畿内の諸将
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松永久秀(まつなが ひさひで) 演:吉田鋼太郎 三好家重臣。下剋上を実行した斎藤利政を尊敬している。 三好長慶とともに細川晴元による襲撃を受けるが、光秀に助けられ誼を通じることになる。その後、長慶の勢力拡大によって出世を遂げ、大和の大名として多聞山城を本拠とする。その後、義輝を将軍としての器ではなくなったと見切って、京からの追放を構想するが、世間では「義輝暗殺計画の黒幕」とみなされる。永禄の変が起きると、覚慶を次期将軍に擁立するため大和から脱出させる手助けをするなどの行動をとる。義昭の新幕府では、嫡男・久通が義輝暗殺に関わっていたことなどから三淵藤英らから反対されるが、多聞山城の破却を条件に信長の傘下に入ることを許される。 戦で命を落とすのは平気と豪語する一方で、「しゃっくりが3日続くと死ぬ」という迷信には恐怖を感じて、背中に灸をすえてしゃっくりを止めようとする。 鉄砲を「美しい」と評価し、戦の抑止力と考えている。美濃から堺に鉄砲を求めにやってきた光秀には、鉄砲を一挺融通している。また、京での再会時には本能寺の鉄砲鍛冶・伊平次を仲介する。堺の町衆などからは「目利き」として審美眼を買われ、焼き物などの鑑定を申し込まれている。 筒井順慶を重用する信長に対して怒りを爆発させ、光秀の説得を振り切って謀反を決行するが敗れ、信貴山城で収集した数々の美術品を道連れに自害する。しかし、平蜘蛛釜だけは伊呂波太夫に預けられており、久秀の遺志によって光秀に託される。信長が以前からこの釜を欲していたことが、光秀に大きな影響を及ぼす。 筒井順慶(つつい じゅんけい) 演:駿河太郎 大和の豪族。松永久秀とは対立関係にある。 久秀に対抗するため今井宗久から鉄砲を買い占めていたが、光秀からの求めに対し、義昭と信長に引き合わせることを条件に譲り渡し、信長の配下となる。以後、信長は順慶に大和の支配権を認める態度を取ったことから、久秀との対立関係が激化することになる。 荒木村重(あらき むらしげ) 演:松角洋平 摂津有岡城主。嫡男・村次と光秀の長女・岸は夫婦であり、光秀とは姻戚関係に当たる。 信長の家臣で毛利攻めの副将だったが、信長の義昭に対する仕打ちをはじめとする行為に不信感を募らせ、謀反を起こす。光秀の説得に対しても「義昭様を再び京に戻し政を行うという毛利に従う」として頑なに拒否する。
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