滝沢石器時代遺跡とは? わかりやすく解説

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瀧沢石器時代遺跡

名称: 瀧沢石器時代遺跡
ふりがな たきざわせっきじだいいせき
種別 史跡
種別2:
都道府県 群馬県
市区町村 渋川市
管理団体 渋川市(昭2・1130)
指定年月日 1927.04.08(昭和2.04.08)
指定基準 史1
特別指定年月日
追加指定年月日 平成16.02.27
解説文: 赤城山裾野ニ在リ 火山礫ノ下ナル土壤中ニ石器時代住居阯ト推定セラルヽモノ数ヶ所ヲ存ス何レモ中央ニ爐ヲ営ナリ
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史跡:  湯築城跡  滝山城跡  潜塚古墳  瀧沢石器時代遺跡  瀬田丘陵生産遺跡群  火箱岩洞窟  烏土塚古墳

瀧沢石器時代遺跡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/18 09:44 UTC 版)

瀧沢石器時代遺跡 出土品(渋川市赤城歴史資料館展示)
炉跡(『群馬県下国宝並指定史蹟名勝天然紀念物』掲載写真)。
瀧沢
石器時代
遺跡
位置図

瀧沢石器時代遺跡(たきざわせっきじだいいせき)は、群馬県渋川市赤城町滝沢に位置する縄文時代遺跡。国の史跡に指定されている。

概要

従来この地では、地表から土器石器が採取されていたが、1926年大正15年)春、畑地だった場所からが発見されたことがきっかけとなり発掘調査が行われた[1][2][3][4]。同年4月25日から内務省柴田常恵児玉九一が来県し、原田龍雄、豊国覚堂(県史蹟名勝天然記念物調査委員)、岩沢正作(同)らによって調査が行われた[5][3]

石鏃173点、石斧133点、岩版8点、長さ1メートル超のものを含む石棒石剣石皿、土器などが出土した[6][7]。土器は勝坂・阿玉台・加曾利E式など縄文中期を中心として前期から晩期に至るものが発見されている[2]。建物跡は4箇所発見された[2]

遺跡北方に滝沢湧玉という湧水があり、縄文人が生活水として利用したと考えられる[6][2][8]

1927年昭和2年)4月8日に国の史跡に指定された[9][10]

1926年の発掘後は埋め戻されていたが、1997年平成9年)度以降、発掘調査を行い、大規模な環状列石遺構の存在が確認され、2004年(平成16年)2月27日に史跡の追加指定が行われた[10]

出土遺物は渋川市赤城歴史資料館に収蔵・展示されている[2]

周辺

脚注

参考文献

  • 赤城村誌編纂委員会 編『赤城村誌』赤城村誌編纂委員会、1989年3月31日。 
  • 群馬県『群馬県下国宝並指定史蹟名勝天然紀念物』群馬県、1937年3月31日。doi:10.11501/1916628 
  • 群馬県史蹟名勝天然紀念物調査会『群馬県史蹟名勝天然紀念物調査報告』 第1輯、三明社、1929年12月25日。doi:10.11501/1119366 
  • 高橋, 城司「瀧沢石器時代遺跡調査雑記」『上毛及上毛人』第110号、上毛郷土史研究会、1926年6月1日、1-11頁、doi:10.11501/3567300 (要登録)
  • 横野村誌編纂委員会 編『横野村誌』横野村誌編纂委員会、1956年9月10日。doi:10.11501/3021255 (要登録)
  • 勢多郡横野村役場『横野村史蹟大観』勢多郡横野村役場、1934年11月5日。doi:10.11501/1235747 (要登録)

外部リンク

座標: 北緯36度30分47秒 東経139度02分26秒 / 北緯36.51306度 東経139.04056度 / 36.51306; 139.04056



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