高等学校、中等教育学校の後期課程
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 05:51 UTC 版)
「普通科 (学校)」の記事における「高等学校、中等教育学校の後期課程」の解説
高等学校、中等教育学校の後期課程における教育課程の基準は、高等学校学習指導要領(文部科学省告示)に定められる。 普通科では、国語・地理歴史・公民・数学・理科・保健体育・芸術・外国語・家庭・情報という主に「普通教育に関する各教科」による教育活動が行われている。 これらの教科のほか、教科外活動として総合的な学習の時間や特別活動もある。また、学校によっては専門教科や、学校設定教科・学校設定科目を履修させる学校もある。 卒業までに取得が必要な単位数は、「各教科に属する科目」の単位数と「総合的な学習の時間」の単位数を含めて74単位以上とされている。なお、「単位」については、1単位時間を50分として、35単位時間の授業を1単位として計算することが標準とされている。普通科では学校設定教科・学校設定科目は一定単位までしか卒業に必要な単位に含められず、現行学習指導要領では20単位が上限である。 この他、高大連携科目や専門学校の科目などの学校外における学習も36単位まで校長が認定することができる。 「普通教育に関する各教科」には、それぞれ教科に属する科目が設けられ、各科目ごとの標準単位数は次のとおりである。なお、次の各科目においては一部が「必修科目」とされており、必修科目については、表内の規則に基づいて履修しなければ高等学校を卒業することはできない。 なお「専門教育を主とする学科」(専門学科)においては、一部の「必修科目」を「専門教育に関する各教科」に属する科目によって代替することも認められているが、普通科においてはこのような措置は一切ない。 普通教育に関する各教科各教科に属する科目標準単位数必修科目国語 国語総合 4単位 「国語総合」 国語表現 3単位 現代文A 2単位 現代文B 4単位 古典A 2単位 古典B 4単位 地理歴史 世界史A 2単位 「世界史A」または「世界史B」 世界史B 4単位 日本史A 2単位 「日本史A」、「日本史B」、「地理A」および「地理B」のうちから1科目 日本史B 4単位 地理A 2単位 地理B 4単位 公民 現代社会 2単位 「現代社会」または「倫理」・「政治・経済」(「倫理」と「政治・経済」は一対。) 倫理 2単位 政治・経済 2単位 数学 数学I 3単位 「数学I」 数学II 4単位 数学III 5単位 数学A 2単位 数学B 2単位 数学活用 2単位 理科 科学と人間生活 2単位 1.「科学と人間生活」と「物理基礎」、「化学基礎」、「生物基礎」、「地学基礎」から1科目2.「物理基礎」、「化学基礎」、「生物基礎」、「地学基礎」から3科目(1または2のどちらか) 物理基礎 2単位 物理 4単位 化学基礎 2単位 化学 4単位 生物基礎 2単位 生物 4単位 地学基礎 2単位 地学 4単位 理科課題研究 1単位 保健体育 体育 7単位 - 8単位 「体育」および「保健」(双方とも) 保健 2単位 芸術 音楽I 2単位 「音楽I」、「美術I」、「工芸I」および「書道I」のうちから1科目 音楽II 2単位 音楽III 2単位 美術I 2単位 美術II 2単位 美術III 2単位 工芸I 2単位 工芸II 2単位 工芸III 2単位 書道I 2単位 書道II 2単位 書道III 2単位 外国語 コミュニケーション英語基礎 2単位 「コミュニケーション英語I」(英語以外の外国語を履修する場合は、学校設定科目として設ける1科目とし、その単位数は2単位を下らないものとする。) コミュニケーション英語I 3単位 コミュニケーション英語II 4単位 コミュニケーション英語III 4単位 英語表現I 2単位 英語表現II 4単位 英語会話 2単位 家庭 家庭基礎 2単位 「家庭基礎」、「家庭総合」および「生活デザイン」のうちから1科目 家庭総合 4単位 生活デザイン 4単位 情報 社会と情報 2単位 「社会と情報」または「情報の科学」 情報の科学 2単位 総合的な学習の時間 3単位 - 6単位 (必修)
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