特別進学クラス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/21 03:20 UTC 版)
「プラスチック解体高校」の記事における「特別進学クラス」の解説
蔵田三成(くらた みつなり) よくできた兄・一誠に強いコンプレックスを抱く高校1年生。上にもう一人、姉・二葉がいたが幼い頃に病死している。周囲の人間に兄と比べられ、兄自身にも蔑まれていると感じていたことから劣等感が強く、人目を気にしすぎる面がある。兄への反発心から高校入学を機に家を出て、志度鉄甲、坂本良治とともに五色台寮で生活している。 古屋直視(ふるや なおみ) 中学時代は不登校、成績不良、クラスメイトへの暴行事件など学校きっての問題児として名を馳せた。が、蔵田一誠と出会ったことから勉強に打ち込むようになり、大段高校に入学。一誠に想いを寄せているが……。高校入学後もその破天荒ぶりは健在であり、クラスメイトの前で三成に堂々とキスをする、ノーブラで登校、半裸で廊下を疾走などたびたび周囲を驚かせた。自宅は大きな一軒家だが、母親以外の同居人がいる様子はないことから母子家庭と思われる。また、母親との関係は劣悪である。雰囲気が三成の姉・二葉に似ている。 志度鉄甲(しど てっこう) 一風変わった髪形、丸眼鏡が特徴。料理が得意であり、五色台寮の食事は志度が支度している。勉強が趣味であると言い切る変わり者。しかしながら思いやりの強い、好青年である。幼少時に母親が死去、父親が外に女を作って出て行ってしまったため、姉・アルミと2人で暮らしてきた。最終的には、大学院まで進学。都と2人で歩いていることから、付き合っているのかもしれないが、本編では触れられず。 町田都(まちだ みやこ) 独特の口調で話す、小柄な少女。絵の才能に恵まれているが、それが原因で中学時代はいじめに遭っていた。そのため学校嫌いに陥っていたが、直視たちと出会ったことから登校するようになる。卒業後は漫画家になった。初の連載作品は「プラスチック解体高校」。のちに『G戦場ヘヴンズドア』にて再登場する。 高砂サキ(たかさご サキ) 大柄な体と三白眼のせいで、後輩女子から告白されるような中学時代を送る。男勝りで気が強いと思われやすいが、わりと少女らしい繊細な心を持ち合わせている。男に守られなくても生きていけるよう学をつけようと、大段高校に入学した。古屋直視とは同じ中学の出身である。 坂本良治(さかもと りょうじ) 香川県出身、四人兄弟の長男。父親は行方不明であり、苦しい家庭で育った。作中でもアルバイトへ向かう描写が見られる。蔵田三成と同じ小学校に通っていたが、途中で転校していった。高校の入学式で再会し、つるむようになる。 蔵田一誠(くらた いっせい) 三成の兄であり、特別進学クラス担任。厳しい数学教師として振舞う傍ら、私立中学から賄賂を受け取り、裏口入学の手引きもしている。冷徹な人間と見られているが、古屋直視に目をかけ自宅で勉強させるなど意外な一面も。最後は田岡によって殺害されてしまう(ちなみに日本橋作品では唯一の、殺人による死者である)。
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