酒田延伸とは? わかりやすく解説

酒田延伸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 20:08 UTC 版)

山形新幹線」の記事における「酒田延伸」の解説

2000年第42回衆議院議員総選挙庄内地方地盤とする加藤紘一が「庄内ミニ新幹線を通す」ことを公約掲げ、さらに当時高橋和雄山形県知事庄内延伸構想明らかにした。2002年2月には酒田商工会議所会頭であった新田嘉一らが中心となり庄内延伸促進期成同盟会が結成され、県やJR東日本対し積極的な陳情開始し同年4月定例会見で高橋知事庄内延伸を「本腰を入れ研究する時期来ている」と述べ、県が設置した山形新幹線機能強化検討委員会などにおいて検討していく方針示した。 県は2003年度から3カ年計画山形新幹線庄内延伸板谷峠トンネル化の検討始め2005年2月には県は機能強化検討委員会庄内延伸終着駅酒田駅だけと報告し新庄駅 - 酒田駅間55.2キロメートルミニ新幹線走らせると、酒田駅 - 東京駅間は18短縮され3時43分。費用350億円。年間経済波及効果10億4千万円。福島駅 - 米沢駅間板谷峠トンネルを抜くと、840円かかり、16分の短縮ができると試算した。県では、置賜地方から庄内地方までを1本の鉄路直結することによる県土軸の構築図れるとして推進する意見強かった。しかし、2005年1月山形県知事選で高橋破り初当選した斎藤弘は酒田延伸について「費用対効果から判断する」としていたため、酒田ではこの時点でほとんどの人が庄内延伸棚上げとなった受け止めていた。 2006年3月6日、県は山形新幹線庄内酒田延伸羽越本線高速化についての調査結果山形県議会報告し時間短縮費用対効果観点から新幹線延伸より、羽越線高速化が有効と結論づけた。これによって県は事実上庄内延伸断念したその後2012年10月酒田市長選に高橋県政下において県総務部長などを歴任した本間正巳が、新幹線庄内延伸公約として出馬し初当選した。本間2013年3月国立社会保障・人口問題研究所地域別将来推計人口公表した際に庄内人口大幅に減るとの指標を示すと、以前にも増して事あるごとに庄内新幹線延伸する必要がある唱え始めた他方庄内地方もう一つ拠点都市である鶴岡市は、羽越本線経由の上新幹線延伸羽越新幹線)または軌間可変電車導入在来線改良積極的であり、両市の意見対立していた。 しかし、2015年5月14日庄内地域市町議会経済団体等で組織する庄内開発協議会は、吉村美栄子知事対す要望の席で、会長であった榎本政規鶴岡市長が「域内交通考えた時に陸羽西線高速化山形新幹線庄内延伸)もまた重要である」と吉村知事説明し副会長であった本間も「2市3町が整備羽越新幹線)、羽越線高速化山形新幹線延伸まとまってがんばろうとなった」と述べ庄内が一体となり協調して高速交通網の整備促進取り組む姿勢表明したまた、同年9月には酒田市強い要望2008年5月から活動休止していた陸羽西線高速化促進市町村連絡協議会が、病死し本間後継として酒田市長当選した丸山至会長に就き再開され新幹線庄内延伸目指し吉村知事らに働きかけ行っているほか、講演会を開くなどしている。

※この「酒田延伸」の解説は、「山形新幹線」の解説の一部です。
「酒田延伸」を含む「山形新幹線」の記事については、「山形新幹線」の概要を参照ください。

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