自動車のデジタルメーターとは? わかりやすく解説

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自動車のデジタルメーター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/23 14:59 UTC 版)

デジタルメーター」の記事における「自動車のデジタルメーター」の解説

数値直読する方式速度計初め採用した量産車は、フランスシトロエン1970年発表した大衆車GSとされ、速度計回転計両方ともが直読となったことも、同じシトロエンが続く1974年発表したCXとされている。これは数字表記した樹脂製の筒が回転するボビン式と呼ばれ通常の速度計の針をボビン置き換えた純然たる機械式」で、トランスミッションからの回転力伝え仕組み針式と同様であり、現在の液晶などを用いる「電気式」のデジタルメーターとは全く異なるものである。現在につながる電気式デジタルメーター嚆矢は、アストンマーティン・ラゴンダ採用されLED式のものとされている。 日本車では1981年登場した初代トヨタ・ソアラが、「エレクトロニック・ディスプレイメーター」の名称で初め採用しその後トヨタ車でクラウンマークIIチェイサークレスタも含む)などの量産車搭載された。そして、1980年代後半から1990年代初頭バブル期に「デジタル先進的格好いい」ともてはやされ普及した高級車以外はほとんどがオプション設定ではあったが、高級車スポーツカーからコンパクトカーにいたるまで、ほとんどの車種速度計タコメーターなどに使われた。その一方当時表示されなくなる故障多く、「光があたると見にくい」、「アナログの方が直感的判りやすい」などの意見代表されるような、実用面での問題残っていた。また、コスト重視されるようになったバブル崩壊後1990年代後半以降トヨタ以外採用する車両減ったが、同時期に数字表示するだけで、反応速度も必要とされない距離計(オドメーター・トリップメーター)には、構造が簡単で安価なデジタル式多用されるようになった。さらに2000年代に入るとその距離計中に燃料計取り入れるようになる21世紀入り三菱・iアイ)、ホンダ・シビックホンダ・ステップワゴンなどをはじめ、軽自動車から商用車二輪車まで、車種問わず再び採用増えている。信頼性の高い液晶パネル安価に製造できるようになったことや、デザイン上の要求が主で、さらに表示方法についても「速度デジタル表示だが、タコメーターアナログ表示」(例:マツダ・RX-8ホンダ・CR-Zホンダ・VFR1200F)といったハイブリッドタイプも見られるまた、近年はこのメーター似たようなもので、航空機普及している計器類液晶モニタ映し出して表示する方法グラスコックピット」を採用している車種もある。 例として、2008年2月発表されクラウンハイブリッドでは、世界で初めインストルメント・パネルのすべてが液晶パネル置き換えられた。シャープ製の1280×480ドットTFT液晶採用しカーナビルート案内時に進行先の車線情報表示したり、従来機械式メーターでは実現できなかった表示実現している。その他では、「ランボルギーニ・レヴェントン」や、「ジャガー・XJ」、「BMW・7シリーズ」、「メルセデス・ベンツ・Sクラス」、「キア・K9」、「キア・K7」、「キア・シード2代目Pro_Cee'd GT)」、「ヒュンダイ・エクウス」、「ランドローバー・レンジローバー」、「フィアット・500」、「ボルボ・S60」、「キャデラック・XTS」 などで採用されている。

※この「自動車のデジタルメーター」の解説は、「デジタルメーター」の解説の一部です。
「自動車のデジタルメーター」を含む「デジタルメーター」の記事については、「デジタルメーター」の概要を参照ください。

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