道路構造令
道路構造令(大正9年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/06 07:05 UTC 版)
「道路構造令」の記事における「道路構造令(大正9年)」の解説
旧・道路法制定(1919年)に伴って、翌1920年(大正9年)に定められたのが最初の旧・道路構造令である。道路の構造設計について、日本で初めて自動車交通を想定した基準が採用されたが、当時の日本では馬車や荷車利用の交通が圧倒的に多く、旧・道路構造令でも馬車の回転半径や登坂能力を基準に、道路の曲線半径や縦断勾配が定められていた。 道路の幅員の規定値は、国道で4間(7.3 m)以上、府県道では3間(5.5 m)以上を標準とし、山岳地その他特殊場所では国道で3間(5.5 m)以上、府県道では2.5間(4.5 m)以上に縮小することができた。縦断勾配は国道で1/30(30 m進むにつき1 m上がる)、府県道では1/25、特殊な場所で1/15とした。また、曲線半径は国道・府県道とも30間(54.6 m)で、特殊な箇所では6間まで縮小できるとしており、規定値である30間は、現代の道路構造令の設計速度でいうところの40 km/hの道路とほぼ同じである。戦後に道路構造令が改められるまでの間は、馬車が道路構造に関する基準として採用され続けられた。
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道路構造令
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/02 21:15 UTC 版)
日本の道路構造令では設計速度120km/hで2%(特例値5%)、設計速度20km/hで9%(特例値12%)の基準が規定されている。なお、道路構造令ではないが、農林水産省の林道規定などにも基準が設けられている。
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