陰守家
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陰守マモル(かげもり マモル) 声 - 私市淳 / 少年時代 - 半場友恵 普段はボサボサの髪に牛乳瓶底のメガネをかけているぼんやりした少年だが、その正体は紺若ゆうなを守る凄腕の忍者。 素顔はかなりの二枚目。勉強は苦手。忍者としての行動は隠密かつ極秘なので、他人から忍者のことを聞かれるとシラを切る。使命一筋の純情少年故に女性の裸や肌の露出が多い服を見ると鼻血を出すなど、苦手にしている。他にもクマとパンダが苦手で、対峙すると幼いころに襲われたトラウマによって思考が停止する。特にパンダを前にすると恐怖のあまりに理性が飛んで野生化する。 ほとんどの女性キャラから好意を寄せられているが、持ち前の鈍感さや日々のトラブル処理に追われまくっているが故の余裕の無さのために気づいていない。また明らかな好意を向けられている山芽とホタルについても、自分の忍者としての能力を求められているとしか考えていない。忍者として「基本として他者を信用するな」と子守唄のように教えられているためであり、このために現在のマモルは護衛対象であるゆうな以外に対しては常に猜疑心がある。基本的に他者が協力を求める際、他者の協力が必要な時には手を貸したり貸してもらったりすることもあるのだが、それでも疑心暗鬼的に接する事を常としているようである。 原作では「陰守流忍術」という独自の忍術を扱う家系(詳細は後述)であり、父や祖父は陰守の直系だが、母は伊賀服部家の直系。両祖母はそれぞれ根来流および甲賀流の使い手で、とくに甲賀側の祖母である「トメ子」はホタルによると「甲賀にその人あり」といわれた凄腕のくノ一であった。 陰守堅護(かげもり けんご) 声 - ヰズミ マモルの父親。陰守家の直系。ゆうなの父親・紺若芋太郎と同じ会社(社名はこんにゃくパパ)に勤務。ゆうなの父を幼いころから護り続けている凄腕の忍者でもある。調子に乗っているときに限って、とんでもない事を思いついて実行する悪癖を持つ。これが災いしてマモルのパンダ恐怖症を引き起こした。そのためマモル自身は「調子に乗った父親」を「この世で二番目に恐ろしい存在」と認識している。 陰守桜子(かげもり さくらこ) 声 - 伊藤美紀 マモルの母親。ゆうなの母親と同じ職場に勤務。ゆうなの母親・紺若春(声 - 吉田安愉子)を彼女が紺若家に嫁に来た時より護り続けている。旧姓は服部。 元々は伊賀服部総本家の直系であり伊賀流頭目の娘。意に反した婚姻を里を上げて強行されたことに反発し、抵抗のために住んでいた隠れ里を半壊の憂き目に合わせたという経歴の持ち主。その事実は伊賀の里では「桜の乱」として恐れられている。その際に偶然伊賀に訪れていた堅護と出会い恋をして駆け落ち同然に里を捨てて(つまり伊賀服部を抜けているのだが「桜の乱」で見せ付けた実力や、伊賀の里内での人望も厚いこともあり、誰も何も言えない)陰守家に嫁いでいる。それから年月を経た現在でも「伊賀の桜子」といえば、その名だけで恐怖とともに崇められる凄腕くノ一である。また、一旦キレると見境が無くなる。そのため「激怒した母親」はマモルにとって「世界で一番恐ろしい存在」である。 伊賀出身者にありがちな甲賀流との確執的感情を持たず、ホタルの事をとても気に入っている。息子にまったく色気の話がないことを心配しており、機会があるたびにマモルを椿や山芽、ホタルの誰かとくっつけようと画策し策謀を巡らせている。 ぶる丸(ぶるまる) 声 - 山口登 陰守家の忍犬。犬種はブルテリア。仔犬の頃から陰守家の先代忍犬シバ丸(犬種は柴犬)に育てられ鍛えられたため、忍術を使うことができる。少し頭が弱く(その割には考えすぎてやらかすミスも多い)命令を正確にこなす事は出来ないが、教えられた事(特に忍術や生活上の技術)はきちんとこなせる。一例として原作ではコンビニコピー機を使いこなす場面もあった。好物は稲荷寿司。 なお、アニメ版ではシバ丸は存在せず、陰守家の先代の忍犬もブルテリアの先代・ぶる丸である。
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