著名な症例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/11 06:05 UTC 版)
江戸時代に象皮病が日本に蔓延していたことは、葛飾北斎の画に象皮病の患者が描かれていることや、十返舎一九の『東海道中膝栗毛』に象皮病の症状のことを詠んだ歌があることからもうかがえる。 幕末の維新の志士である西郷隆盛は象皮病を患い、晩年は陰嚢が人の頭大に腫れ上がっていたという。藤田紘一郎の『空飛ぶ寄生虫』によると、西南戦争で自害し首のない西郷の死体を本人のものと特定させたのはこの巨大な陰嚢であったという。 2017年に体重約500kgのエジプト人女性の緊急減量手術が行われることとなったが、幼少期に象皮症を患い病状の進行とともに動けない状態になってしまったことが原因とされている。
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