1928年称号規程
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「国鉄客車の車両形式」の記事における「1928年称号規程」の解説
1928年(昭和3年)5月17日付達第380号(10月1日施行)により、ボギー客車を構造に応じ、雑形、中形(従来基本形と呼んだ明治43年制定の形のもの)、大形(大正8年以降の幅2800mmのもの)、鋼製に区分、また車輪配置を2軸、3軸、2軸ボギー、3軸ボギーと分けた。番号は2軸車および雑形2軸ボギー車は1 - 6999、3軸車および雑形3軸ボギー車は7000 - 9999、中形ボギー車は10000 - 19999、大形ボギー車は20000 - 29999、鋼製ボギー車は30000 - 39999とされた。台車による区分については、千位の数字で区別され、0 - 6が2軸ボギー車、7 - 9が3軸ボギー車。 重量記号は現行同様、コ・ホ・ナ・オ・ス・マ・カと定めて、積車重量によることとされた。 電車はこのとき客車から区別されることになった。国鉄旧形電車の車両形式参照。 上記のオハ44400形の系列については、30000番台に改番された。 1934年(昭和9年)2月3日付達第45号により、鋼製ボギー客車に40000 - 49999が追加された。
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1928年称号規程
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「国鉄貨車の車両形式」の記事における「1928年称号規程」の解説
1928年(昭和3年)5月17日達第380号に改定された車両称号規程では貨車の名称・記号は次の通り。なお同年10月31日に車両称号の統一整理を行い達第910号にて公布した。車両塗色と標記方式の規定も1929年(昭和4年)3月に制定、10月から施行した。なお、形式称号は同形式中の最初の番号に当該記号を冠したものを用いることは以前と同様である。 構造・用途による分類 (1)有ガイ貨車有ガイ車=ワ 鉄側有ガイ車=ス 鉄製有ガイ車=テ 車運車=ク 冷蔵車=レ 通風車=ツ 家畜車=カ 豚積車=ウ 家きん車=パ 活魚車=ナ 陶器車=ポ (2)タンク貨車タンク車=タ 水運車=ミ (3)無ガイ貨車無ガイ車=ト 土運車=リ 石炭車=セ 長物車=チ 大物車=シ (4)準貨車 車掌車=ヨ 雪かき車=キ 検重車=コ 操重車=ソ 控車=ヒ 歯車車=ピ 標記荷重トン数による記号 現行と同じ「ム・ラ・サ・キ」が、このときから用いられることになった。もともと馬車用の馬(ムマ)を輸送する有蓋車をワムと表記しており、その貨車の積載重量が15tであったことからムを14t - 16t用とし、他に使われていない文字で語呂が良いように決められた。
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