神田 総一朗(かんだ そういちろう)
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「スリーアミーゴス (踊る大捜査線)」の記事における「神田 総一朗(かんだ そういちろう)」の解説
演:北村総一朗 警視庁湾岸警察署署長・警視正 → 定年退官→警視庁湾岸警察署・指導員(東京都再雇用職員制度)。 昭和14年9月25日生まれ。O型。 本籍・高知県(北村本人も高知県出身である)。自宅は港区台場の署長官舎。 最終学歴・法政大学文学部卒業。 特技・締め、音頭 青島を湾岸署に呼び寄せた張本人である。「警察の仕事はミスのない捜査とスキのない接待」がモットーで、その主な仕事も湾岸署にやってくるお偉方の接待である。隣接する勝どき署の署長とは同期のライバル関係にあり、お互いを過剰なまでに意識し、将来的には警視庁の筆頭警察署である丸の内署の署長を狙っていた。前警視庁捜査第1課長の島津とは、警察学校時代の叩き上げの同期。(島津は最終的にノンキャリアの最高峰である生活安全部長(警視長)にまで登り詰めたが神田は退官まで湾岸署長だった)「THE MOVIE」での領収書の窃盗事件(警察にかかる経費が多すぎるがため)では窃盗容疑ですみれに「逮捕」され取調べを受け、「THE MOVIE 2」では管内の給食業者を引き立てる替わりに、暗に賄賂を要求している描写がある。また同署内の女性警察官との親密な交流が発覚したり、歳末特別警戒スペシャルでは湾岸署が占拠された際、犯人である鏡恭一(稲垣吾郎)に「偉い順に殺してやる。一番偉い奴は誰だ!?」と凄まれ人質の袴田が神田を指差した際に「何だい、署長?課長の神田でございます」と言って袴田を裏切るなど、不埒に見える行動も目立つが、神田自身は憎めないキャラクターでダークな印象を抱れない奇特な人物である。「THE MOVIE 3」で湾岸署長を真下に譲り、警視庁を退職。しばらくは悠々自適な隠居生活を送っていたが、「THE LAST TV」で久々に湾岸署を訪れた際、現・湾岸署トップ3(真下、袴田、魚住)に対抗意識が芽生え、中西を唆して秋山と共にかつて部下であった和久平八郎が務めていた湾岸署の指導員に就任、袴田をグループに引き戻して院政を目論んでいるが和久とは違い特に何もしていない。 普段は警察官僚に対してものすごく腰が低いが、最終回でのシーンでは現場軽視の態度をとる本庁幹部に対して「出来損ないでもねぇ命はってんだい!!」と啖呵を切り、自分、袴田、秋山3人の辞表を差し出し、現場の刑事達を守るという気概も見せる。彼もまた現場の警察官で、ごく稀とはいえ真剣に語り、「深夜も踊る大捜査線3」では「我々が青島を守らなかったら誰が守るんだ」との発言もみられる。上述の不倫は本庁上層部に認知されて減俸処分が下される、自業自得ともいえる憂き目をみる。映画版での不祥事では緒方と真下に「(取調室に)行きなさい」と言われたが、「THE MOVIE 3」では日向真奈美の説得に向かう青島に対して「行きなさい(生きなさい)」と言っている。その後、本庁幹部に「私の仲間のすることに邪魔をするな!!」と啖呵を切ったが、押しのけられた際に奇遇にも前2作と同様に、今度は秋山と袴田に引きずり出されるような形になっている。この役が縁で、北村は2008年4月に実際に誕生した東京湾岸警察署の一日署長を務めている。当初は秋山副署長とともに名前は未設定であったが、2010年6月26日に開催された「集う大捜査線 in 名古屋」に於いて、TVシリーズから実に13年目にして演者である北村の名である「総一朗(そういちろう)」という下の役名がついた。15年以上警視正を務める。なお「THE MOVIE 2」の時点で既に一般的な警察官の定年年齢である60歳を超えている。
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