忍術流派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 08:55 UTC 版)
陰守流 戦国時代、こんにゃく好きの殿様により紺若一族を守るように命じられた陰守家初代・陰守伴蔵(かげもり はんぞう)を始祖とする忍術流派。その系譜は唯一、紺若一族を守る陰守家に連なる者のみに伝えられる。 その特徴は日本全国に存在している様々な忍術を組み合わせたハイブリッド性にあり、すべての忍術流派から「型なしの陰守」として伝説化され恐れられている。そのため陰守家の人間は様々な流派の忍術の使い手であり、マモル自身も母方の伊賀流忍術だけでなく甲賀流忍術も使いこなし、両流派の本家でさえ失われた様々な秘術・奥伝・秘儀奥義も会得している。ただしマモルの場合、自身では自分の使う忍術が陰守流独自のものなのか、他流から入ってきたものなのかの区別がついていない。 陰守流による他流忍術の取り入れは主に婚姻によるものが大きく「紺若家を守る」との使命のためだけに様々な流派の優秀な使い手を嫁取り婿取りによって縁戚と化してきた。原作内でマモルが語る上では、少なくとも伊賀、甲賀はもちろんのこと、根来流、戸隠流、風魔流などの流れも組まれている。陰守家に生まれると言う事は、それはそのまま「忍者としては最良の資質を持つサラブレッド」として生まれてきていると言う事を意味している。 アニメ版では陰守流および陰守家はあくまでも伊賀流の流れを汲む支族として扱われているため、上記の限りではなく、原作で一番の特徴とされる他流からのハイブリッド性は無いに等しい。その場にあるものを利用した即興忍術を主に使用している。 伊賀流 鍛えられた体力と用途に応じた武具選択を特徴とした流派。当作の中では真っ向からの正統派(甲賀からは工夫の無い一つ覚えの)忍術として語られる。また、掟に関しては相当頑固で、掟と現実の間に相互矛盾が生じたとしても掟を最優先させてしまう融通の利かなさもまた特徴となっている。 甲賀流 体力もさながら、数多くの幻術・薬術、多機能かつ強力な万能具の使用を特徴とした流派。当作の中では手段を選ばぬ本格派(伊賀側からは邪道・外道と呼ばれる)忍術として語られる。一応、それなりの掟はあるが伊賀流ほど煩くもないようで、建前よりも実を取るのが実情。そのためホタルの抜け忍騒動も追い忍を撃退した事やマモルとの婚姻話が出ている事を理由として里側が許す事で解決している。
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