1957年の中日ドラゴンズ では、1957年の中日ドラゴンズ における動向をまとめる。
この年の中日ドラゴンズは、3回目の天知俊一 監督体制の1年目のシーズンである。
概要
2年連続で優勝できなかったことから、この年天知監督が再復帰。前年2連覇で優勝候補筆頭の巨人 が4月を平凡なスタートだったのに対して中日は14勝6敗1分で勝ち越し開幕ダッシュに成功。前半戦は阪神 が追い上げるものの、チームは前半戦を首位で折り返した。後半戦以降は勝ちまくって3年ぶりの優勝が期待されたものの、8月21日の国鉄 戦で国鉄の金田正一 (地元出身)に完全試合を喫し、さらに終始波に乗れなかった巨人が後半戦以降巻き返して最後は首位から陥落。最終的に巨人の3連覇を許し、阪神にも抜かれて4.5ゲーム差で3位で終わった。それでも前半戦を杉下茂 や大矢根博臣 など投手陣の踏ん張りで首位に立ったことから、翌年以降の優勝が期待されたがその後チームは停滞期に入る。投手陣はエース中山俊丈 が2年連続の20勝をあげるなど5人が2ケタ勝利をあげ、完投数・防御率でリーグ1位を記録したが、打撃陣は西沢道夫 、杉山悟 などベテラン選手の衰えもあり本塁打、打率ともにリーグ最下位に終わった。対戦成績では阪神・国鉄に15勝10敗1分と勝ち越し、3連覇の巨人に13勝13敗と互角だったものの、それまで得意だった大洋 には12勝13敗1分と負け越したのが響いた。
レギュラーシーズン
1957年セントラル・リーグ順位変動
順位
4月終了時
5月終了時
6月終了時
7月終了時
8月終了時
9月終了時
最終成績
1位
中日
--
中日
--
中日
--
中日
--
大阪
--
巨人
--
巨人
--
2位
大阪
0.5
大阪
3.0
巨人
1.5
大阪
3.0
巨人
0.0
中日
3.0
大阪
1.0
3位
巨人
3.0
巨人
5.0
広島
2.5
巨人
3.5
中日
1.0
大阪
3.0
中日
4.0
4位
広島
4.0
広島
7.0
大阪
3.0
広島
7.0
国鉄
9.0
国鉄
15.5
国鉄
15.5
5位
国鉄
6.5
国鉄
8.5
国鉄
6.5
国鉄
7.5
広島
10.5
広島
17.5
広島
21.0
6位
大洋
10.0
大洋
15.5
大洋
16.5
大洋
21.0
大洋
15.5
大洋
18.0
大洋
21.5
[ 1]
オールスターゲーム1957
できごと
選手・スタッフ
監督
二軍監督・コーチ
投手
捕手
内野手
外野手
[ 2] [ 3]
表彰選手
出典
1930年代
1940年代
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
1945年は戦況悪化のため、公式戦を休止。合同チームによる非公式戦のみ開催。