評論家活動とは? わかりやすく解説

評論家活動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 04:59 UTC 版)

藤本由香里」の記事における「評論家活動」の解説

前掲した著書執筆のほか、『週刊文春』の「漫画羅針盤」や、『ESSE』、『MINE』、共同通信などにコミックに関するコラム連載、『ダ・ヴィンチ』は不定期掲載し、さらに『東京新聞』の連載本音コラム」にも時事問題中心とする評論執筆している。紙面肩書きコラム内容によって、評論家編集者どちらか使い分ける東京新聞2006年12月17日コラムでは、サントリー学芸賞受賞の『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』の著者竹内一郎めぐってマンガ研究者関係するブログ騒然としていること、手塚研究複数出て話題になっているにもかかわらずそうした重要な先行研究への言及がなかったこと、ほとんどの記述手塚本人発言のみに依拠していること、同書九州大学から博士号授与され博士論文用いたこと、など簡潔な紹介文執筆。この時は、肩書きとして評論家用いた。 上に挙げた東京新聞連載本音コラム」は、マンガコミック評論ではなく基本的に時事問題に関する評論となっている。具体的には、たとえば、学校などでの男女児童同室着替え着替えや、身体測定いわゆる身体検査男女同室行なう問題)や教育基本法改正から著作権靖国神社問題水俣病皇室学生論文剽窃問題まで政治時事的な話題中心としたコラムである。例に挙げた竹内一郎についてのコラムは「マンガ批評」と題されているが、これも竹内個人竹内論文批評するというよりも、むしろ九州大学サントリー文化財団杜撰(ずさん)な選考体質言及、それら団体まともな批判集中するのは手塚治虫研究すすんできた証拠であるから、「いいことだ」と論評するものであったマンガ評論においては2005年に、雑誌クイック・ジャパン誌上矢沢あい1985年以降全作品解説し作家論論じる「進化する矢沢あい」を発表している。 また、マンガ評論家として、たびたび講演行なう目黒区男女平等共同参画センター企画・主催し、2006年9月20日に同センター開かれた講演会コミックの中の女性たちNANA』や『のだめカンタービレ』の人気ヒミツ」で講演している。映画ヒットした矢沢あいの『NANA』と、ドラマ化決まった二ノ宮知子の『のだめカンタービレ』を取り上げ少女たちから評価され人気のあるコミック作品には、新たな価値観含まれいるからだと解説し、両作品が、女性女性であることを肯定的に捉えている「新しい女性像」を描いた述べている。『NANA』は、ルームメイト女性二人が、互いの絆を好きな男性との絆よりも優先させる生き方描き、『のだめ』は主人公女性のつきあう男性側主人公意思学んで二人がともに成長してゆく対等な関係を描いたコメディーいずれも従来の「(自分愛した男性こそが女である私を救ってくれる」というパターン越えた作品になっている指摘女性意識質的な変動起きており、「女性セクシュアリティ時代関数であって時代の移り変わりによって変化する」との従来からの主張裏付ける解説であったこの年12月22日マンガ家夏目房之介誘って有楽町東京国際フォーラム開かれた「のだめオーケストラコンサート」に聴衆一人として駆けつけている。

※この「評論家活動」の解説は、「藤本由香里」の解説の一部です。
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