第3回以降の概要
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「MBS漫才アワード」の記事における「第3回以降の概要」の解説
第3回以降、出場資格は「プロとして活動していて、事務所などに所属している」という縛りのみとなって芸歴及び活動拠点の制限が廃止された為、エントリー総数が150組を超えるようになった。矢野・兵動、ジャリズム、$10、ルート33、デンジャラスといった、ベテランもエントリーするようになり、東京を本拠地とするキャン×キャン、トータルテンボス、ハリガネロック、2丁拳銃、アメリカザリガニの5組が決勝進出を果たした。 1次予選は「毎日放送AVルーム」において数日に渡って行われ、上位40組が次の2次予選へ進む。2次予選は「MBSスタジオ in USJ」にて開催され、上位12組が決勝大会へ勝ち上がる。1次予選の審査形式は公開されていないが、2次予選は客席の250人の高校生審査員(第6回は200人)が「3点満点」で、各芸人の演技が終わった直後にトータライザーによる採点を行う。 2次予選の模様は、第3回は公式サイト上にてストリーミングによる生中継、第4回以降は深夜帯に決勝進出組以外の漫才と、予選のドキュメンタリーからなる番組が放送されるようになり、知名度や露出の低い芸人にとっては、2次予選進出だけでも、大きなメリットとなる大会となった。実際にこの番組の2次予選が初めての地上波テレビでの漫才となる出演者が、何組も1次予選から勝ち上がっている(ヒカリゴケ、王、パプア。、ヘンダーソン等)。その中でも第4回のヒカリゴケは決勝進出も果たし、2年後には東京進出も果たした。この番組の高校生による審査が知名度や人気などに左右されたものでないことを、大きくアピールするものとなった。 決勝大会は、第5回まではシアターBRAVA!、第6回・第7回は松下IMPホール、第8回はシアター・ドラマシティ、第9回以降はMBSスタジオ in USJにて行われ、「お笑いペーパーテスト」→「高校生お笑いセンター試験」で選ばれた1000人→200人の高校生が審査員を務める(第6回は一部審査員が自宅からの電話投票)。審査方法は、どちらが面白かったかだけをトータライザーで選択するタイマン制で、ノックアウト形式のトーナメントを3回行い優勝者を決定する。第9回以降は準決勝が廃止となり、決勝戦では1回戦で勝利した芸人全組による勝ち残り方式での決勝戦に臨む。第8回は初めてゴールデンタイムで生放送された(2010年8月26日放送)が、『スパモク!!』枠での放送のため、放送時間が2時間、決勝大会進出も8組に削減されることとなった。決勝戦の対戦組み合わせ抽選の模様は、同日に放送した『ちちんぷいぷい夏祭り おかげさまで60年スペシャル』(毎日放送平日午後の情報テレビ番組『ちちんぷいぷい』の特別番組)内で生放送された。第9回・第10回も引き続きゴールデンタイム(2011年8月25日・2012年8月30日、『スパモク!!』枠)で生放送された。第11回(2013年)には、決勝開催日の11月4日(月曜日)が国民の休日に当たることから、『ちちんぷいぷい』との合同特別番組『ちちんぷいぷい×MBS漫才アワード あっぱれ!ハイスクール』の第2部(16:00 - 17:50)で決勝戦の模様を放送した。 対戦の組み合わせは1回戦は抽選で決定し、準決勝は1回戦の奇数試合の勝者が先攻、偶数試合の勝者が後攻となる。決勝戦のネタ順は再抽選で決定(第9回以降は1回戦で得点の低かった順)。なお第8回まで終了した時点での1対1の対戦結果では先攻が18勝、後攻が43勝と後攻が有利となっている。
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