分別

デジタル大辞泉

ふん‐べつ【分別】

読み方：ふんべつ

［名］(スル)

１ 道理をよくわきまえていること。また、物事の善悪・損得などをよく考えること。「—のないことを言う」「よく—して態度を決める」

２ 仏語。もろもろの事理を思量し、識別する心の働き。

ぶん‐べつ【分別】

読み方：ぶんべつ

［名］(スル)種類によって分けること。区別すること。また、その区分。「家庭のごみを—する」

わい‐だめ【弁^＝別／辨^＝別／分^＝別】

読み方：わいだめ

《「わきだめ」の音変化。古くは「わいため」とも》区別。差別。けじめ。

「貴賤の言語に—なく」〈逍遥・小説神髄〉

歴史民俗用語辞典

分別

読み方：ワイダメ（ｗａｉｄａｍｅ）

差別、区別、境目の意。

別名 弁別

世界宗教用語大事典

ふんべつ 【分別】

仏教用語。梵語ヴィカルパ（vikalpa）の漢訳で、思惟・計度とも訳す。思いはかること。知識による理解のこと。これに三種を数える。１自性分別（すぐに認識する直覚作用）、２計度分別（よく考えて認識する推理判断作用）、３随念分別（過去を想起する追憶作用）など。ただし凡夫の分別は虚妄分別（迷いの分別）だから、悟りに到るには無分別智（真理を見る智慧）によらなければならぬとする。（ブンベツと読むと区分けの意味になる）

短編小説作品名辞典

分別

作者武田麟太郎

収載図書武田麟太郎全集 第9巻
出版社日本図書センター
刊行年月2003.1

隠語大辞典

分別

読み方：ふんべつ

1. 鰹節をいふ、僧侶の隠語。
2. 鰹節。〔僧侶の用語〕
3. 〔僧侶〕鰹節のこと。

分類 僧侶、僧侶の用語

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ウィキペディア

分別

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/10/01 17:29 UTC 版)

分別（ふんべつ、ぶんべつ）

ウィキペディア小見出し辞書

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/04/28 09:40 UTC 版)

「栄東中学・高等学校」の記事における「分別」の解説

高校1年次段階で進路調査を頻繁に行うとともに、高校2年に進級時に文系理系でクラスが分かれる。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

分別

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 00:59 UTC 版)

名詞

分 別（ふんべつ、ぶんべつ）

1. （ふんべつ） 善悪を識別できる見識を有していること。
2. （ぶんべつ） 種類ごとに区別や区分すること。

類義語

• 語義1:理性、理非弁別
• 語義2:類別、区分、区分け

派生語

• 語義1:理非分別、思慮分別、上分別、無分別、分別臭い、分別顔、河豚食う無分別河豚食わぬ無分別
• 語義2:分別収集

動詞

分別 する（ぶんべつ する）

1. （ぶんべつ） 種類ごとに区別や区分する。

活用

サ行変格活用

分別-する

Weblio日本語例文用例辞書

「分別」の例文・使い方・用例・文例

• 君はもっと分別をもって年齢相応にふるまうべきだ
• 彼は私より分別がある
• 私たちは当然君がもっと分別があると思っていた
• 彼女にはもっと思慮分別があると私は思っていた
• 彼には分別のかけらもない
• 分別をなくす
• 無分別な行動
• 分別のある行動
• 分別のある年頃になる
• 分別を持ちなさい
• 彼女は本当に分別のある女性だ
• 出かける前にドアにカギを掛けるくらいの分別があってほしい
• 分別のある人
• 彼女はそんなことをしないだけの分別がある
• わいろを断わるだけの分別がある
• 勤勉な分別のある生徒
• あなたの個人的分別では……
• 私達は資源ごみを非資源ごみから分別する。
• 私はごみを分別処理した。
• 私はごみの分別をしています。