4-3 村山(11-3) - - バレンタイン（11） カークランド（11） 甲子園 63-44-4 9月28日 中日 中止 甲子園 – 9月29日 大洋 中止 川崎 – 112 9月30日 大洋 0-3 - 若生(10-9) - 川崎 63-45-4
10月(14勝4敗0分 .778)  # 日付 対戦相手 スコア 勝利投手 敗戦投手 セーブ 本塁打 球場 勝敗 113 10月1日 大洋 1-0 江夏(20-14) - - カークランド（12） 川崎 64-45-4 114 10月3日 広島 4-3 鈴木(5-5) - - 辻恭（1） 甲子園 65-45-4 10月4日 広島 中止 甲子園 – 115 10月5日 広島 1-0 江夏(21-14) - - 甲子園 66-45-4 116 10月6日 大洋 3-0 村山(12-3) - - 甲子園 67-45-4 117 10月7日 大洋 1-0 若生(11-9) - - 甲子園 68-45-4 118 10月10日 巨人 2-6 - 江夏(21-15) - 藤田平（8）安藤（9） 甲子園 68-46-4 119 10月11日 巨人 3-0 村山(13-3) - - 甲子園 69-46-4 120 10月12日 巨人 3-6 - 江夏(21-16) - 甲子園 69-47-4 10月13日a 中日 中止 甲子園 – 10月13日b 中日 中止 甲子園 – 121 10月14日 ヤクルト 4-1 権藤(5-3) - - 甲子園 70-47-4 122 10月15日a 中日 3-0 若生(12-9) - - 遠井（10） 甲子園 71-47-4 123 10月15日b 中日 1-0 上田(8-8) - - カークランド（13） 甲子園 72-47-4 124 10月16日 広島 3-4 - 江夏(21-17) - 鎌田（2） 甲子園 72-48-4 10月17日 広島 中止 甲子園 – 125 10月18日 ヤクルト 4-0 村山(14-3) - - 川崎 73-48-4 126 10月19日 ヤクルト 9-5 権藤(6-3) - - 藤田平（9） カークランド（14・15） 川崎 74-48-4 127 10月21日 中日 0-1 - 若生(12-10) - 甲子園 74-49-4 128 10月23日 大洋 13-2 上田(9-8) - - 安藤（10） 川崎 75-49-4 129 10月24日 大洋 2-1 平山(1-0) - - 川崎 76-49-4 130 10月25日 広島 3-1 若生(13-10) - - 池田純（12） 甲子園 77-49-4

※日付の後の（a）はダブルヘッダー第1試合（b）はダブルヘッダー第2試合
※セーブ制度は1974年から

個人成績

投手成績

※色付きは規定投球回数（130イニング）以上の選手

• 太字はリーグ最高。
• 完封合計は継投も含む

選手	登 板	完 投	完 封	勝 利	敗 戦	勝 率	投 球 回	被 安 打	被 本 塁 打	与 四 球	与 死 球	奪 三 振	失 点	自 責 点	防 御 率
むら/ 村山実	25	7	5	14	3	.824	156.0	85	7	34	3	118	18	17	0.98
えな/ 江夏豊	52	25	8	21	17	.553	337.2	232	29	73	3	340	87	80	2.13
わこ/ 若生智男	41	9	2	13	10	.565	195.0	159	14	53	3	94	56	47	2.17
うえた/ 上田二朗	27	7	2	9	8	.529	141.1	111	20	31	6	105	50	47	3.00
いけ/ 池島和彦	3	0	0	0	1	.000	5.0	8	1	1	0	1	5	5	9.00
いと/ 伊藤幸男	25	2	0	6	2	.750	87.2	83	7	19	4	39	32	31	3.17
うえき/ 植木一智	4	0	0	0	0	.000	6.0	10	0	1	0	4	5	5	7.50
きら/ 吉良修一	6	0	0	0	0	.000	7.2	8	0	0	1	8	6	6	6.75
こん/ 権藤正利	30	1	0	6	3	.667	92.1	81	3	32	3	74	28	25	2.45
すす/ 鈴木皖武	26	3	0	5	5	.500	94.2	70	11	21	3	49	25	25	2.37
つみ/ 鏑木悦純	1	0	0	0	0	.000	0.0	4	0	0	0	0	1	1	-
ひさ/ 久野剛司	7	0	0	0	0	.000	8.2	15	1	3	0	8	10	10	10.00
ひら/ 平山英雄	1	0	0	1	0	1.000	7.1	5	0	3	0	5	1	0	0.00
やま/ 山本重政	17	0	0	2	0	1.000	37.2	25	3	11	3	33	11	9	2.13
合計		54	22	77	49	.611	1177.0	896	96	282	29	878	335	308	2.36

打撃成績

• 色付きは規定打席（403打席）以上の選手
• 太字 はリーグ最高

選手	試 合	打 席	打 数	得 点	安 打	二 塁 打	三 塁 打	本 塁 打	塁 打	打 点	盗 塁	盗 塁 死	犠 打	犠 飛	四 球	死 球	三 振	併 殺 打	打 率	出 塁 率
あん/ 安藤統夫	121	440	378	45	111	15	1	10	158	30	3	6	29	1	29	3	45	5	.294	.349
とお/ 遠井吾郎	123	467	416	31	118	18	2	10	170	55	4	2	7	3	38	3	62	6	.284	.348
ふし/ 藤田平	121	486	443	48	122	26	3	9	181	51	5	5	2	7	33	1	53	6	.275	.327
かく/ カークランド	118	408	369	40	92	16	1	15	155	32	3	6	6	1	28	4	81	8	.249	.309
はれ/ バレンタイン	123	495	439	40	108	22	2	11	167	46	3	5	6	3	41	6	76	5	.246	.319
いけ/ 池田純一	100	190	176	25	44	5	1	12	87	32	0	3	2	0	11	1	34	1	.250	.298
えた/ 江田昌司	28	17	14	5	3	2	0	0	5	3	0	0	0	0	2	1	5	0	.214	.353
おお/ 大原和男	8	8	8	0	2	0	0	0	2	0	0	0	0	0	0	0	2	1	.250	.250
おおく/ 大倉英貴	51	128	112	9	22	5	1	1	32	7	1	1	3	1	4	8	23	1	.196	.274
かつ/ 葛城隆雄	14	35	30	1	8	0	0	1	11	5	0	2	1	2	2	0	3	1	.267	.313
かま/ 鎌田実	108	213	186	23	54	5	3	2	71	12	3	2	15	0	12	0	12	5	.290	.333
かわ/ 川藤幸三	7	0	0	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	-	-
くす/ 楠橋高幸	2	0	0	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	-	-
くわ/ 桑野議	20	25	21	2	4	1	0	0	5	2	0	0	1	1	1	1	3	1	.190	.261
こと/ 後藤和昭	73	157	142	17	32	7	0	3	48	9	1	0	7	0	7	1	28	3	.225	.267
さと/ 佐藤正治	96	144	124	31	30	6	2	1	43	10	16	2	2	0	14	4	15	4	.242	.338
たふ/ 田淵幸一	89	355	316	40	77	11	0	21	151	40	1	2	0	0	32	7	74	6	.244	.327
つし/ 辻恭彦	62	171	150	6	33	5	0	1	41	9	1	1	5	0	14	2	23	7	.220	.295
なへ/ 真鍋幹三	3	1	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	.000	.000
にし/ 西村公一	12	15	13	2	2	0	0	0	2	0	0	0	0	0	2	0	8	0	.154	.267
のた/ 野田征稔	88	137	127	17	30	2	2	3	45	14	9	3	4	0	5	1	15	0	.236	.271
はら/ 原秀樹	2	1	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	.000	.000
ふし/ 藤井栄治	75	215	186	19	45	6	0	3	60	14	1	3	0	5	23	1	29	2	.242	.329
ふしたく/ 藤田訓弘	8	2	2	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	.000	.000
やま/ 山尾孝雄	94	235	205	18	53	6	1	4	73	11	1	5	6	0	23	1	36	2	.259	.336
わた/ 和田徹	77	92	86	7	15	5	0	3	29	14	1	0	3	0	3	0	19	2	.174	.202
いと/ 伊藤幸男	25	30	26	2	4	2	0	0	6	3	0	0	4	0	0	0	12	2	.154	.154
うえた/ 上田二朗	27	50	44	0	5	0	1	0	7	3	0	0	4	0	2	0	23	0	.114	.152
えな/ 江夏豊	52	121	120	1	18	5	0	0	23	4	0	0	0	0	1	0	45	2	.150	.157
きら/ 吉良修一	6	1	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	.000	.000
こん/ 権藤正利	30	29	26	1	5	0	0	0	5	2	1	0	1	0	2	0	5	0	.192	.250
すす/ 鈴木皖武	26	27	22	0	2	0	0	0	2	0	0	0	4	0	1	0	3	0	.091	.130
ひら/ 平山英雄	1	3	3	1	1	1	0	0	2	0	0	0	0	0	0	0	0	0	.333	.333
むら/ 村山実	25	53	47	2	9	1	0	0	10	1	0	0	3	0	3	0	19	0	.191	.240
やまも/ 山本重政	17	5	5	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	3	0	.000	.000
わこ/ 若生智男	41	65	61	0	4	1	0	0	5	2	0	0	3	0	1	0	24	0	.066	.081
合計		4821	4300	435	1053	173	20	110	1596	411	54	48	118	24	334	45	780	70	.245	.306

表彰

• 村山実
  • 最優秀防御率　0.98（8年ぶり3度目で戦後かつ2リーグ制後初の防御率0点台達成）
  • 最高勝率　.824（初受賞）
• 江夏豊
  • 最多奪三振　340個（4年連続4度目）
• 安藤統夫
  • ベストナイン 〈二〉（初受賞）
• 藤田平
  • ベストナイン 〈遊〉（2年連続3度目）

達成記録・出来事

• 1月11日 - 近鉄を自由契約となった鎌田実の入団を発表^[3]。
• 5月19日 - 大井オート、船橋オートの八百長事件を捜査中の警視庁捜査四課、葛城隆雄を小型自動車競争法違反で逮捕。セントラル・リーグは葛城に対し、即座に期限を定めず出場停止処分にした（黒い霧事件）
• 6月18日 - プロ野球コミッショナー会議は、出場停止中の葛城隆雄を「3か月の期限付失格選手」に指名する。期限切れの後は自由契約選手とされ、葛城はこの年限りで現役を引退した。また同日、野球賭博で暴力団から腕時計を贈られていた江夏豊投手を「謹慎」処分にした。
• 6月27日 - ヤクルト9回戦（神宮）でNPBで2度目、セ・リーグ初の「毎回得点」を達成
  詳細は「毎回得点#日本プロ野球」を参照
• 7月2日 - 江夏豊が大洋7回戦（川崎）の7回に重松省三から三振を奪い通算1000奪三振、史上38人目
• 7月7日 - 村山実が大洋13回戦（甲子園）先発登板し完封勝利を挙げ通算200勝を達成、史上14人目
• 8月6日 - 遠井吾郎がヤクルト16回戦（神宮）の4回に松岡弘から本塁打を放ち通算1000安打、史上74人目^[4]
• 8月26日 - 田渕幸一が広島19回戦（甲子園）が3回に外木場義郎投手から左こめかみにデッドボールを食らう。耳から出血するほどの重傷だったが、3ヶ月の入院で一命を取り留めた
• 9月13日 - 若生智男が中日21回戦（中日）で先発登板し、通算500試合登板を達成^[5]
• 10月25日 - 若生智男が広島26回戦（甲子園）で先発して13勝目を挙げ通算100勝、史上50人目^[6]

ドラフト指名選手

詳細は「1970年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)」を参照

順位	選手名	ポジション	所属	結果
1位	谷村智博	投手	鐘淵化学	入団
2位	末永正昭	内野手	熊谷組	入団
3位	楠本秀雄	外野手	小西酒造	入団
4位	船見信幸	内野手	日本楽器	拒否
5位	才田修	内野手	北陽高	入団
6位	小川清一	投手	大分商業高	入団
7位	上甲秀男	外野手	電電四国	入団
8位	太田良章	内野手	中京高	拒否・中京大学進学
9位	勝亦治	捕手	静岡商業高	入団

脚注

[脚注の使い方]

注釈

出典

1. ^ ^{a b} “年度別成績 1970年 セントラル・リーグ”. 日本野球機構. 2017年4月25日閲覧。
2. ^ 綱島理友のユニフォーム物語｜チーム情報｜阪神タイガース公式サイト
3. ^ 読売新聞1970年1月11日10面「プロ野球短信」読売新聞縮刷版1970年1月p290
4. ^ 読売新聞1970年8月7日11面「遠井（阪神）が千本安打」読売新聞縮刷版1970年8月p187
5. ^ 毎日新聞1970年9月14日15面「若生が五百試合登板」毎日新聞縮刷版1970年5月p421
6. ^ 読売新聞1970年10月25日11面「若生プロ入り百勝目」読売新聞縮刷版1970年10月p883

表 話 編 歴 « 1969 1970年の日本プロ野球 1971 »
セントラル・リーグ				パシフィック・リーグ
優勝	読売ジャイアンツ	2位	阪神タイガース	優勝	ロッテオリオンズ	2位	南海ホークス
3位	大洋ホエールズ	4位	広島東洋カープ	3位	近鉄バファローズ	4位	阪急ブレーブス
5位	中日ドラゴンズ	6位	ヤクルトアトムズ	5位	東映フライヤーズ	6位	西鉄ライオンズ
：日本一　 ：日本シリーズ出場
日本シリーズ オールスターゲーム ドラフト会議 日米野球（×ジャイアンツ）

表 話 編 歴 各年の阪神タイガース
1930年代	1935 1936 1937 1938 1939
1940年代	1940 1941 1942 1943 1944 1945 1946 1947 1948 1949
1950年代	1950 1951 1952 1953 1954 1955 1956 1957 1958 1959
1960年代	1960 1961 1962 1963 1964 1965 1966 1967 1968 1969
1970年代	1970 1971 1972 1973 1974 1975 1976 1977 1978 1979
1980年代	1980 1981 1982 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989
1990年代	1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999
2000年代	2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009
2010年代	2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019
2020年代	2020 2021 2022 2023 2024
1945年は戦況悪化のため、公式戦を休止。合同チームによる非公式戦のみ開催。

この項目は、野球に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（PJ野球/P野球）。

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