廃棄物13号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 23:48 UTC 版)
「WXIII 機動警察パトレイバー」の記事における「廃棄物13号」の解説
本作品に登場する全長約20メートルの巨大な怪物で、別名ベイカーズ・ダズン。ニシワキセルに冴子の娘・一美の癌細胞を組み込んで生まれた人工生物で、冴子からは「あの子」と呼ばれる。強靭な生命力と狂暴な捕食性を持ち、光を嫌う性質がある他、とある超音波に反応し、シャフト製のレイバー用超伝導モーターやレコードなどに引き寄せられる。劇中、セイレーンIIの外装を着込んで鎧のように扱うシーンがあり、知能は高いと目されている。 頭部に2本の触手があり先端に(暗がりでのみ)発光する球体が付いている。これを利用し獲物などを判別する仕草があるが、基本的には聴覚に頼った行動を取る。幼生体時は前脚を使い移動し、後脚は未成熟だが成長体となってからは立ち上がることも可能なほど発達する。太く長い尾の先は手のような形状になっており、物を掴むことが可能である。また口元が特徴的で、歯には門歯・犬歯など哺乳類のような区別があり、歯並びなども人間的。最終局面では、胸部に乳房らしき器官が見られ、人間の細胞が使われていることが強調された。原作では甲殻類のような外皮で多脚。爬虫類のような複眼と歯を持ち、触手も数本ある。 13号が特殊な超音波に反応する設定について、脚本のとり・みきによれば、山下達郎のラジオで聞いたレコードとCDの違いや、『ウルトラQ』に登場する怪獣ラゴンの設定などから着想を得ている。
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