にしき‐ぎ【錦木】
読み方:にしきぎ
1 ニシキギ科の落葉低木。山野に自生。枝にコルク質の翼が四方につき、葉は楕円形で、秋に紅葉する。5月ごろ、黄緑色の小花が咲き、実は赤く熟す。庭木にされ、枝に翼のないものをコマユミという。ニシキギ科にはマユミ・マサキなども含まれ、種子に鮮やかな色の仮種皮をもつものが多い。《季 秋 花=夏》「われ稀に来て—を立去らず/夜半」
2 5色に彩った約30センチくらいの木。昔、奥州で、男が恋する女に会おうとするとき、女の家の前にこれを立て、女に迎え入れる心があれば取り入れ、取り入れなければ、男はさらに繰り返し、千本を限度として通ったという。
にしきぎ【錦木】
錦木
錦木
錦木
ニシキギ
にしきぎ(錦木)
錦木
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/24 16:08 UTC 版)
錦木(にしきぎ)は、以下のものを指す。
伝説など
- いわゆる奥州錦木伝説にまつわる錦木。五彩の木片の束であるとも、5種類の木の小枝を束ねたものともいわれる。
- 上記伝説を題材にした謡曲「錦木」。世阿弥作。 → 錦木塚#世阿弥の錦木
- 恋文の雅称。上記伝説にちなんだもの。また、恋文の文例集のこと。
植物
地名など
四股名
- 錦木塚右エ門 (大関) - 伊勢ノ海部屋に所属した力士。1760年生まれ。大関。初代二所ノ関の二所ノ関軍右エ門。二枚鑑札。現在の岩手県出身。
- 錦木塚五郎 (文化) - 二所ノ関部屋に所属した力士。小結。三ツ鱗塚五郎より改名。本名は藤原。現在の岩手県出身。
- 江戸ヶ浦勝右エ門 - 雷部屋、音羽山部屋、粂川部屋に所属した力士。関脇。5代音羽山。一時、盛岡藩の抱えになった時、錦木繁之助、錦木盤之助を四股名とした。現在の埼玉県出身。
- 錦木塚五郎 (天保) - 二所ノ関部屋に所属した力士。小結。初代錦木塚五郎と同じく、三ツ鱗塚五郎より改名。本名は八木。現在の岩手県出身。
- 錦木塚右エ門 (1822年生) - 二所ノ関部屋に所属した力士。前頭筆頭。現在の岩手県出身。初代二所ノ関と同じ四股名。玉川浪五郎より改名。
- 大淀谷五郎 - 竹縄部屋、玉垣部屋に所属した力士。十両筆頭。1871年11月に盛岡藩抱えとなり、大淀谷五郎から錦木繁之介に改名し1874年3月まで名乗る。以後再び大淀音五郎に改名した。5代片男浪。現在の香川県出身。
- 錦木徹也 - 岩手県盛岡市出身で、伊勢ノ海部屋所属の現役大相撲力士。
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