象皮病とは? わかりやすく解説

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ぞうひ‐びょう〔ザウヒビヤウ〕【象皮病】

読み方:ぞうひびょう

リンパの循行障害のため、特に下肢皮膚皮下組織が象の皮のように厚く硬くなる慢性の病気バンクロフト糸状虫リンパ管内に寄生するために起こることが多い。アフリカ東南アジア中央アメリカなど熱帯地方多く日本では九州みられる


象皮病

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/01 04:06 UTC 版)

象皮病(ぞうひびょう, Elephantiasis)あるいは象皮症(ぞうひしょう)とは主としてバンクロフト糸状虫などのヒト宿主とするリンパ管リンパ節寄生性のフィラリア類が寄生することによるフィラリア症による、後遺症の一つ。




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象皮病

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 10:37 UTC 版)

八丈小島のマレー糸状虫症」の記事における「象皮病」の解説

象皮病(ぞうひびょう Elephantiasis )はフィラリア症病態としてはもっともよく知られている。おもに四肢肥大により足や手が太く変形し、象の皮膚のように見えるためこの名前がある。象皮病はフィラリア成虫太もも付け根にあるリンパ管に「とぐろ」を巻いて居座ることが原因である。リンパ管内のフィラリア障害となってリンパ液流れ悪くするため、太ももより下部リンパ液胴体のほうへ戻りにくくなり、足に溜まったリンパ液によりリンパ浮腫(むくみ)が目立つようになることから、やがて多発した浮腫固定化されてしまう。初期浮腫痒み強いため爪などで掻くが、汚い爪で掻くとさまざまな細菌入りリンパ液培地として炎症起こすその結果痒みはさらに激しくなり、何度も掻き続けるため同じ場所の炎症何度も繰り返しついには皮下組織厚くなり毛が抜けてしまう。度重なる炎症浮腫によって足の肥大皮膚のただれ、変色起こし、まるで象の足のようになる。 象皮病は日本では古くから知られている。平安末期もしくは鎌倉初期作られたと考えられる病草紙異本)というさまざまな病気描いた絵巻物の中のひとつに十二単まとった貴族思われる若い女性描かれている絵がある。この女性は上半身下半身露わにし、両足黒く変色して皮膚ただれているように見える。付き添う2名の女官が心配そう表情で見つめる様子描かれており、これは今日でいう象皮病ではないか考えられている(右記画像外部リンク参照)。

※この「象皮病」の解説は、「八丈小島のマレー糸状虫症」の解説の一部です。
「象皮病」を含む「八丈小島のマレー糸状虫症」の記事については、「八丈小島のマレー糸状虫症」の概要を参照ください。

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