警察の対策とは? わかりやすく解説

警察の対策

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 08:11 UTC 版)

三菱銀行人質事件」の記事における「警察の対策」の解説

事件をうけて警察銀行2階事務室現地本部かまえた当時大阪府警本部長吉田六郎大久保清事件山岳ベース事件などの事件発生時に群馬県警本部長として捜査にあたり本事件では自らが現地本部長務めた本部となった銀行2階事務室から1階梅川電話会話できるようホットライン設置。外から当初パトカー113台、警官644名が銀行包囲銀行半径1km内の交通をすべて遮断本部銀行図面から、建物の北と東のシャッター2階ドアなどに手動ドリル小さな穴を7つ開け、外から中の様子観察しよう試みた午後6時半、ようやくひとつの穴から行内が見渡せようになったが、店内警官や行員の遺体転がり、そのそばで「肉の盾」が動いている異様な光景見えた(このシャッターの穴から見えた梅川写真は後に毎日新聞スクープ報道する)。そのほかに現金自動支払機動かしその隙間からも室内偵察していた。また店内放送スピーカー回線逆にして梅川人質会話傍受することに成功した吉田この年3月退官する予定だったが、事件発生当時は2府2県本部長会議出席のため京都出張しており、吉田出張先から戻るまでの間は刑事部長だった新田勇が現場指揮あたった吉田出張先から大阪戻った時点でも梅川素性不明であったが、深夜岐阜県多治見市内で職務質問された男の自供から、梅川頼まれライトバン盗んだこと、さらには銀行強盗相棒頼まれたが断ったこと、短気感情爆発させる何をするかわからない性格であることを多治見署ですべて供述していたことで梅川素性判明した。また男の証言から、梅川15歳強盗殺人の罪を犯し少年院送致されていたことが判明する。 夜、梅川要求した400グラムのサーロインステーキとワイン届けられる人質にはカップラーメン差し入れられたが、「栄養がない」と梅川怒り代わりにサンドイッチ胃薬差し入れられた。このカップラーメンは後に梅川食べている。午後9時半、ひどい風邪をひいていた女性行員解放された。警察梅川要求したビーフステーキ睡眠薬入れることを検討したが、捜査員ステーキソース液体睡眠薬混ぜて味見したところ、舌先刺激感じたこと、なにより梅川用心深く、毒の混入警戒し差し入れられ食事全て人質毒味をさせていたため、警察この方法を断念している。

※この「警察の対策」の解説は、「三菱銀行人質事件」の解説の一部です。
「警察の対策」を含む「三菱銀行人質事件」の記事については、「三菱銀行人質事件」の概要を参照ください。

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