過去に存在したファミリア・組織
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 12:53 UTC 版)
「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」の記事における「過去に存在したファミリア・組織」の解説
物語開始前に、既に消滅していたファミリア・組織とその登場人物を説明する。 ゼウス・ファミリア 本編開始の15年前までオラリオ最強を誇った探索系ファミリアであり、Lv.8の眷族が所属していたが、黒竜に敗北してファミリアが全滅し、主神のゼウスはロキとフレイヤにオラリオから追放されて姿を消す。ゼウスはベルの回想で語られる祖父の正体であるが、ベル自身は育ての祖父がゼウスであり、物語開始時点でも存命であることを知らない。ゼウスとヘルメスには親交があり、ヘルメスがベルに興味を持つ切っ掛けとなる。作者からゼウスとヘラは本作品の重要なキーワードと評されている。 ヘラ・ファミリア 本編開始の15年前までゼウス・ファミリアと双璧を成したオラリオ最強のファミリアであり、Lv.9の眷族が所属していたが、黒竜に敗れて主力団員が全滅し、主神のヘラはゼウスと共にオラリオから追放される。ヘラはヘルメスから「ヤンデレ」と評され、ロキからは「最強最悪、超絶残虐破壊衝動女」と評される。また、フレイヤはかつてのヘラとの抗争を、ゼウスとヘラによる「夫婦劇」に巻き込まれたと語る。 アストレア・ファミリア かつて女神アストレアが運営していた探索系ファミリア。派閥の等級はB。ガネーシャ・ファミリアと共にオラリオの秩序を乱す者を取り締まる役割を担っており、住民から慕われていた。ゲーム『メモリア・フレーゼ』のアストレア・レコード編では主役を担う。 正義と秩序を司る主神のアストレアは胡桃色の髪をまとめた藍色の瞳を持つ気品ある神であり、団長のアリーゼは自らを清く完璧と自賛する、赤い髪をした快活で美しいLv.4のヒューマンの少女で、リュー曰く、いつでも前を向いて誰にも分け隔てなく接する優しさを持つ「尊敬する人物」である。11人の団員は全て女性の第二級冒険者であり、一見、正義の派閥らしからぬ者たちも所属していたが、アストレアとアリーゼの下、オラリオの暗黒期を終わらせるために団結していた。 本編開始の5年前、ジュラの策により産まれたジャガーノートに団員が瞬殺され、辛うじて生き残ったアリーゼもリューを救うために犠牲となり、アストレアはオラリオの外で存命だが、ファミリアは事実上消滅する。本編14巻で危機に陥ったリューの回想の中で団員たちが登場し、リューの中に正義と希望が残っていると伝え、リューにトラウマであるジャガーノートに立ち向かう勇気を与える。リュー・リオン 「#リュー」を参照 闇派閥 かつて存在した邪神を名乗る神々が束ねていた過激派ファミリアの総称。ゼウスとヘラのファミリアが壊滅した後、秩序の崩壊や破壊工作を繰り返してオラリオに混沌をもたらす暗黒期を主導していた。 本編開始の6年前、ギルドから追い詰められたヴァレッタら幹部は、オリヴァスを唆して闇派閥の団員とギルド傘下の冒険者の潰し合いをダンジョン27階層で画策したが、企みを見抜いたフィンの活躍により戦いはギルド側の勝利に終わる。双方多くの犠牲を出したこの事件は「27階層の悪夢」と呼ばれ、生き残ったヴァレッタはフィンに激しい憎悪を抱くものの、幹部たちだけは死んだ振りをしてギルドから身を隠すことに成功し、闇派閥の壊滅を印象付ける。 本編開始の5年前、疾風によるルドラ・ファミリアをはじめとする闇派閥の残党への復讐が行われた結果、関連する組織は壊滅し、男神ルドラなどの邪神たちも天界に強制送還され、オラリオの暗黒期は終焉を向かえる。 「#タナトス・ファミリア」も参照
※この「過去に存在したファミリア・組織」の解説は、「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」の解説の一部です。
「過去に存在したファミリア・組織」を含む「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」の記事については、「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」の概要を参照ください。
- 過去に存在したファミリア組織のページへのリンク