水沢総合事務所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/04 14:46 UTC 版)
森村 あゆみ(もりむら あゆみ) 主人公。家出当初は19歳。生まれは地球で、父は森村コンツェルンの社長。幼い頃は気管支系の持病があり、静養の為田舎で暮らしていた。そこで見上げた星空が記憶にあった為か、家出ついでにあこがれていた宇宙へ飛び出すことになる。 家出後は火星に落ち着き、白猫のバタカップと暮らす。「通りすがりのレイディ」事件で左手の肘から先が義手になる。 「通りすがりのレイディ」事件で、火星の居住ドームに穴をあけたり、生放送中のTV番組を乗っ取るなど過激な一面を持つ。 終盤、喜怒哀楽や好悪の感情を他者と同調させることのできる超能力者であることが判明する。自身が周囲の人から好かれるのは能力のせいではないかと人間不信にも陥るが、最後はそれを乗り越え、生態系も思考系も異なる異星人とのコンタクトのため惑星αへと赴く。 山崎 太一郎(やまさき たいちろう) 出身は地球で、水沢所長の実弟。訳あって生まれてすぐに山崎家へ養子へ行った。 事務所一の腕の持ち主で、言った事は必ず実行できる優秀な人だが、ファッションセンスはかなりだらしない。どんなにいい服を着ても、それをだらしなく着崩すのが彼のモットーらしい。 幼少期には養父母や義姉、その配偶者から過剰(異常?)な愛情を受けて育ったため、年上の家族に対するトラウマがある。 水沢 良行(みずさわ よしゆき) 水沢総合事務所の所長であり、太一郎の実兄。生まれてすぐに別れた太一郎に妙に一方的な愛情を注いでいる。 チェスの火星チャンピオンで、3巻では麻子と結婚。 母子家庭で育っており、母親に楽をさせるため飛び級を繰り返すが、水沢総合事務所を設立して独立した直後に母親は他界してしまう。 水沢(旧姓:田崎) 麻子(みずさわ(たざき) あさこ) 事務所では主に事務とお茶くみ(所員一人一人の好みからその日の体調まで考慮して煎れてくれるため、とても美味しい)を担当するが、武道もたしなむ。 所長とは3巻で結婚、意外とお節介で新婚旅行先で知り合った女の子の家出騒ぎに協力する。高威力の「惑星間のろけ攻撃」が使える。 熊谷 正浩(くまがい まさひろ) 通称熊さん。事務所の所員。一番の年長者で、妻子持ち。昔は企業に勤めていたが派閥争いが肌に合わず退職、弟が所長の友人だった為事務所に勤める。 武道もできるが、もっぱら捕まえた相手に説教を垂れるのを主としている。 中谷 広明(なかたに ひろあき) 事務所の所員。唯一のあゆみの同期。情報屋で、ある程度時間があれば必要な情報をどこからともなく調達してくる。 実はあゆみに思いをよせていたが、あゆみ以外にはバレバレだった。 階段がある限りどんな高層階であろうともエレベーターを一切使わない主義の持ち主。 バタカップ あゆみの飼い猫で白いメス。意味はきんぽうげ。一人暮らしが寂しいからと飼い始めたが、「通りすがりのレイディ」事件で殺し屋を3人程顔中引っ掻き回して捕まえた功績を買われ、非常勤扱いで事務所の職員となる。 かなり気が強く、惑星αでは数少ないペットの中でボスとなる。あゆみによれば、鳥だけでなく犬ですら彼女を見ると逃げ出すらしい。太一郎や他のメンバーに言わせるとあゆみに似たようだ。
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