1970年の南海ホークス では、1970年の南海ホークス の動向をまとめる。
この年の南海ホークスは、野村克也 選手兼任監督の1年目のシーズンである。
概要
前年最下位からの巻き返しを図るべく、野村新監督のもとコーチ陣もユニフォームも一新。新監督の片腕として1969年 までプレーしたドン・ブレイザー がヘッドコーチに就任。新体制で最下位からのスタートとなったこの年は佐藤道郎 や門田博光 などの新戦力を投入し、開幕オーダーには広島 からトレード移籍の古葉竹識 をスタメンで7番に起用し、前年台頭の西岡三四郎 を開幕投手に抜擢。野村監督1年目のチームは開幕からまずまずの滑り出しで、6月以降はロッテ に次ぐ2位につけた。前年のケガで本塁打王がストップした兼任監督の野村も打棒が復活し、最終的に監督ながらも30本塁打以上で主砲健在をアピールし、チーム本塁打は147本でリーグ2位。投手陣も佐藤がリリーフで18勝をあげて新人王を獲得したが、それ以外の投手が勝ち星を増やせずチーム防御率も近鉄 、ロッテに次ぐ3.43でリーグ3位、31完投は5位。最終的には優勝のロッテに10.5ゲーム差をつけられて2位に終わったが、佐藤・門田・古葉やこの年入団のクラレンス・ジョーンズ などの活躍もあり3年後の優勝へとつながることになる。シーズン終了後、ベテラン杉浦忠 が35歳で引退した。
レギュラーシーズン
1970年パシフィック・リーグ順位変動
順位
4月終了時
5月終了時
6月終了時
7月終了時
8月終了時
9月終了時
最終成績
1位
東映
--
東映
--
ロッテ
--
ロッテ
--
ロッテ
--
ロッテ
--
ロッテ
--
2位
近鉄
1.5
ロッテ
0.5
東映
3.0
南海
9.5
南海
9.5
南海
12.0
南海
10.5
3位
ロッテ
2.5
近鉄
2.5
南海
5.5
近鉄
13.0
阪急
11.5
阪急
16.5
近鉄
13.5
4位
南海
3.0
南海
3.0
近鉄
8.5
阪急
13.0
近鉄
11.5
近鉄
阪急
16.5
5位
阪急
3.5
阪急
4.5
阪急
10.5
東映
13.0
東映
15.0
東映
22.0
東映
24.5
6位
西鉄
4.5
西鉄
10.5
西鉄
17.5
西鉄
23.5
西鉄
24.5
西鉄
32.0
西鉄
34.0
オールスターゲーム1970
できごと
選手・スタッフ
監督
一軍コーチ
二軍監督・コーチ
投手
捕手
内野手
外野手
[2]
表彰選手
ドラフト
脚注
注釈
出典
1930年代
1940年代
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
1945年は戦況悪化のため、公式戦を休止。合同チームによる非公式戦のみ開催。