東都生物工学研究所
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「機動警察パトレイバーの登場人物」の記事における「東都生物工学研究所」の解説
栗栖 敏郎(くりす としろう) 声 - 穂積隆信 東都生物工学研究所(劇場版では東都生物医学研究所)所長。61歳。 持病があり薬を服用している。ニシワキセル研究の第一人者であり、西脇博士とは南極探検や研究所設立を共に行っている。廃棄物13号に深く関わっているが、岬冴子の手によってヒトがん細胞が組み込まれたことは関知していなかった。 13号の正体が警察に露見した際には、13号を抹殺するために細胞の自己崩壊を起こすウイルスを作成する。その後、漫画版では研究資料を米軍に回収された上に冴子の廃棄物13号を庇う行動に心身共に疲弊して倒れ、以後は入院状態が続く。劇場版3ではウイルスを石原一佐に手渡した後、海外へのチケットを渡されて暗に身を隠すよう促される。 西脇 冴子(にしわき さえこ) 声 - 田中敦子 東都生物工学研究所主任研究員。 ニシワキ・セルを発見した西脇順一博士の娘。漫画版および劇場版3に登場。 漫画版では、廃棄物シリーズの研究の功績が、元々は父・順一のものであることから、生き延びた廃棄物13号に強いこだわりを持ち、その命を助けようと奮闘するが、ケガが原因で記憶喪失となり、しばらく後に失踪する。 劇場版3では、東京都武蔵野市出身で世田谷区のマンションに住んでいる。色白で長い髪の美人。研究所に主任として勤務する傍ら、アルバイトで大学の講師も務めている。同じ研究室に所属していた岬晃一と結婚し娘を儲けたが、夫とは3年前に事故で死別し、娘も病死している。娘に対して異常なほど執着しており、娘の癌細胞とニシワキセルの合成生物13号を育成する。秦に対し好意と信頼を寄せており、娘のビデオテープを託す。 冴子の最後については、中々決定されずスタッフ内で割れたとされる。特に出渕裕が記憶喪失になる案を押し、初校では重傷を負うものの生存する最後となっていた。 また原作では父への想いによる復讐心や研究者としての好奇心が事件に関与する最大の要因だが、本作品では娘への執着のみに集約されており、行動範囲の面でも差がある。原作では廃棄物シリーズの研究を巡り研究所と対立したり全面的な発表にすら踏み切ろうとしていたが、本作品では栗栖に13号への関与を指摘されると雲隠れするなど消極的で薄幸のヒロインとしての側面が強い。 宮ノ森 静夫(みやのもり しずお) 声 - 拡森信吾 東都生物工学研究所研究員。 漫画版および劇場版3に登場。漫画版では、特車二課に匿名で忠告の電話をかけるなど、比較的協力的な姿勢を見せる。 劇場版3では、廃棄物13号について岬冴子に指示を出したり、墜落した航空機が積んでいた貨物の納入先であるダミー会社のオーナーであったりと一連の陰謀に深く関わっている。 西脇 順一(にしわき じゅんいち) 元東都生物工学研究所第一研究室室長。 冴子の父。廃棄物シリーズの基礎となるニシワキ・セルを発見する。漫画版および劇場版3において言及される。漫画版では癌による病死、劇場版では事故死をしたとされている。 岬 一美 声 - 鈴木里彩 冴子の娘。父親が事故死した後、半年も経たないうちに小児性の癌で入院するが、6歳で他界。彼女の細胞の一部はサンプルとして母親冴子の手に残された。
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