銘成学園編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/01 03:49 UTC 版)
ユリ 真上の廃倉庫をバンド練習に使わせてもらう代わりに、まっすぐの家庭教師を無償で行っていた。トップレベルの工業系大学卒業生で、就職浪人。性犯罪に遭ったさやかに助言し支える。後に“Guns&Lillys”というバンドのボーカルとしてデビューし、アルバム「ロケットボーイズ」のジャケットにはまっすぐたちの写真が使われ、彼らのフレンドネットワークの呼称ともなる。 観月さやか 空知と顔がそっくりな少女。菊池・小坂らによる被害を受ける。福島県会津若松市に転校するが、中学三年生の夏、まっすぐと再会前にトラックに轢かれ死亡。霊魂となって真一を通じ意思を伝え続ける。霊魂となった際に、自らを「死んじゃってから分かったが、まさか私がホントに宇宙人だったとは」と告白している。 小坂直也 まっすぐの一つ年上。 中学生の時点で、父の家庭内暴力により家庭が崩壊している。本編の黒幕的存在。本物の拳銃を所持するなど、中学生とは思えないような悪魔のような男。 のちに失踪し、空知と同じ顔に整形。自分と思想を共にする仲間を集め、サイバーテロ組織「TITAN(タイタン)」を結成し、悪事を働く。また、悪事を働いている自覚はなく、ゲームと称している。 空知と同じ顔に整形したのは、自身が今まで見た人間の中で一番他人に好かれていた人間だからとのこと。普段は柔和な笑顔を浮かべているが、逆上した時など、本性を表す際にはその顔は醜悪なまでに歪む。また空知やまっすぐたちの過去や経歴を徹底的なまでに調べ上げ、空知に成りすましていた(物語序盤で、宇宙にいるまっすぐと過去の回想をしている空知は小坂である)。 しかし、まっすぐたちには見抜かれており、他者を蔑むことしかしない自分は「人として既に負けている」と宣告される。最後にはあまりにもやりすぎたため仲間は全員チャイニーズマフィアによって粛清、自身は過去に「エロブタ、オタクデブ」と罵っていた菊池によって顔面を撃ち抜かれ射殺された。 菊池ヒロシ(きくいけ ヒロシ) まっすぐの一つ年上。 デブなオタク少年。半ば小坂に利用されるようにして事件を起こす。銘成学園退学後は改心し、まっすぐとの誓い通りサッカーを続けているうちに筋肉質な体型となり、コンピュータに関しても一流のスキルは維持している。さやかに加害したことを悔やみ続け、波留いわく「筋金入りの“正義の味方”」となってインターネット監視防衛組織を設立。過去のある自分の名は表に出さず組織成立後は手を引いているが、独自にネット内の動きを監視することは続けている。小坂に対し激しい憎しみを持ち、宇宙人となったさやかの「許し」には感激の涙を流した。 終盤において死闘の末に、小坂を射殺しようとしたハルを止め、彼の代わりに小坂を射殺・長年の引導を渡した。拳銃不法所持と殺人の現行犯として、その場で逮捕された。最終回で5年あまりの刑期を終え出所する。服役中は模範囚だったようで、最終話のイベントに合わせて出所日を前倒しされる。真一からは「世界一まじめで優しい正義の味方」と子供たちに紹介された。 辰野 通称「タッツ」。 清水大河の友人でサッカー部員。まっすぐや空知の2学年上の先輩。情報通。喧嘩っ早い性格で、キレて頭に血が上ると口より先に手が出る乱暴な一面がある。 東北大学での一件の様子から登場人物としては珍しい文系と思われる。 銘成学園中学→銘成学園高校→東京大学→新聞社
※この「銘成学園編」の解説は、「パスポート・ブルー」の解説の一部です。
「銘成学園編」を含む「パスポート・ブルー」の記事については、「パスポート・ブルー」の概要を参照ください。
- 銘成学園編のページへのリンク