1990年の中日ドラゴンズ (1990ねんのちゅうにちドラゴンズ)では、1990年の中日ドラゴンズ における動向をまとめる。
この年の中日ドラゴンズは、星野仙一 監督の4年目のシーズンである。
概要 投手陣や打撃陣の成績不振、故障などに悩まされて前年を3位で終えたチームはオフのドラフトで与田剛 を1位指名。与田は開幕から郭源治 を差し置いて守護神となり、この年新人王を獲得して星野監督の期待に応えた。チームはOBの一枝修平 をヘッドコーチに迎え、稲葉光雄 が一軍投手コーチに就任するなどコーチ陣を一新。外国人もベニー・ディステファーノ とバンス・ロー に一新して開幕を迎えるが、3年連続で開幕ダッシュに失敗。投手陣は西本聖 がこの年も11勝と2ケタ勝利をあげたが、それ以外の投手は2年目の今中慎二 のローテ入りが目立っただけで後は崩壊。打撃陣はベテラン落合博満 や宇野勝 、切り込み隊長の彦野利勝 が打ちまくるものの落合は夏場にスランプに陥り、三冠王どころか本塁打王と打点王の二冠王に終わったがチーム本塁打は162本でリーグ1位を記録[1] 。外国人ではバンスローが及第点の成績を残すも、ディステファーノは打撃不振で乱闘劇での活躍以外いいところがなく、シーズン途中で退団。カード別成績では広島・大洋・ヤクルトとは互角だったものの優勝の巨人 に8勝18敗と大きく負け越し、巨人2連覇の引き立て役に終わった。チームは7月以降大洋 ・広島 との2位争いに明け暮れ、一時は2位に浮上するも、その後は投手陣の不振などもあって負けが込み、1986年 以来のBクラスとなる4位でシーズンを終えた。
チーム成績 レギュラーシーズン オーダー変遷 開幕:4/7 5/2 6/1 7/1 8/1 9/1 1 中 彦野利勝 中 彦野利勝 遊 立浪和義 遊 立浪和義 遊 立浪和義 遊 立浪和義 2 遊 立浪和義 遊 立浪和義 中 彦野利勝 中 松井達徳 中 彦野利勝 中 松井達徳 3 右 ディステファーノ 右 ディステファーノ 左 大豊泰昭 三 宇野勝 左 宇野勝 三 宇野勝 4 一 落合博満 一 落合博満 一 落合博満 一 落合博満 一 落合博満 一 落合博満 5 三 宇野勝 三 宇野勝 三 バンスロー 二 バンスロー 三 バンスロー 二 バンスロー 6 二 バンスロー 二 バンスロー 二 仁村徹 右 神山一義 二 仁村徹 左 大豊泰昭 7 左 大豊泰昭 左 大豊泰昭 右 ディステファーノ 左 大豊泰昭 右 大豊泰昭 右 彦野利勝 8 捕 中村武志 捕 中村武志 捕 山中潔 捕 山中潔 捕 山中潔 捕 山中潔 9 投 西本聖 投 小松辰雄 投 山本昌広 投 山本昌広 投 小松辰雄 投 西本聖
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1990年セントラル・リーグ順位変動 順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 最終成績 1位 巨人 -- 巨人 -- 巨人 -- 巨人 -- 巨人 -- 巨人 -- 2位 大洋 2.5 大洋 2.5 大洋 5.5 中日 12.0 広島 16.5 広島 22.0 3位 阪神 4.5 広島 8.0 広島 8.0 大洋 12.5 大洋 18.0 大洋 24.0 4位 ヤクルト 5.5 阪神 9.5 中日 9.0 広島 13.5 中日 18.5 中日 26.0 5位 中日 7.0 ヤクルト 9.5 ヤクルト 10.5 ヤクルト 16.0 ヤクルト 24.0 ヤクルト 30.0 6位 広島 7.5 中日 阪神 12.0 阪神 18.0 阪神 31.0 阪神 36.0
オールスターゲーム1990 星野仙一 与田剛 彦野利勝 西本聖 中村武志 落合博満 選手・スタッフ
監督 一軍コーチ 二軍監督・コーチ 投手 捕手 内野手 外野手
表彰選手 ドラフト 脚注 注釈 ^ 二塁手部門で2度、三塁手部門で4度受賞しており、通算9度目。 出典 1930年代 1940年代 1950年代 1960年代 1970年代 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代 2020年代 1945年は戦況悪化のため、公式戦を休止。合同チームによる非公式戦のみ開催。