黄色い若者の物語とは? わかりやすく解説

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黄色い若者の物語(第515夜 - 第526夜)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 10:08 UTC 版)

千夜一夜物語のあらすじ」の記事における「黄色い若者の物語(第515夜 - 第526夜)」の解説

バートン版「ハルン・アル・ラシッド教主オマン商人アブ・ハサンの話(第946夜‐第952夜)」 東洋文庫版「教王ハールーン・アッラシードとアブー・アルハサン・アルオマーニーの物語(第946夜‐第952夜)」 ある夜、教王カリーファ)ハールーン・アル・ラシードが大臣ジャアファル・アル・バルマキーと大臣アル・ファズル、寵臣アブー・イスハーク、詩人アブー・ヌワース御佩刀持ちマスルール警察隊長のアフマード」を引き連れ商人変装してバグダードの町を歩いていると、美し歌声聞こえた教王たちが歌声のする館の主にもてなし求めると許された。館では、豪勢な夕食振舞われ、歌声の主である館の主の妻セット・ジャミラの美しい歌を聴き一同楽しんだが、教王は館の主の顔色黄色いのに気付き、なぜ顔色黄色いか尋ねたところ、館の主は次のような話をした。 館の主の名前はアブール・ハサン・アル・オマーニといい、オマーン豪商一人息子であった。父が死ぬと、アブール・ハサンは30隻の船を含む莫大な遺産相続したが、その船の船長持って来たバスラバグダードからの異国果物を見ると、どうしても旅に出てバグダード見たくなり、一隻の船を残して財産売却し得た金を持って残した船に乗りバグダード向かったバグダード着いたアブール・ハサンは、カルン・アル・シラートにあるひときわ美し建物の前の美し白衣老人に目を留めた。その老人はターヘル・アブール・オラといい、そこは、その老人経営する館で、金を払えば美女と夜を共にできる所であった。アブール・ハサンは、まず一番安い一夜10ディナールの女を1か月前払い申し込んだ部屋に入ると女は美し美女で、2人美しい女奴隷従えており、おいしい料理食べ飲み物飲み菓子食べ抱き合い1か月快楽のうちに過ぎた次にアブール・ハサンは一夜20ディナールの女を1か月前払い申し込んだ部屋に入ると女は前の女より美しフランク人で、4人の美しい女奴隷従えており、もっとおいしい料理食べ、もっとおいしい飲み物飲み、もっとおいしい菓子食べ抱き合い1か月さらなる快楽のうちに過ぎた。 アブール・ハサンは、最も高い一夜500ディナールの女を1か月前払い申し込んだ。女は、白衣老人ターヘル・アブール・オラの娘で、絶世の美女であった。アブール・ハサンは夢中になり、全財産使い果たすまで、泊まり続けた。金がなくなると、女もアブール・ハサンを好きになっていたので、女は自分500ディナールをアブール・ハサンに渡し、アブール・ハサンがその金で支払い行い、金を受け取ったターヘル・アブール・オラはその金を給料として娘に渡す、という具合に金を循環させて泊まり続けたが、1年後ついにターヘル・アブール・オラに見つかり、アブール・ハサンは館を追い出されてしまった。 アブール・ハサンは金が無いためバスラに行く船に船員として乗り込みバスラ行ったバスラでは、父の友人と言う食料品商に出会い、そこで1日銀貨1ドラクムの給料100ディナール貯まるまで働いた。すると、宝石積んだ貿易船入港し、その船から宝石を一袋買った男がアブール・ハサンの父の友人で、宝石1袋を100ディナール売ってくれた。アブール・ハサンは、店を借り宝石売り利益上げたある日宝石に袋の中にあった呪文彫られた赤い貝殻買いたいという男が現れた。男は最初20ディナールで買うといったが、アブール・ハサンが売らないでいると、最後には3ディナールまで買値上げた。アブール・ハサンが売ると、男は次のように語った。 「この貝殻効能教えようインドの王に美し王女がいたが、王女激し頭痛持ちで、どんな医者でも治せず自殺防止のため部屋に鎖で繋がれていた。インド王はバビロン人の賢者サアダッラーに頼み、この貝殻護符作ってもらったところ、王女頭痛たちどころに直った。しかし、王女貝殻護符誤って海に落とし失くしてしまい激し頭痛再発してしまった。賢者サアダッラーは既に死んでいたため、作り直すことはできず、必死になって探していたもので、100万ディナールでも私は買ったであろう。」 アブール・ハサンは、100万ディナール儲け損ねたことを知りその時以来顔色黄色くなってしまった。 アブール・ハサンは十分な金が貯まったので店を売ってバグダードに行くと、ターヘル・アブール・オラの館は荒れ果てており、聞くと、ターヘル・アブール・オラの娘は、アブール・ハサンがいなくなったので悲しみ病気になり、それを悲しんだターヘル・アブール・オラは館をやめてしまい、アブール・ハサンを探しているということであった。アブール・ハサンがターヘル・アブール・オラの娘に再会する病気治り2人結婚し幸せ暮らした翌日教王はアブール・ハサンを王宮召し出し100万ディナール儲け損ねた穴埋めとして、バグダードバスラホラーサーン年貢1年分を与えた。アブール・ハサンの顔色黄色取れ、アブール・ハサンは教王感謝し家族と共に幸せ暮らした

※この「黄色い若者の物語(第515夜 - 第526夜)」の解説は、「千夜一夜物語のあらすじ」の解説の一部です。
「黄色い若者の物語(第515夜 - 第526夜)」を含む「千夜一夜物語のあらすじ」の記事については、「千夜一夜物語のあらすじ」の概要を参照ください。

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