1933年1月場所に復帰した力士とは? わかりやすく解説

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1933年1月場所に復帰した力士

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 06:29 UTC 版)

春秋園事件」の記事における「1933年1月場所に復帰した力士」の解説

幕内格別力士 綾櫻由太郎 鏡岩善四郎 朝潮供次郎番付発表後男女ノ川改名和歌嶌三郎 太郎山峯吉 新海幸蔵 高ノ花武也 錦華山大五郎 寶川政治 灘ノ花虎之助脱退時の四股名伊勢ノ濱) 海光山大五郎 外ヶ濱弥太郎 十両格別力士 金湊仁三郎 銚子灘傳右エ門 太刀若峯五郎 番神山政三郎 綾曻竹藏 楯甲新蔵 磐石熊太郎 綾若真生 幕下格別力士 出羽湊利吉脱退時の四股名は土ヶ崎) 綾錦久五郎脱退時の四股名能登錦) 大日本相撲協会は、1932年には前年までの形式踏襲して年4場所(2・5月東京、3月名古屋10月京都興行したが、関西角力協会関西本拠置いたため、3月10月行なっていた関西本場所廃止して1933年以降大正以前と同じ1月5月東京場所のみに戻ることになったいち早く一派脱退して協会帰参した武藏山大関のまま再出発したが、当時世論天竜たちに同情的であったこともあり、武藏山には「裏切り者」の罵声飛んだという。のちに横綱昇進したものの、事件前年(1931年)に負傷した右腕影響もあって期待通り活躍収めたとは言えず、事件を巡る一連の行動武藏山土俵人生陰影を落とす。 天竜は、玉錦三右エ門横綱免許授与に関して協会吉田司家に「(玉錦は)人格面で横綱資格満たしていない」との意見出したが、両者からあっさり無視されるなど徐々に劣勢となり、満州(現:中国東北部)に活動の場所を求めるが、双葉山活躍にも押され徐々に客足衰えていった。この時期関西協会に対して作家舟橋聖一は「トーナメント式の三番勝負は、國技館一番勝負より消耗度が激しいので(立合いの)変化の多いものだった」と回想している(『相撲記』(1943年))。後年には関西協会相撲急速に飽きられ原因として力士象徴である髷を無くしたことと興行トーナメント形態であることを挙げる分析見られている。 1937年12月関西角力協会解散した。この時関西協会所属していた力士のほとんどが1938年1月場所付け東京復帰または新規加入した。復帰者は脱退時より一段下に編入され関西入門した者で櫻錦利一幕内十両だった者は幕下付出それ以下の者は新弟子扱いとなった。この時復帰しなかったのは大ノ里天竜山錦錦洋ノ峯・綾浪たちで、天竜らを支えた大嶌1936年に、潮ノ濱は1937年亡くなった大ノ里愛弟子たちの帰参見届けると、中国大連病院寂しくこの世去った1957年4月国会で公益法人としての相撲協会あり方問われることになった。いわく「寄附行為定められた本来の事業をせず、利益追求のための興行組織化している」というのである。特に相撲茶屋問題中心に議論となった衆議院文教委員会参考人招致された6人の中に天竜永井一郎協会代表として武蔵川の3人が出席した事件首謀者だった天竜事件の余波入幕した出羽ノ花事件で一旦は脱退した男女ノ川朝潮)の師匠で、自らも協会運営巡って相撲界離れた永井で、事件から25年後に奇しくも春秋園事件に関わった3人が揃う。

※この「1933年1月場所に復帰した力士」の解説は、「春秋園事件」の解説の一部です。
「1933年1月場所に復帰した力士」を含む「春秋園事件」の記事については、「春秋園事件」の概要を参照ください。

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