1948年の中日ドラゴンズとは? わかりやすく解説

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1948年の中日ドラゴンズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/08 08:09 UTC 版)

1948年の中日ドラゴンズ
成績
レギュラーシーズン8位
52勝83敗5分 勝率.385[1]
本拠地
都市 愛知県名古屋市
後楽園球場ナゴヤ球場完成までの仮本拠地)
球団組織
オーナー 杉山虎之助
経営母体 中日新聞社
監督 杉浦清
« 1947
1949 »

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1948年の中日ドラゴンズ(1948ねんのちゅうにちドラゴンズ)では、1948年の中日ドラゴンズの動向をまとめる。

この年の中日ドラゴンズは、杉浦清選手兼任監督の3年目(1946年から監督代行を含む)のシーズンである。このシーズンから、「中日ドラゴンズ」と改称した。

概要

1946年に親会社の中日新聞社にあやかるべく、「中部日本」に球団名を変更するも翌年からドラゴンズのニックネームを入れ、最終的に戦後初の2位となったチームは中部日本を略して中日に変更。ナゴヤ球場の完成までこの年巨人も使用する後楽園球場を本拠地にしてスタートした。開幕時は好調だったが、5月に5勝11敗1分、6月に6連敗などで4勝13敗と打って変わってBクラスに転落。夏場に復調するも、8月28日からまさかの11連敗で最下位が決定的となり、9月24日から6連敗。10月は10勝11敗1分と健闘するも、終盤はほとんど勝てず11月7日から5連敗で閉幕。最後は優勝の南海に34.5ゲームを、5位の急映に10ゲームも付けられて2年ぶりの最下位に転落し、杉浦監督は辞任して選手選任となり指揮権はこの年総監督だった天知俊一の手に委ねられることになった。投手陣はこの年巨人から移籍の近藤貞雄をはじめ服部受弘星田次郎などがローテを守ってチーム防御率もリーグ6位の2.99と健闘するも、先発陣で勝ち越したのは星田だけで、近藤は防御率2点台を記録するも7勝23敗で最多敗を記録し、清水秀雄が12勝17敗、服部が16勝19敗でそれぞれ負け越すなど打線の援護がない試合も目立った。チームは一進一退を繰り返しながらも徐々に戦力を整えていき、1954年の球団初優勝と日本一につながる。

チーム成績

レギュラーシーズン

開幕オーダー
1 山本尚敏
2 茅野秀三
3 国枝利通
4 大沢清
5 杉浦清
6 水野良一
7 服部受弘
8 上林繁次郎
9 宮下信明
1948年日本野球連盟順位変動
順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 9月終了時 最終成績
1位 南海 -- 南海 -- 南海 -- 大阪 -- 南海 -- 南海 -- 南海 --
2位 大陽 4.0 阪急 6.0 大阪 4.5 南海 0.5 大阪 4.0 巨人 2.5 巨人 5.0
3位 中日 4.5 大阪 7.0 阪急 8.0 巨人 6.0 巨人 7.0 阪急 11.0 大阪 17.0
4位 大阪 5.0 金星 7.5 金星 10.0 阪急 7.0 阪急 12.5 大阪 11.0 阪急 20.0
5位 阪急 6.0 中日 11.0 巨人 13.5 金星 7.5 大陽 14.0 大陽 13.0 急映 24.5
6位 巨人 6.0 巨人 11.5 急映 15.0 中日 11.5 中日 15.0 金星 15.0 大陽 25.5
7位 急映 7.0 急映 12.0 大陽 15.5 急映 13.5 金星 15.5 急映 20.0 金星 25.5
8位 金星 7.5 大陽 13.0 中日 17.5 大陽 14.0 急映 20.0 中日 23.5 中日 34.5
1948年日本野球連盟最終成績
順位 球団 勝率
優勝 南海ホークス 87 49 4 .640 -
2位 読売ジャイアンツ 83 55 2 .601 5.0
3位 大阪タイガース 70 66 4 .515 17.0
4位 阪急ブレーブス 66 68 6 .493 20.0
5位 急映フライヤーズ 59 70 11 .457 24.5
6位 大陽ロビンス 61 74 5 .452 25.5
7位 金星スターズ 60 73 7 .451 25.5
8位 中日ドラゴンズ 52 83 5 .385 34.5

選手・スタッフ

[2][3]

表彰選手

リーグ・リーダー
受賞者なし
ベストナイン
選出なし

出典

  1. ^ 年度別成績 1948年 日本野球連盟”. 日本野球機構. 2017年8月8日閲覧。
  2. ^ ベースボールマガジン2002夏季号, ベースボールマガジン社, (2002), p. 107 
  3. ^ 『日本プロ野球80年史 1934-2014』 【記録編】、ベースボール・マガジン社、2014年12月24日。ISBN 978-4-583-10668-7 



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