畠山・三好討伐とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 畠山・三好討伐の意味・解説 

畠山・三好討伐

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 08:02 UTC 版)

享禄・天文の乱」の記事における「畠山・三好討伐」の解説

詳細について飯盛城の戦い参照享禄錯乱最中であった6月大物崩れ勝者として細川高国自害させ、声望高めた細川晴元であったが、その晴元支持派だった蓮淳名声も更に高まったその頃主家である河内守畠山義堯から離反して晴元への転属画策する木沢長政から、晴元への内応仲介依頼受けた蓮淳であったが、間もなくこの事を義堯知られてしまう。 同年8月木沢長政討伐乗り出した義堯には三好元長まで加担した一方長政からの救援要請受けた晴元は対応に苦慮自分に度々意見する長の存在を疎ましく思っていたとはいえ劣勢長政への肩入れ得策ではなかったためか、両軍への撤兵要請で事を収めようとした。 だが翌享禄5年(1532年5月畠山三好連合は、木沢長政を再攻し木沢居城飯盛山城攻める。そこで、長政一件発端作ったとして、晴元からは義堯と元長の討伐への協力要請されると『単なる武家騒乱ありながら宗門参戦する事態蓮淳了承した畿内における宗門責任者であった蓮淳は、熱心な法華宗であった元長に対し深い恨み抱いていた。それは以前本願寺門徒による和泉山城の法華宗徒へ圧迫一件聞きつけた三好元長によって、本願寺側は弾圧加えられた事であった。こうして本願寺法主証如の名で一向一揆起こすように文が各地末寺配られていった蓮淳6月5日夜、17歳法主証如に自ら出陣させて大坂御坊入れ畿内における『浄土真宗法華宗最終決戦』と位置づけることで全畿内門徒結集促して、この戦い大きく盛り上げたのである同年6月15日7月17日)、10万一説には20と言われ本願寺門徒参戦戦況一変した一揆はいくつかの摂津国衆までも参加し膨れ上がった大軍河内入った飯盛山城攻めていた畠山義堯援軍三好一秀背後から一揆襲われて一秀は討死義堯南河内まで逃げるが石川道場自刃した。 一揆法主命のもと20日7月22日)には三好元長がいる堺南庄攻め寄せ包囲された元長は顕本寺自害した。元長と行動を共にしていた足利義維細川晴元捕縛され阿波国移され堺幕府消滅した。 ところが、一向一揆にとって法華宗象徴ともいうべき「仏敵三好元長との戦い終わって一揆軍蜂起は収まらず、法華宗以外の仏教宗派追放すべきだとする門徒の声は次第証如蓮淳による静止命令をも振り払っていった。 7月10日大和では守護格である興福寺同国内で戦国大名化しつつあった筒井順興越智利基を攻め滅ぼすべく奈良富商である橘屋主殿蔵屋兵衛雁金屋民部1万一揆指導し興福寺攻め寄せた。この攻撃興福寺菩提院方の恵心院阿弥陀院焼かれている。17日には本願寺にとっても縁がある大乗院蓮如幼少時修行の場所)にも攻め寄せたが、興福寺方に押し戻されている。それでもこの攻撃興福寺は主要伽藍一乗院大乗院院家17坊を残して数百にものぼる僧坊子院院家、さらに美麗第一称され東北院炎上した一揆春日大社にも攻め込んで宝蔵五箇屋を打ち破って略奪行った。他にも猿沢池春日大社の鹿もことごとく食い尽くされと言われている。一揆南下して23日越智氏籠る高取城攻撃始めたが、8月8日筒井氏越智氏十市遠治援軍によって一揆吉野撤退していった。この一件によりこの後本願寺面目失墜し奈良永代禁制受け入れざるを得なくなった

※この「畠山・三好討伐」の解説は、「享禄・天文の乱」の解説の一部です。
「畠山・三好討伐」を含む「享禄・天文の乱」の記事については、「享禄・天文の乱」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「畠山・三好討伐」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「畠山・三好討伐」の関連用語

畠山・三好討伐のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



畠山・三好討伐のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの享禄・天文の乱 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS