船団の構成
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ノルウェーの史料はオーラヴに対する敵船団の数は圧倒的であったとする。例えば『ファグルスキンナ』は、オーラヴの軍勢は「ごく少なく」オーラヴの周りの海は「軍船で埋め尽くされた」としている。軍船の数が記載された史料はすべてオーラヴ側の軍船数は11隻としているが、敵連合軍側の船の数は相違がある。多くの史料ではスウェーデンとデンマーク軍の軍船数は同じであったとしているが、レクステフィヤ(Rekstefja)のみは別である。 史料ごとの船団数史料オーラヴ・トリグヴァソンスウェーデン王オーロフエイリークデンマーク王スヴェン連合軍計Ref.オッド・スノッラソン 11 60 19 60 139 『古代列王史』 11 30 22 30 82 『ノルウェー史』 11 30 11 30 71 テオドリクス 11 - - - 70 レクステフィヤ 11 15 5 60 80 オーラヴ軍の船が11隻しかなかった点ではどのサガも一致しているが、<非キリスト教徒のハルドール>による詩節を引用したものは、オーラヴ船団は出立時には71隻だったとしている。この違いについて、サガでは71隻のうちオーラヴを裏切ったシグヴァルディ配下の船もいくつかあり、その他の船もスヴォルドの罠を素通りしてしまったためとしている。 サガには、オーラヴの乗船三隻についての記述がある。『ヘイムスクリングラ』によれば、一番目の船は漕手座が30組あり、大型で船足が早く、船首と船尾が高く作られた「鶴号」で、オーラフが建造し、後しばらくの間旗艦とした。 2番目の船は、キリスト教への改宗を拒んだため拷問で死にいたらしめた異教徒からオーラヴが接収した船である。これは「鶴号」よりも大きく立派な船だったのでオーラヴは自分で舵をとった。船首には竜の頭が彫られ、船尾は尾のように湾曲し、竜首の側面と船首全体が金色に輝いていた。この船が帆を揚げて走る様子はあたかも竜が翼を広げたようであったから、オーラヴはこの船を「竜(Serpent)」と名付けた。「竜号」は当時ノルウェー全土で最良の船とされた。 3番目の旗艦「長蛇号」は、サガでいくつかの逸話も伝えられる伝説的な船であった。 これが竜型船で、王がハーロガランドからもってきた<竜号>を模範にして建造されたものである。しかしこの船はずっと大きく、細かいところまで入念に仕上げられていた。この船を王は<長蛇号>となづけ、<竜号>の方を<小蛇号>と呼んだ。<長蛇号>には三十四の漕手席があった。船首と船尾は金メッキされ、甲板は大海用の船と同じように高くできていた。それはノルウェーで建造された船のうちでもっともりっぱで、もっとも高価な船であった。 連合軍側の船で記述があるのはエイリークの「鉄鬚(てっしゅ、Jernbarden、Iron ram)」号についてのみである。『ファグルスキンナ』によれば、この船は「あらゆる船の中で最大であった」という。『ヘイムスクリングラ』には更に詳しい記述がある。 エイリーク候はヴァイキング行にいつも使う大きな軍船をもっていた。その船は舳先の両側に鉄製の髭(衝角)がついていて、下の方に髭の幅の厚い鉄の板がついていた。そしてそれは船の喫水線まで達していた。
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船団の構成
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「ファースト・フリート」の記事における「船団の構成」の解説
ファースト・フリートは、11隻の船で構成されている。旗艦が、20門の大砲を備えた帆船であるシリウス号(英語版)である。シリウス号の指揮は、後にニューサウスウェールズ植民地総督となるジョン・ハンターによって行われた。シリウス号とは、別に8門の大砲を備えたサプライ号(英語版)が船団の護衛に就いた。 囚人を輸送するためには、6隻の船が用意された。アレクサンダー号(英語版)、シャーロット号(英語版)、フレンドシップ号(英語版)、レディ・ペンリン号(英語版)、プリンス・オブ・ウェールズ号(英語版)、スカボロー号(英語版)の6隻である。 船団の2年分の食料や衣類、農具などを運ぶ輸送船として、3隻の船が用意された。ゴールデン・グローヴ号(英語版)、フィッシュバーン号(英語版)、ボロウデール号(英語版)の3隻である。 11隻の船団のレプリカは、シドニー博物館(英語版)に展示してある。また、シドニー湾内を運行するシドニー・フェリーズ(英語版)のフェリーの名前は、ファースト・フリートの船の名前にちなんだものがつけられている。
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船団の構成
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「ホーランエンヤ (島根県)」の記事における「船団の構成」の解説
「櫂伝馬船」を参照 ホーランエンヤの櫂伝馬船には地区ごとに一番船から五番船までがある(これは船行列の順序とは異なる。神輿船に近い順番である)。 一番船(馬潟地区) 二番船(矢田地区) 三番船(大井地区) 四番船(福富地区) 五番船(大海崎地区) このほかに神輿船をはじめ、複数の神器船・神能船・神楽船など、100隻以上の船が船団を構成する。 先頭から、大海崎-福富-大井-矢田-馬潟の順となっている。五番船の大海崎地区は「先頭船」の旗を掲げている。
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