結婚と森コンツェルンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 結婚と森コンツェルンの意味・解説 

結婚と森コンツェルン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 14:48 UTC 版)

三木武夫」の記事における「結婚と森コンツェルン」の解説

三木1939年昭和14年3月、第74帝国議会行われた映画国策化についての法制化審議の場で、政友会岩瀬亮次いで多く質問行った岩瀬かねてから映画興味示していて、1933年昭和8年)には衆議院映画国策樹立に関する建議案を提出するなどの活動行っており、1939年昭和14年)には、先述アストリア号による齊藤駐米大使遺骨帰還模様から歓迎会様子についてのニュース映画制作委嘱された、南旺映画立ち上げることになる。三木岩瀬親しく映画政策について岩瀬から情報入手していたと考えられている。三木映画国策化についての法制化審議の席で、映画国策化推し進めるのならば、都会ばかりではなく農村でも映画楽しめるようにすべきであるとし、更に映画質的向上、そして費用支弁を図るようにすべきとの質問行った三木岩瀬引き合わせたのは結城豊太郎であったとされる結城森矗昶総帥とする新興森コンツェルンと関係があり、岩瀬森矗昶実弟であった三木結城、そして岩瀬との繋がりでしばしば森家出入りしていたが、そのような中で1940年昭和15年6月初め頃に森矗昶次女である睦子との結婚話が持ち上がり6月26日には正式に結婚する新進代議士三木森コンツェルン総帥令嬢との結婚政財界注目集め結婚式当時日本銀行総裁務めていた結城仲人となり、東京會舘政財界要人らを招いて盛大に行われた。なお800参加したという結婚式参列者のほとんどが新婦側の客で、新郎である武夫側の客はわずか3名に過ぎず三木両親出席しなかった。 森コンツェルン新興財閥一つであり、満州事変以後軍需産業発展に伴い急成長見せていた。新興財閥のため、資本金が必ずしも十分ではなく人材乏しいという欠点見られたが、1937年昭和12年6月には電力、ガスアルミニウムなどの金属工業アンモニウム合成などの化学工業など重化学工業中心直系27社を擁していた。 しかし三木結婚前1939年昭和14年)には、森コンツェルン主力企業ある日電工昭和肥料合併して昭和電工設立され森家主導権からは離れることになった。その上傘下企業昭和鉱業帝国鉱業開発譲られ東信電気電力統制結果なくなってしまい、更に総帥森矗昶1941年昭和16年3月1日死去するなど、三木結婚前後から森コンツェルン下り坂迎えていた。 1940年頃から森コンツェルン大江山ニッケル日本火工の二社を主力企業とするようになり、矗昶没後大江山ニッケル日本火工後身企業に当たる日本冶金工業中核となり、鉱山業と製錬中心とした小財閥となっていった。三木結婚した1940年6月大江山ニッケル取締役就任し1943年11月には日本冶金工業取締役となっている。また三木1942年昭和17年6月から1943年昭和18年11月まで、衆議院調査会商工省部の委員となり、1943年11月から1944年6月まではこれまでの商工省から電力重化学工業鉱業移管された軍需省委員、更に翌1945年昭和20年)には軍需省参与官となっている。三木戦時中衆議院商工軍需省委員務めていたことは、森コンツェルンとの関係が深いことによるものと推察され、更に森コンツェルンにとっても三木重要な存在であったものと想定される

※この「結婚と森コンツェルン」の解説は、「三木武夫」の解説の一部です。
「結婚と森コンツェルン」を含む「三木武夫」の記事については、「三木武夫」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「結婚と森コンツェルン」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「結婚と森コンツェルン」の関連用語

結婚と森コンツェルンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



結婚と森コンツェルンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの三木武夫 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS