石城町とは? わかりやすく解説

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石城町

読み方:セキジョウマチ(sekijoumachi)

所在 福岡県福岡市博多区

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

〒812-0032  福岡県福岡市博多区石城町

石城町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/20 02:37 UTC 版)

石城町
福岡市博多区石城町(大博通りより)
石城町
石城町
石城町
北緯33度36分16.1秒 東経130度24分18.1秒 / 北緯33.604472度 東経130.405028度 / 33.604472; 130.405028
日本
都道府県 福岡県
市町村 福岡市
博多区
人口
(2022年12月末現在の人口)
 • 合計 1,373人
等時帯 UTC+9 (JST)
郵便番号
812-0032
市外局番 092

石城町(せきじょうまち)は、福岡県福岡市博多区町名。現行の行政地名は、石城町[1]。大半が海岸の埋立により造成された造成地である。町内の福岡国際会議場は、隣接する築港本町福岡国際センター福岡サンパレス沖浜町マリンメッセなどとともに、コンベンションセンターの大規模な集積地を構成している。また、町内には港湾関係業務の社屋、専門学校、単身者向け共同住宅等も多く存在している。面積は約17.13ヘクタール[2]。2022年12月末現在の人口は1,373人[3]郵便番号は812-0032[4]

地理

福岡市の都心部とされる中央区天神の北側、博多区の北西部で、海に近接する地域に位置する。北西で沖浜町と、北東で御笠川を介して千代と、南東で大博町と、南西で築港本町と隣接する。

河川

石城町の東に接して、御笠川二級河川)が横断し、北部で河口部を形成して、博多湾に注いでいる[5]

都市計画

都市計画に関しては、「福岡市都市計画マスタープラン」[6]において、石城町は、隣接する築港本町(博多ふ頭等)及び沖浜町(中央ふ頭)とともに、天神周辺、博多駅周辺を核とした一体の地域が都心部として位置付けられている。用途地域は、北東の一部の地域が準工業地域に指定されているが、これ以外が商業地域に指定されている。また、沖浜町に隣接し、旧博多臨港線以北の地域は、用途地域とは別に、都市計画法及び港湾法に基づく臨港地区[注釈 1]にも指定されている。さらに、石城町の一部に沖浜町及び築港本町の各一部を加えた区域約16.8ヘクタールの地区については、地区計画の区域として「中央ふ頭地区地区計画」[7]が定められ、展示場ホテル会議場等のコンベンション関連施設の立地などにより、ウォーターフロントの交流拠点にふさわしい市街地の形成等を図ることが目標とされている。

歴史

現在の福岡国際会議場周辺以外で福岡市道石城町488号線及び500号線以北の区域は昭和27年以前に海岸の埋立により造成されたと推定されている。その後、船だまりであった「博多船溜」の東側部分について、福岡市が、1991年(平成3年)5月8日に埋立免許の出願、同年10月11日に免許の取得、及び同年11月8日に埋立工事の着手を行い、1995年(平成7年)4月6日に埋立工事が竣工した。その後、この埋立地には福岡国際会議場が建築された。[8]

沖浜町、石城町及び築港本町における埋立の変遷
1939年12月6日撮影
1948年4月7日撮影
1956年1月30日撮影
沖浜町、石城町及び築港本町における埋立の変遷
1961年5月6日撮影
1964年5月25日撮影
1969年4月28日撮影
沖浜町、石城町及び築港本町における埋立の変遷
1972年4月21日撮影
1979年5月23日撮影
1998年11月12日撮影
沖浜町、石城町及び築港本町における埋立の変遷
2001年5月29日撮影
2007年7月27日撮影
2020年10月5日撮影

人口

石城町の人口の推移を福岡市の住民基本台帳(公称町別)[3]に基づき示す(単位:人)。集計時点は各年9月末現在である。

交通

交通に関しては、主な公共交通機関としてはバスがある。

鉄道

鉄道は通っていない。最寄りの駅は福岡市交通局が運営する福岡市地下鉄箱崎線呉服町駅であり、距離は道程で約1.0キロメートルである。呉服町駅附近のバス停から当該地区へ向かうバスの便がある。 なお、町内には旧日本国有鉄道博多臨港線が通っていたが、1985年(昭和60年)3月14日に博多港駅から福岡港駅までの区間が廃止され、廃線後の鉄道敷地は石城町487号線の一部に含まれたほかは、駐車場や建築物の敷地形状などにわずかな形跡を残すのみとなっている。

バス

バスについては、西日本鉄道株式会社が運営するバスが運行しており、次の停留所がある。一部の路線ではBRTも運行されている。

  • 博多臨港警察署北口
  • 国際会議場サンパレス前
  • 石城町

道路

旧大濱小通り(右は築港石城町線)

主な幹線道路は次の通り。

施設

福岡国際会議場

公共施設

学校

 町内に小中学校は存在しないが、校区については、小学校区、中学校区についてそれぞれ次の学校の校区に属する[9]

 隣接する大博町と同様に専門学校が多く、次の学校がある。

  • 福岡医健・スポーツ専門学校[注釈 7]
  • 福岡ウェディング&ホテル・IR専門学校[注釈 8]
  • 福岡医健専門学校第3校舎[注釈 9]
  • 福岡スクールオブミュージック&ダンス専門学校[注釈 10]
  • 福岡デザイン&テクノロジー専門学校[注釈 11]

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 分区指定は無分区。
  2. ^ 福岡フィルムコミッションの支援を受けて映画「ROCKERS」の撮影が行われた。
  3. ^ これは沖浜町の臨港道路中央ふ頭1号線も含めた道路愛称である。起点:那の津通「博多臨港警察署南口」、終点:中央ふ頭突端。
  4. ^ 業務内容:郵便窓口、貯金窓口、ATM、保険窓口、所在地:石城町20番15号
  5. ^ 食品衛生法に基づく検査機関等の登録がされている。全国で設置されている5か所の事業所のうちの一つ。
  6. ^ 運転開始:昭和59年4月、目的:汚水中継用
  7. ^ 所在地:石城町7番30号
  8. ^ 所在地:石城町20番9号
  9. ^ 所在地:石城町20番13号
  10. ^ 所在地:石城町21番2号
  11. ^ 所在地:石城町21番2号

出典

  1. ^ 福岡市. “福岡市区の設置等に関する条例”. 2023年1月27日閲覧。→別表第1
  2. ^ 福岡市統計調査課. “平成27年(2015年)国勢調査の結果”. 福岡市. 2012年7月21日閲覧。
  3. ^ a b 福岡市統計調査課. “登録人口(公称町別)- 住民基本台帳(日本人)男女別人口及び世帯数”. 福岡市. 2012年7月21日閲覧。
  4. ^ 日本郵便株式会社. “郵便局”. 2023年1月27日閲覧。→「郵便番号を調べる」→キーワード検索等
  5. ^ 福岡市河川計画課. “福岡市の河川概要”. 福岡市. 2012年5月21日閲覧。より「河川図」参照。
  6. ^ 福岡市都市計画マスタープラン
  7. ^ 福岡市のWEBページ「地区計画決定状況一覧」の「博多区」→「博14」
  8. ^ 福岡市港湾局編 (2000), 博多港史:開港百周年記念, 福岡市港湾局, pp. 349 、JP番号:20221637
  9. ^ 福岡市通学区域

関連項目



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