聖ゲオルク教区教会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/11 00:48 UTC 版)
「ヴォルブランツハウゼン」の記事における「聖ゲオルク教区教会」の解説
ヴォルブランツハウゼンの聖ゲオルク教区教会は、ウンターアイヒスフェルトに4つある古典主義建築様式による宗教建造物の1つである。多角形の内陣室と、銅葺きの尖塔を有するブンテル砂岩製建築である。外壁に取り付けられた付柱の垂直の台座と水平の編髪型のコーニスが均整の取れた外観を形作っている。西のファサードには張り出した玄関部がありその高い位置に設けられた窪みに聖ゲオルクのレリーフが嵌め込まれている。ホールを覆う切り込みアーチ式の鏡型ヴォールトで構成される空間建築は、歯状装飾、玉飾り(ビード・アンド・リール)、パルメット・フリーズ(ヤシをモチーフにした装飾)といった古代風の装飾モチーフで飾られている。これらは付柱と直角に交わるコーニスに取り付けられている。内陣室の東壁には、かつて漆喰が上塗りされていたフレスコ画が復元されている。主祭壇はヒルデスハイムの彫刻家ヨプスト・ハインリヒ・レッセンによって造られたもので、18世紀前期のものである。これよりも古いヘンネッケンローデの祭壇は、おそらくドゥーダーシュタットの枢機卿コップの指示で1862年までにヴォルブランツハウゼンに持ち込まれたものである。当時、コップがヘンネッケンローデの枢機卿であったことは、この説を支持している。脇祭壇は、ネポムクの聖ヨハネの殉教を描いており、色彩的に主祭壇と対照を成している。脇祭壇の上部には2枚の絵がある。これらの絵は聖人に起こった時間的に連続したできごとを描いており、1枚がモルダウ川の橋から突き落とされる場面、もう1枚は水に横たわる聖人を描いている。教会内にはさらに、後期ゴシック様式による子を抱いた三日月の聖母の像があるが、そのスカートの裾下からグロテスクな月の顔が見える。
※この「聖ゲオルク教区教会」の解説は、「ヴォルブランツハウゼン」の解説の一部です。
「聖ゲオルク教区教会」を含む「ヴォルブランツハウゼン」の記事については、「ヴォルブランツハウゼン」の概要を参照ください。
聖ゲオルク教区教会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/08 05:56 UTC 版)
ザーベックの最初の教会に関する記述は、皇帝ハインリヒ5世の1161年の文書に遺されている。1200年頃にザーベックに初めて石造の教会が建設された。この教会は、その壁の跡からおそらくロマネスク様式であったと推測される。16世紀初めに現在の場所に、より大きな建物が後期ゴシック様式で建設され、塔(ドイツ語版、英語版)が高くされた。入り口には1526年の年号が刻まれている。この教会は19世紀に老朽化のために取り壊され、1896年から1898年に現在の教会堂に建て替えられた。1917年に教会に彩色がなされた。壁絵は1960年代に漆喰で塗り込められ、1980年代の修復工事によって再び日の目を見た。これはヴェストファーレンでは珍しい、ネオゴシック絵画の美しい作例とされている。 この他の、この教会の見応えのある備品としては、13世紀の洗礼盤、後期ゴシック様式の聖母像、18世紀に制作されたバロック様式のピエタ、ネオゴシック様式の彩色ガラス(修復)がある。
※この「聖ゲオルク教区教会」の解説は、「ザーベック」の解説の一部です。
「聖ゲオルク教区教会」を含む「ザーベック」の記事については、「ザーベック」の概要を参照ください。
- 聖ゲオルク教区教会のページへのリンク