1010F - 1013Fとは? わかりやすく解説

1010F - 1013F

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 06:44 UTC 版)

東急1000系電車」の記事における「1010F - 1013F」の解説

1990年平成2年)に製造された。東横線ならびに目蒲線との共通予備編成として4両編成新製され、東横線においては1010F+1011Fおよび1012F+1013F組み合わせ運用されることとなった。これは従来目蒲線池上線は18m3扉車という共通規格の車両使用され、両路線予備車の共通にすることも可能となっていた。しかし、1989年平成元年3月から目蒲線車両4両編成運用されることとなり、池上線との共通予備車の確保ができなくなったこのため東横線運用されている日比谷線直通用の本系列の一部目蒲線との共通予備車としたものである。この経緯から、落成当初編成前後先頭車前面形状異な異端編成であった。 同4編成8両編成時における8両貫通編成とのMT比統一目的3M1T編成とされたため、一部車両制御装置は1C4M相当で使用するとともに、各編成下り先頭車制御電動車デハ1310形)に変更された。また、8両編成での運用時において中間組み込まれる先頭車4両(クハ10111013およびデハ1310・1312)は、連結時に貫通幌繋げて貫通可能とするため前面貫通扉非常口)が中央配置されたことから他車とは外観異なるほか、運転台左右寸法狭くなっている。なお、同4編成は1000N系とも称される普段東横線での運用に就いていたが、何らかの事情目蒲線において車両不足が生じた際などは、4両編成分割して同線の運用に就いていた。2000年8月6日からは目蒲線目黒線東急多摩川線分離再編されたことに伴い編成組み換えなどが実施され4両編成を2本連結したこのような編成現存しない(後述)。 1000N系の編成形態渋谷北千住目黒 桜木町蒲田形式クハ1000Tc2デハ1200(M) デハ1350(M2) デハ1310(Mc3) クハ1000Tc4デハ1200(M) デハ1350(M2) デハ1310(Mc1) 搭載機器CP CONT SIV,CP CONT CP CONT SIV,CP CONT 車両番号10101012 1210×1212 1360×1362× 1310伊1312 10111013 1211×1213 1361×1363× 1311伊1313 その後日比谷線直通列車減便に伴い2000年平成12年1月1012F+1013F分割して目蒲線転用した。その際、両編成下り先頭車デハ1312・1313)を入れ替え1012F標準的な前面形状有する先頭車1013F前面中央部貫通扉有する先頭車それぞれ統一された。これは中央貫通構造非対称貫通構造先頭車では乗務員室機器配置異なるため、両先頭車種類統一することで運転士操作ミス等を防止するための目的である。 その後1012F同年4月から6月に、1013F同年2月から6月にかけて、目蒲線運転系統分離後池上東急多摩川両線における運用備えてそれぞれ3両編成短縮の上ワンマン運転対応改造施工された。これにより余剰となった中間車2両(デハ1362・1363)は休車となった編成デハ1350形が抜かれたため、クハ1000形同車搭載していた分の補助電源装置空気圧縮機を1台追加クハ1000形は元々1台搭載のため、2台へ)搭載した。 なお、3両編成目蒲線運転系統分離前の一時期には目黒駅への乗り入れ運用存在した2003年平成15年7月から8月にかけ、1010F+1011Fを8両固定編成組み替えた。編成替えは1010F+1011Fの中間位置していた両編成先頭車クハ1011デハ1310)を前述休車中のデハ1362・1363と交換する形で行われたが、デハ1363については電装解除施工されサハ1050形1051と新規形式区分改称改番されている。同車4号車組み込まれたため、同時に誘導無線アンテナの新設施工された。この編成替えに伴い編成間で補助電源装置空気圧縮機移設等も実施された(4両編成分割前提とした機器配置から、8両固定用の機器配置へ)。編成から外れたクハ1011デハ1310は休車となった。 8両貫通編成化後の東横線用1000N系 ← 北千住中目黒 菊名号車1 23 4 56 7 ◇8 形式クハ1000(Tc2) デハ1350(M2) デハ1200(M1) サハ1050(T) デハ1350(M2) デハ1200(M1) デハ1350(M2) デハ1310(Mc1) 搭載機器 SIV,CP CONT CP CONT SIV,CP CONT 車両番号1010伊 1360× 1210× 1051× 1362× 1211× 1361× 1311伊 その後クハ1011デハ1310は約6年長期休車され、2009年平成21年中に廃車となり、伊賀鉄道譲渡された。 1010Fも更なる日比谷線直通列車減便に伴い2008年平成20年9月下旬運用から離脱し2009年平成21年中に廃車となった中間車6両は解体処分されたが、クハ1010デハ1311はクハ1011デハ1310同様に伊賀鉄道譲渡された(詳細後述)。

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