1957年の大阪タイガース (1957ねんのおおさかタイガース)では、1957年シーズンの大阪タイガース の動向をまとめる。
この年の大阪タイガースは、この年から監督専任となった藤村富美男 監督の3年目のシーズンである。
概要
前年12月に勃発した藤村排斥事件 は金田正泰 の残留と真田重蔵 の引退で決着したが、内紛の余波で成績が悪くなるのではないかと一部でうわさされた。チームは前年優勝の巨人 が開幕から波に乗れなかったこともあり、中日 との首位争いが続いたが季節外れのインフルエンザ は阪神に飛び火し、主力選手がダウン。それでも一度は首位に立つものの、前年の藤村監督排斥騒動もあってチームワークが欠如したこともあり終盤以降は脱落。最終的に中日を振り切って2位になったものの、藤村監督はこの年限りで辞任し現役に復帰した。
チーム成績
レギュラーシーズン
1957年セントラル・リーグ順位変動
順位
4月終了時
5月終了時
6月終了時
7月終了時
8月終了時
9月終了時
最終成績
1位
中日
--
中日
--
中日
--
中日
--
大阪
--
巨人
--
巨人
--
2位
大阪
0.5
大阪
3.0
巨人
1.5
大阪
3.0
巨人
0.0
中日
3.0
大阪
1.0
3位
巨人
3.0
巨人
5.0
広島
2.5
巨人
3.5
中日
1.0
大阪
3.0
中日
4.0
4位
広島
4.0
広島
7.0
大阪
3.0
広島
7.0
国鉄
9.0
国鉄
15.5
国鉄
15.5
5位
国鉄
6.5
国鉄
8.5
国鉄
6.5
国鉄
7.5
広島
10.5
広島
17.5
広島
21.0
6位
大洋
10.0
大洋
15.5
大洋
16.5
大洋
21.0
大洋
15.5
大洋
18.0
大洋
21.5
個人成績
主要オーダーと主な打撃成績
選手名
打率
HR
打点
盗塁
タイトル
1
遊
吉田義男
.297
8
32
25
ベスト9
2
二
白坂長栄
.203
6
32
6
3
左
大津淳
.262
8
56
7
4
中
田宮謙次郎
.308
12
56
37
ベスト9
5
一
渡辺博之
.256
1
30
9
6
右
並木輝男
.250
8
32
12
7
三
三宅秀史
.267
7
51
23
ベスト9
8
捕
山本哲也
.226
3
21
6
捕
石垣一夫
.230
1
52
4
一
後藤次男
.232
1
37
3
一
藤本克巳
.250
8
64
1
外
西山和良
.165
1
22
4
主な投手成績
選手名
試合
防御率
勝
敗
タイトル
大崎三男
48
2.09
20
13
小山正明
52
2.38
15
17
渡辺省三
43
1.88
17
9
石川良照
53
2.37
13
7
梅本正之
9
2.65
4
4
オールスターゲーム1957
できごと
選手・スタッフ
表彰選手
出典
1930年代 1940年代 1950年代 1960年代 1970年代 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代 2020年代
1945年は戦況悪化のため、公式戦を休止。合同チームによる非公式戦のみ開催。