株式会社 月影ファイナンス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/18 05:15 UTC 版)
「ダブル・フェイス」の記事における「株式会社 月影ファイナンス」の解説
都心に店舗を構える、堅実経営が謳い文句の消費者金融会社。表向きは月影グループ傘下となっている。ただ、その背後関係は要として知れず、社員の間でも様々な噂が囁かれている。 小泉 じゅん(こいずみ -) 本作のヒロイン。窓口嬢。天然ボケで騙されやすい性格故に「日本一騙されやすい女」と言われているが、昔は大手金融機関のシステム部門でソフトウェア開発に携わっていたこともあり、ハッキングで犯罪に使用されたPCの位置を特定するなど情報処理関連に強く、独力で会社の業務システムをバージョンアップしている。純真過ぎて他愛なく騙されることから、春居のネタにいつも一人拍手喝采。反面、直感や観察力が鋭く、どうにも利益優先とは言い難い『月影ファイナンス』を怪しみ、そのバックを知りたがっているが、その度春居にはぐらかされている。カエル好きで携帯電話の待ち受け画像もペットの「ベルちゃん(ベルツノガエル)」。 巣鴨(すがも) 店長。近辺の同業者や春居を初めとする社員の成績・性格にストレスを感じ続け、脱毛を気にしているが、実は春居の部下であり、支店の中で唯一春居=Dr.WHOOがオーナーであることを知る人物。古くから街金業界で生きてきただけに業界に詳しく顔も広いが、自身の生活さえ安寧なら多くは望まないタイプでもあるため、必ずしも利益優先では無い会社に居心地の良さを感じて居る様子。難しい客には自ら応対し、自己裁量で融資するなど、「客あってこその商売」を身を以って示している。 赤坂(あかさか) 大柄で太め、短足で声が大きく威張りん坊。強くて渋い男に憧れているが、零細金融の店長代理が精一杯。しかし金融マンならではの特技を持つ。女性関係にはマメで、しばしば風俗関係の客も多い『月影ファイナンス』では彼女らの巻き込まれたトラブルに介入し、裏技ともいえる様々な手管を駆使して借金を完済できるよう心掛けている。そのドスの利いた風体でヤクザ絡みのトラブルでも一歩も引かない所は、女性客からも信頼されていて、「年季の入ったお姉さん」客にファンも多い様子。 青山 ネネ(あおやま ねね) 窓口嬢。茶髪と口ぼくろが特徴。勝気な性格で、白黒はっきり付ける姉御肌。金融業界や社内の事情に精通する他、なぜか手品にも詳しい。ギャンブル好きで、会社でも競馬新聞と赤鉛筆を手放した事がない等、やや金銭面でクリーンさに欠けるが、実は結構真面目で貯蓄が凄いらしい。幼少時のトラウマの反動から、男勝りでオヤジ臭い言動があり、滞納客にべらんめえ口調で啖呵を切る事もあるが、勤務態度はそれなりに良い。 茅場 頂一(かやば ちょういち) 小柄で出っ歯、几帳面でこざっぱりした恰好をしている。ネットオークションが最大の趣味かつ支出源で、そのためには大枚の金を平気ではたくなど、独身貴族でややオタク気質な所がある。インターネット上の方々とのコミュニティにも顔が利き、噂や口コミ情報の収集が得意。洋菓子にも詳しく、営業周りついでの名店巡りも好き。業務面では着々と数をこなすタイプで、先輩である赤阪には頭が上がらないながら、業務態度は真面目で堅実と、金融業営業マンとしての誇りを持っている様子。
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